新型コロナウイルスで売り上げが伸びた業種とは?コロナ禍で話題になった3つの業種

はじめに

新型コロナウイルスの影響で多くの業種に影響が出ています。
帝国データバンクの2020年8月20日段階の情報では、飲食業を先頭に、宿泊業や小売店などにコロナ倒産が多く見られる状況です。
新型コロナウイルスの影響で日本の会社は打撃を受けたという印象があるのではないでしょうか。

しかし、打撃を受けた会社だけではありません。
中には新型コロナウイルス禍の中で業績・売上を伸ばした業種があるのです。
コロナ禍の中で売り上げや業績が伸びた3つの業種をご紹介します。

新型コロナウイルスで業績・売り上げが伸びた3つの業種

新型コロナウイルスと日本経済関係のニュースでは、会社へのマイナスの影響が取り上げられがちです。
多くの会社が新型コロナの影響を受けた以上、仕方のないことかもしれません。
ただ、中には新型コロナの中、予想外の業績・売り上げを出している業種があるのです。
メディアではあまり取り上げられない、プラス成長を遂げたと言われている3つの業種を見てみましょう。

売り上げが伸びた業界①ゲーム業界

新型コロナウイルスの影響で外出できず、自宅でゲームなどを楽しんでいた人が多いようです。
任天堂のゲーム機「ニンテンドースイッチ」がゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」の大ヒットで品薄になったニュースは有名ではないでしょうか。

自粛のため、自宅にいる。
自宅でゲームでもしよう。
そのためにゲーム機を買おう。
このような流れで、新型コロナウイルスが猛威を振るう中、ゲーム業界の中でも任天堂は特に売り上げを伸ばしました。

任天堂が2020年8月6日に発表した決算では、2020年4~6月の純利益が前年同期の6.4倍という結果です。
ゲーム業界のすべての会社が売り上げ・業績を伸ばしたわけではありませんが、任天堂のように新型コロナウイルスが流行する中でも大きな伸びを見せた会社もあるのです。

売り上げが伸びた業界②PC周辺機器業界

家電量販店やネット通販サイトからPCで使えるカメラの在庫が消えてしまったことは有名です。
新型コロナウイルスの影響で在宅ワークを取り入れる会社が急に増えてしまい、在宅での仕事や会議に使えるPC周辺機器の需要が高まりました。
そのため、在宅ワークに切り替える会社や急に在宅で仕事をすることになった人たちが、通販サイトや家電量販店のWebカメラをはじめとしたPC周辺機器を一気に購入したのだとか。
一気に需要が高まったため、一部のネット通販サイトではWebカメラなどの価格も高騰しました。

新型コロナウイルスの影響により売り上げを伸ばした業種としては、在宅ワークや自宅待機の影響による需要が高まったPC周辺機器業界があります。

売り上げが伸びた業界③飲食業界

飲食業界は倒産も多く、一見すると業界全体が売り上げや業績を落としているのではないかと思うかもしれません。
実は、お店や会社によっては、新型コロナウイルス流行の中でも売り上げが伸びていると言われているのです。

新型コロナ禍によって自粛の風潮が高まっているため、お店で飲食する機会は減ります。
しかし、飲食自体は人間にとって必要なもの。
飲食店で飲み食いすることはなくなっても、自宅で「宅飲み」などをする人はいます。
自宅で飲食するときは、デリバリー系の飲食サービスが便利です。

飲食業界全体では倒産する会社や大幅に売り上げを下げる会社、廃業を選択する会社などがあります。
しかし、飲食業界の中でもデリバリーに対応している会社は逆にビジネスチャンスととらえた会社もあったようです。
飲食店が簡単にデリバリーを始められるアプリなども登場しています。

まとめ

新型コロナウイルス禍では会社の倒産が取りざたされる機会が多いのですが、中には売り上げや業績を伸ばした業種や会社もあります。
もちろん、その業種すべての会社が売り上げや業績をアップさせたわけではありませんが、新型コロナのニュースで先行きが見えないと言われるなか、プラスに転じているケースもあるのだと、注目したい情報ではないでしょうか。

他にも新型コロナウイルスでプラスの影響を受けた会社などは、探すと出てくることでしょう。
今後の経済や投資などを考える上で、チェックしてみると面白いかもしれません。

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