2026
09/07
不動産 不動産投資 一棟不動産 物件管理

はじめに

皆さん、こんにちは。株式会社ウェルス・パートナー代表の世古口です。
今回のテーマは、「アプリを使った手間いらずの一棟不動産物件管理戦略」です。

世古口「今回は、購入した不動産の物件管理について、当社の不動産投資アドバイザーである中武とともにお伝えします。最近は、アプリを使った物件管理が増えていると聞きますが、実情はどうでしょうか。」

中武「アプリの機能進化に伴って、アプリでの管理を提案する管理会社が増えてきています。実際にオーナー様からも『管理が楽になった』という声をよく伺います。世古口さんも実際にアプリを使われていると思いますが、使い勝手はいかがですか。」

世古口「実際に使ってみると、とても便利で、物件管理にかかる手間やストレスがかなり少ないと感じています。私は実際にアプリを使って複数物件を管理しているので、今回はユーザー目線での使いやすさをお伝えしていきます。

一方で、中武さんはアプリ管理と従来のアナログ管理のお客様を両方見ているので、それぞれの違いという観点からお話しできると思います。ぜひ、参考にしていただければ幸いです。」

本記事の内容は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の推奨や投資成果を保証するものではありません。実際の投資判断にあたっては、ご自身の資産状況やリスク許容度を踏まえた慎重な検討が必要です。

アプリによる収支データ管理のメリット

世古口「まず大事なのは、物件ごとの収入・支出の管理です。こちらは、私が保有している1棟目の物件の2026年の月ごとの収支表です。」

世古口「1月~7月までの賃料や共益費などの収入(上)と、光熱費やクリーニング代、業務管理費、管理委託費などの支出(下)が一覧で表示され、収支合計が出ています。この収支合計がそのままオーナーである私への送金額になります。

毎月、振込日が決まっており、銀行口座を確認する必要はありますが、この表を見れば収支が一目瞭然でわかります。さらに詳細なデータを見る場合は、月毎に見ることも可能です。私の場合は、こちらの1年間の収支データを見て管理していくことが多いです。」

中武「とても便利ですね。」

世古口「はい。『この月はクリーニング代や修繕が多くて収支が減ったな』といった月ごとの変化も見やすくなっています。」

中武「こちらの表は一覧になっているので見やすいですが、一般的な管理会社の場合、年間の収支表を送ってくれるケースはあまりありません。毎月、メールや郵送で送られてくる収支報告書を確認する形になります。このようにWebやアプリでいつでも一覧で見られるのは、安心感に繋がるのではないでしょうか。

アナログな管理会社の場合、改めて年間収支表を作ってもらうよう依頼してようやく出てくる形になります。」

世古口「こちらは、Webのページです。スマホアプリでも同じ画面をいつでも確認できるので、最新の技術を使った物件管理方法だと思います。」

世古口「こちらが2棟目の物件の収支管理表です。5月に決済し、6月から収支が発生しています。この収支データが毎年続いていくので、将来的に売却を検討する際も過去の収支が簡単に確認できるので、トータルの利益計算や売却価格のシミュレーションにも役立ちます。過去のデータが蓄積されていくのもアプリ管理の魅力といえます。」

「確認リスト」で解約・修繕・募集のやり取りを効率化

世古口「次に重要なのが、退去があった際の解約手続き、新規募集条件の確認、給湯器故障などの修繕連絡、定期巡回の報告などです。私が使っているアプリには『確認リスト』という機能があり、管理会社から確認が必要な連絡が届くと、LINEのように通知が来ます。」

世古口「アプリを開くと、定期巡回の完了報告や原状回復の修繕報告、新規募集条件の提案などが一覧化されています。管理会社は3ヶ月に1回程度、定期点検を実施しており、修繕を行った場合は掛かった費用についても報告がありますし、原状回復の修繕に関しても同様の報告があります。

新規募集条件の提案については、特に条件に問題がなければ『承諾』ボタンを押すだけで完了します。家賃などについて希望があれば、条件を変更してもらうこともできます。自宅に居ながら確認・承認ができるので、全くストレスがないという感想です。管理会社と個別にやり取りする場合と比べても、手間が少ないと感じています。」

中武「そうですね。メールの場合、過去のやり取りを遡るのが大変だったり、承認漏れ・返信漏れが発生しやすかったりしますが、その点、このように確認事項がリスト化されていれば、確認の見落としは少なくなり、管理がかなり楽になりますね。

アプリを使わない場合、電話やメール、一部は紙の郵送で点検報告を行う会社もあります。それらと比べると、オーナー側の負担はかなり軽減されると思います。」

世古口「実は、私も区分マンションをいくつか保有していますが、そちらはアプリ管理ではないので、給湯器が壊れた時などに電話の行き違いがあったり、メールでのやり取りに返信する手間がかかったりするため、コミュニケーションコストは高くなるという印象です。」

中武「実際に、一棟マンションと区分マンションのコミュニケーションコストを比較するとどうでしょうか。」

世古口「区分マンションは4部屋なので、それほどストレスは感じません。一方、一棟マンション2棟については、部屋数が20部屋弱ありますが、アプリで管理をしているのでかなり管理が楽です。」

中武「それだけ差があるんですね。複数棟保有する場合は、このような管理方法を活用するのも一つの選択肢としてはオススメです。」

世古口「便利な時代になったと実感しています。こうした便利ツールは積極的に活用していった方がいいと思います。しかも、アプリ管理を導入しても、オーナー側のコストが増えるわけではありませんよね。」

中武「はい。金銭的な面ではほとんど変わりません。むしろ安くなっているくらいです。」

世古口「アプリを活用することで、私たちオーナー側の管理コストが上がるわけではなく、管理会社側も業務を効率化できます。そういう意味では、まさにWin-Winの関係といえるのではないでしょうか。

また、アプリ上にはチャット機能もあるので、個別の連絡もアプリ内でタイムリーに完結します。このアプリは、ほとんどの不動産管理が完結する便利アイテムといえるでしょう。」

まとめ

最後に、今回のテーマである「アプリを使った手間いらずの一棟不動産物件管理戦略」のポイントをまとめます。

ポイント1)アプリ活用で電話やメールでのやりとりを効率化

世古口「私がこの2棟を保有して1年数ヶ月になりますが、その間、管理会社から電話があったのは、突発的な配管詰まりの修繕費用(10万円前後)の許可を取るための1度だけでした。それ以外は電話もメールもありません。今後もメールや電話でのやり取りはほぼないのではないかと考えています。」

中武「メールや電話の場合、コミュニケーションのストレスを感じる方は少なからずいらっしゃいます。その点がスムーズにできるので画期的なツールといえるのではないでしょうか。」

世古口「特に30代、40代、50代など、ビジネスにおいて電話やメールを使う機会が以前より減っている世代には、アプリによる管理の方が楽だと思います。」

ポイント2)雑事や面倒事は管理会社が代行してくれる

世古口「不動産投資は面倒なことが多いと思われがちですが、実務のほとんどは管理会社が対応してくれます。そのため、オーナー自身が面倒なことに巻き込まれるようなことは、あまり考えられません。」

中武「昔のような大家さんによる自主管理スタイルは最近では少なくなっています。当社のお客様にとっても、その形よりも、プロにお任せする方法の方が適していると考えています。」

世古口「私自身、区分マンションや一棟マンションを含めて、購入後に物件を見に行ったことは一度もありません。それくらい管理会社に任せられるので、今のところ大きなストレスは感じていません。」

ポイント3)2棟保有していても手間やストレスを抑えられる

世古口「これは私自身の率直な感想ですが、一棟不動産を1年数ヶ月保有して運用しているなかで、今のところ手間やストレスを全くといっていいほど感じていません。このアプリと管理会社を活用することで、物件を保有すること自体の負担はかなり抑えられていると思います。」

ポイント4)多忙かつ複数物件を保有する富裕層には、効率的な管理方法

世古口「現役の経営者や上場企業オーナーの方、また複数物件を保有される富裕層の方には、特にオススメのツールです。いかがでしょうか。」

中武「はい、大変便利だと思います。最近はこのような管理アプリを導入する企業が増えており、全国で70社〜100社ほどが導入しているようです。当社でも、これまでの経験上、知っている管理会社をご紹介できますし、当社経由でご紹介した方がその後のやり取りもスムーズかと思います。アプリを活用して効率的に管理していくのは、不動産投資において重要な視点といえます。」

世古口「1物件でも便利ですが、2物件、3物件と保有する物件数が増えれば増えるほど、管理の効率化によるメリットは大きくなります。複数物件をご検討の富裕層の方は、選択肢の一つとしてぜひ活用してみてはいかがでしょうか。」

中武「購入後の管理に不安を感じている方や、初めて不動産投資をされる方であっても、現在はこのようにオーナーの負担を抑えながら管理できる体制が整っています。物件の購入に限らず、購入後の管理まで含めた不動産投資を検討されている方は、ぜひお気軽にご相談いただければと思います。」

本日は「アプリを使った手間いらずの一棟不動産物件管理戦略」という内容でお届けしました。

当社ウェルス・パートナーは、資産全体から逆算する、伴走型の不動産投資コンサルティングを行っております。
ご相談は無料です。ぜひお気軽にお申し込みください。

本記事の著者

世古口俊介
世古口俊介 代表取締役
プロフィール
2005年4月に日興コーディアル証券(現・SMBC日興証券)に新卒で入社し、プライベート・バンキング本部にて富裕層向けの証券営業に従事。その後、三菱UFJメリルリンチPB証券(現・三菱UFJモルガンスタンレーPB証券)を経て2009年8月、クレディ・スイスのプライベートバンキング本部の立ち上げに参画し、同社の成長に貢献。同社同部門のプライベートバンカーとして、最年少でヴァイス・プレジデントに昇格、2016年5月に退職。2016年10月に株式会社ウェルス・パートナーを設立し、代表に就任。超富裕層のコンサルティングを行い1人での最高預かり残高は400億円。書籍出版や各種メディアへの寄稿、登録者20万人超のYouTubeチャンネル「世古口俊介の資産運用アカデミー」での情報発信を通じて日本人の資産形成に貢献。医師向けサイトm3.comのDoctors LIFESTYLEマネー部門の連載ランキング人気1位。
当社での役割
超富裕層顧客の資産配分と税務の最適化提案。
特に上場会社創業者の複雑な相続対策や優良未上場企業の組織再編に注力。
同社の代表として書籍の出版や日本経済新聞、週刊東洋経済、ZUUonlineなど各種メディアへの寄稿、投資教育普及のために子供向けの投資ワークショップなどを開催。

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