はじめに
次世代通信システム『5G』という言葉を見聞きしたことがある方は、多いのではないでしょうか?
しかし、実際に、5Gとは何か?について、詳しく把握している方は少ないでしょう。
そこで今回は、5Gとは何か?5Gの普及で社会がどう変わるのか?について詳しく紹介していきます。
5Gとは?
5Gとは【第5世代移動通信システム】のことです。
みなさんが保有しているスマートフォンなどの画面上部には、4Gとの記載があるのではないでしょうか?
地域によっては一部3Gとなりますが、ほとんどの地域で4Gと表示されているはずです。
4Gとは【第4世代移動通信システム】のことであり、5Gの先輩のような存在です。
そもそも、携帯電話が普及し始めた1990年代にさかのぼれば、2Gが主流でした。
2Gとは【第2世代移動通信システム】のことですが、聞いたことがない方も多いかもしれませんね。
1990年代の携帯電話普及率は、50%にも満たしていませんでした。
現在のスマートフォン普及率は、85%を超えています。
ガラケー(ガラパゴス携帯)の保有者を含めれば、96%超にもなります。
日本国民のほとんどの人が、携帯電話やスマートフォンを保有しているんですね。
そして、時代とともに変化し続ける通信システム。
1990年代は2Gだったと言いましたが、さらにさかのぼれば1G(第1世代移動通信システム)でした。
1Gから2Gに変わり、3Gになり、LTE(3.9G)を経由し現在の4Gとなりました。
恐らく、3G時代の携帯電話を保有していた方は多いのではないでしょうか。
実際に3Gが普及し始めた2000年代には、携帯電話普及率が大幅に増加しています。
3Gの携帯電話を使用していた方は、3Gから4Gへ変わったときに『通信速度が速くなった』と感じたのではないでしょうか。
そして今回、4Gから5Gへ変更となるのですから、通信速度が現在よりも格段に速くなります(現在の20倍になると言われている)。
ひとつ例をあげるとすれば、2時間程度の映画のダウンロードに要する時間。
4Gであれば映画をダウンロードするのに5分から10分程度かかってしまいます。
一方で5Gは、3秒から10秒程度でダウンロードが可能になると言われています。
とにかく通信速度が速い5Gによって、これからの社会がどのように変化していくのかについても見ていきましょう。
5Gで社会はどう変わる?
先程までは、5Gとは何か?について紹介する上で、スマートフォン使用をメインに紹介しました。
しかし、5Gの普及によって、スマートフォンのみではなく、生活が変化するようになると言われています。
例えば、スポーツ観戦です。
通信速度の速い5Gを利用することで、4Kや8Kといった高画質な映像をリアルタイムで視聴できるようになります。
ちなみにNTTドコモでは、昨年に行われたラグビーワールドカップをパブリックビューイング形式で5Gリリースしていました。
そして、5Gによって自動車の自動運転化が主流になるのではないかとも言われています。
車の自動運転は、リアルタイムでさまざまな状況を把握し、自動車を動かさなければいけません。
もし、タイムラグが発生してしまえば、人の生命にも関わるような事故が起きてしまうことでしょう。
5Gのような通信速度の速いシステムを利用することで、自動運転が普及していくという見方が強まっています。
まとめ
今回は、5Gとは何か?について紹介してきました。
5Gが普及することで、現在よりももっと生活が豊かになっていくことでしょう。
臨場感溢れるスポーツ観戦を自宅で楽しめたり、遠出もらくらく自動運転になったり。
5Gが当たり前になる時期は、もう少し先ですが、大手携帯会社3社はいつ頃から5Gサービスを提供するのでしょうか。
大手携帯会社3社は2019年からプレスリリースを開始していました。
そして、2020年春には本格的にサービスを開始し、2024年度末には、基盤展開率90%超を目指すそうです。