長期保有するなら「アクティブ運用」と「パッシブ運用」どちらが良いのか?両者のメリットとデメリットを改めて考える

はじめに

投資信託には「アクティブ運用」と「パッシブ(インデックス)運用」2つの運用方法があり、それぞれリターンの狙いや運用時にかかる手数料に違いがあり、メリットやデメリットが存在します。両方の違いを把握して、ご自分の運用目標に合わせてどちらを選択するのがふさわしいか参考になるよう、概要とメリット・デメリットについてご紹介します。

アクティブ運用とは?

まず、アクティブ運用とは目安となる指数やベンチマークを上回る成績を収められるよう積極的にキャピタルゲイン(売買益)を狙いに行く運用スタイルのことで、日本株のみで運用する投資信託の場合は日本株を代表する日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)をベンチマークとしてそれを上回る成績を目指します。

また、一定のシステムやコンピューターを使わず、ファンドマネージャーの力量が問われる「人間の判断」による運用が行われます。ファンドがアクティブ運用かどうか判断するには目論見書にその旨が記載されているか確認しましょう。

パッシブ(インデックス)運用とは?

一方、パッシブ(インデックス)運用は日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)をベンチマークとしてそれに連動する運用成果を目指す運用スタイルのことを指しています。

一般的にパッシブ運用は、インデックス・ファンドやETFなどの運用手法として有名。アクティブ運用と比較するとシステムなどによってある程度オートマチック化された、並程度のパフォーマンスを目指す堅実な運用が行われます。

3.アクティブ運用のメリットとデメリット

アクティブ運用のメリットは腕利きのファンドマネージャーがいる場合、多大なキャピタルゲインによって短期間でも充分な利益を受け取ることが期待できます。反対に、ファンドマネージャーによって運用成績が悪ければ利益が少ないだけでなく大損を被ってしまう可能性があります。

デメリットは上記の様にリスクがある点と手数料が割高な点が挙げられます。当然、腕利きのファンドマネージャーを雇って運用を行う信託会社は高い人件費と売買コストをかけて運用しているため必要経費として割り切る必要があるでしょう。

こちらは、これから資産形成していく上で短期間で成果を上げたいと考えている投資家の方は優秀なファンドマネージャーがいれば検討して頂きたい運用方法です。

4.パッシブ(インデックス)運用のメリットとデメリット

パッシブ運用は良くも悪くもベンチマークに連動しているので、ベンチマークが上昇すれば利益は増えベンチマークが下がれば利益も下がります。

しかし、アクティブ運用に比べてコストが安くファンドマネージャーの腕に結果が左右されないといったメリットがあります。デメリットはやはり短期間で大きな利益は期待できず、大儲けということはまずありません。

しかし、パッシブ(インデックス)運用は、数十年の長いスパンで投資信託を行っていく上でキャピタルゲインは少ないものの、複利効果によって資産が確実に増えていく方法なので堅実な運用結果が得られるでしょう。

5.アクティブ運用とパッシブ(インデックス)運用のトレンド

これは運用目標や投資信託会社の実績・金融市場によって左右されるので一概にどちらとは言えませんが、
過去のデータからは1年の運用でファンドマネージャーが運用するアクティブ運用がパッシブ(インデックス)運用よりも良い成績を出すのは全体の30%ほどと言われています。

また、アメリカの金融・マーケット・市場情報を発信サイト「Bloomberg」によると、現在のペースで低コストのインデックス・ファンドに資金流入が続き
ベンチマークを上回れないアクティブ運用ファンドが増えた結果、米国籍の債券ファンドを追加した場合、パッシブ(インデックス)投資はアクティブ投資を2020年に上回ると予測しています。

まとめ

現在では、キャピタルゲインの大きいアクティブ運用と、コストの安いパッシブ(インデックス)運用の両方は長期的な資産形成を目指す上で後者の方が安定的に運用できるという事になるでしょう。

しかし、これは時代によって異なる結果をもたらすと予測できますので経済・金融・市場マーケットの動向を見ながら両方の運用を検討し状況に合わせた判断が必要不可欠と言えます。

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