
こんにちは。株式会社ウェルス・パートナー代表の世古口です。
今回は、2025年11月11日に私が執筆した新著『富裕層が実践する資産運用のすべて』について紹介をしていきたいと思います。
こちらの書籍は富裕層の方の資産運用について網羅的にまとめた内容になっています。
今回は新著の出版タイミングでもありますので、
- 『富裕層が実践する資産運用のすべて』をどのような動機で出版したのか
- 新著がおすすめの方
- 新著のこだわりポイント
について分かりやすく内容をお伝えさせていただくことにより、新著を読んでいただくきっかけや資産運用の参考にしていただければと思います。
今回の内容についてはYouTubeチャンネル『世古口俊介の資産運用アカデミー』でもご視聴いただけます。
目次
新著『富裕層が実践する資産運用のすべて』の紹介
まずは新著『富裕層が実践する資産運用のすべて』がどういう内容なのかをざっくりと説明できればと思います。

本の表紙は上の画像の左側のイラストがイメージになっています。
私がこの本を書こうと思った動機
まず私が新著を書こうと思った動機は3つあります。
- 富裕層の方の資産運用を網羅した実践的な内容の本が世の中にないなと感じたから
- 富裕層のお客様方から「こういう本が欲しい」というリアルな声をたくさんいただいたから
- 私の人生の節目の区切り(富裕層の方の資産運用一筋20年)として集大成のような本が作れたらいいなと思ったから
富裕層の方の資産運用に関しては、株式や債券、不動産だけという書籍は結構あるのですが、もっと資産全体をどうするかという方向性や金融資産・実物資産・不動産その他税務戦略など富裕層の方にとって大事な要素すべてをまとめた網羅的な内容の本がありません。あとは勉強的な本が多いなと思いました。
もっと実践的で実務的な、読んだらすぐに使える本が世の中になかったので、本を書いたら多くの方の役に立つのではないか、書いたら需要が高いのではないかと思いました。これが1つ目の動機です。
2つ目の動機は、富裕層の方に「こういう本が欲しい」というリアルな声をたくさんいただいたからです。
最後の3つ目が、富裕層の資産運用一筋20年の私の人生の集大成、節目ということで、1つの区切りとして、今までやってきた富裕層の方の資産運用をすべてまとめて凝縮した人生の集大成みたいな本を作れたらいいなと思いました。これも動機の1つになっています。
新著がオススメの方
新著がオススメできる読者層の方は、主に4つです。
- 保有純資産数億円以上の富裕層の方
- 資産運用の全体的な方針に悩んでいる方
- 投資経験が少ない初心者の方
- 金融、実物、税務の戦略に悩んでいる方
保有純資産数億円以上の富裕層の方
保有純資産数億円以上の富裕層の方にオススメです。
富裕層の方の資産運用についてかなり詳しく書いていますので、富裕層でない方より富裕層の方の方がご自身のことのように考えて読めるのではないかと思います。富裕層の方であればあるほどオススメできる書籍です。
資産運用の全体的な方針に悩んでいる方
資産運用の全体的な方針に悩んでいる方にもオススメです。
単品で債券で運用したいと決まっている方であれば前著のような米ドル債券の本を読む方がいいと思います。今回の本はかなり全体的な戦略から金融、実物、税務みたいな形で大きな資産の配分をどうするかというところが大きなテーマになっています。
個別で債券や不動産に投資したいと決まっている方より、全体的にどう運用していくのが最適なのか全体方針に悩んでいる方に特に読んでいただきたい本です。
投資経験が少ない初心者の方
投資経験が少ない初心者の方にもオススメです。
資産運用にすごく詳しくて何でも分かりますという方よりは、今まで資産運用したことがほとんどないという方、ネット証券でオルカンをちょっと買ったことのある方、NISAをやったことがある経験が少ない方、こういった方でも分かりやすく読めるような内容になっています。
資産運用は凄く難しいイメージがあるかと思いますが、そういう方でも取っ付きやすいようにあえて難しい言葉を使わず理解できる内容の本になっています。なので、特に初心者の方に読んでいただきたいと思っています。
金融、実物、税務の戦略に悩んでいる方
金融、実物、税務の戦略に悩んでいる方にもオススメします。
これは特に資産全体の方針というより、金融資産の運用をどうしようか、不動産は実物のところをどうしようか、税務・相続対策をどうしようかというふうにポイントの戦略で悩んでいる方にもオススメできるのではないかと思います。
全体の戦略が一番大きなテーマではありますが、金融・実物・税務もそれぞれかなり詳しく書かせていただきました。かなり実践的な内容にもなっています。それぞれのポイントで悩んでいる方にとっても凄く参考になる書籍かなと思います。
新著のこだわりポイント
新著のこだわりポイントは4つあります。
- 資産配分から金融資産、実物資産、税務戦略、実例まで富裕層の資産運用の中核を網羅している
- 富裕層の方が本当に実践している最新の投資戦略を紹介している
- 読んだ日からすぐに使える実用性の高さ
- 分かりやすい言葉で要点を押さえて説明している
富裕層の資産運用の中核を網羅
1つ目は資産配分から金融資産、実物資産、税務戦略、実例まで富裕層の資産運用の中核を網羅している点です。
今回の新著については、網羅性はかなりこだわって作ったポイントかなと思います。網羅していますが全ての資産クラスを公平に網羅しているかというと、そういうわけではなく、重要性に応じてバイアスをかけています。
富裕層の方の資産運用の中でコア資産となる株式や債券、不動産はかなり重点的に厚く説明しています。逆に重要性がそこまで高くない富裕層の方のポートフォリオに必要なものは、必要な程度に情報を盛り込んでいます。
中核になる内容は特に厚く、そうではないものもそれなりに必要なだけの情報を盛り込んでいるのが本著です。資産クラスごとの重要性によってバイアスをかける形で網羅的に書かせていただいています。
富裕層の方が実践している最新投資戦略を紹介
2つ目は、富裕層の方が本当に実践している最新の投資戦略を紹介しているところです。
私は20年間富裕層の方の資産運用を実際にお手伝いしてきています。そのため、実践的な内容しか書かれていないです。資産運用の本は勉強的な内容の何々理論など難しい学者的な話が多いかなと思います。この本に関しては、そういうものは一切ないです。ただの実践です。
実際に富裕層の方はこうしていますので、こうするのがいいのではないか。こういう方が多いです。こういった本当に現場の富裕層の方がどのように運用しているかという実践的な内容だけで最新の投資戦略を書かせていただいています。そういった意味で参考になるのではないかと思います。
読んだ日からすぐに使える実用性の高さ
3つ目は読んだ日からすぐに使える実用性の高さです。
実践的であるからこそ、すぐに使える内容にしぼってお話をさせていただいています。
不動産のように読んでから実行できるまで時間がかかるものもありますが、金融資産はすぐに参考にして、ネット証券などでやろうと思えばできる内容が非常に多いです。
分かりやすい言葉で要点を押さえて説明
4つ目は分かりやすい言葉で要点を押さえて説明しているところです。
実際に資産運用の本を読んでいると難しい言葉がいっぱい出てきます。途中で読むのをやめてしまいたくなるような本が多いのではないかと思います。この本に関してはそういうことがないように、できるだけ分かりやすい言葉で誤解を恐れずに書いています。投資初心者の方でも最後まで読み切れるように書いています。
難しいイメージで「面倒くさい」と思われている方でもそう思わず、ぜひ手に取って読んでいただければなと思います。
新著『富裕層が実践する資産運用のすべて』の構成
新著の構成がどうなっているのか、目次で簡単に確認していきたいと思います。
本は第1章から第6章仕立てになっています。

第1章は富裕層の資産運用という内容で、富裕層の方が世の中全般的にどのような資産運用をしていて、どう考えていて、どういいことが課題で悩みがちなのかというポイントを説明した章です。
第2章で資産配分戦略というお話をしています。
資産運用の結果9割が資産配分で決まると言われています。資産配分が資産運用においては一番大事なところです。そのため、最初に重要なテーマとして第2章でお話ししています。
富裕層の方によってどのような資産配分を組むのが最適なのかということを実例でお話しして、ご自身の最適な資産配分を探していただくことができるような章になっているのが2章です。
最適な資産配分が組めるようになった後にくるのが3章のお話しです。
第3章は金融資産の投資戦略のお話しになっています。
金融資産とは、株式や債券、ヘッジファンド、REITなどの資産のことです。こういった資産の中で富裕層の方はどういう金融資産に投資すればいいのか。それぞれの金融資産の詳しい内容。投資方法、メリット、デメリット。こういった内容をお話ししているのが第3章です。
第4章は実物資産の投資戦略です。
実物資産に関しては国内不動産がメインになります。不動産に投資する考え方や戦略、具体的な投資物件、不動産に投資したときの実際の富裕層の方の実例、収支のシミュレーションまで詳しくお話ししています。ご自身でも不動産投資ができる知識を身に着けられる内容です。
第2章で資産配分全体のバランス配分を説明し、第3章と第4章で具体的な投資対象である金融資産・実物資産について詳しく説明するという流れになっています。
第5章では税務戦略についての説明です。
富裕層の方の税金は非常に高くなっています。資産を課税の度にあまり減らさないようにするための戦略をお話ししているのが税務戦略の章です。
主に収入に対する対策と、あとは相続に対する対策がメインになっています。資産管理会社を作る。国内不動産を使う。こういった戦略を詳しくお話ししているのが第5章の税務戦略です。
最後に第6章ですが、この章では資産運用の実例についてお話ししています。
5人の富裕層の方で、年齢や属性が異なる方々の実際に私たちがお手伝いした実例についてお話ししているのが第6章です。実例についてお話しして、皆様の資産運用の参考にしていただく章になっています。
新著では、最初に全体的なお話をして、そのあと各論の金融・実物・税務の説明になって、最後に実例での話で締めるという流れになっています。
新著『富裕層が実践する資産運用のすべて』の内容/イラスト①
本著はできるだけ分かりやすく視覚的に理解していただくために、イラストを多めにした方がいいのではないかと思いました。そのため、イラストをたくさん使っています。
画像でご紹介しますので、参考にしていただければと思います。

まずはイラスト①の画像ですが、こちらは第2章の資産配分戦略のところから持ってきています。私がよく説明に使っている資産配分シートです。資産配分シートも新著の中でたくさん使っています。
左側は資産配分の重要な比率です。現預金や借入比率、金融実物比率、外貨比率など、いつもお話ししている比率の説明になっています。この比率をこういう方であればこうした方がいいと、分かりやすい基準を持って合理的に説明しています。
右側も同じく第2章の資産配分戦略からのイラストです。資産配分のタイプが大きく4タイプに分かれるという説明をしています。
堅実型やインカムゲイン型、バランス型、資産成長型、その方の資産運用目標によって取るべき資産配分の戦略とタイプが異なります。
こういうタイプであればこういった借入。金融実物比率、インカムゲイン型であればこういう外貨比率がいいのではないか。ご自身によってどういうタイプの戦略をとれば目的を達成できるのか。こういったポイントを体系的にまとめています。
非常に参考になるのではないかと思います。
新著『富裕層が実践する資産運用のすべて』の内容/イラスト②
次のイラストは第3章の金融資産の投資戦略から抜粋しています。

左側が私もよくお話ししている債券ポートフォリオについてのイラストです。
いろいろな債券ポートフォリオがあるのですが、富裕層の方がよく取られる設計タイプの債券ポートフォリオであるミドルリターン・リスク型です。利回りとリスクのバランスが一番取れたポートフォリオになります。
債券種類や具体的な発行体、業種、国、利回り、債券格付けを複合的に組んでポートフォリオを作ることを分かりやすく示しているのがこのイラストです。
他にも設計タイプはあるので、見比べていただけるようになっています。
イラストの右側は同じく金融資産の投資戦略から抜粋しています。右側はポートフォリオにヘッジファンドを組み込んだ場合にどのようにリターンとリスクが変わるのかを表した表です。
ヘッジファンドをポートフォリオに組み込むことによって当初のポートフォリオから左上にグンと上がっています。この表を見ると、リターンが上がってリスクが下がるように取り組みが分かるイメージになっています。
新著『富裕層が実践する資産運用のすべて』の内容/イラスト③
次は第4章の実物資産の投資戦略からのイラストです。

イラストの左側は富裕層が投資する4物件タイプの比較になっています。
富裕層の方の考え方によって投資する物件の立地が変わっていたり、表面利回りが違ったりしています。物件の種類・構造も異なるわけです。
その富裕層の方がどういった考え方を持っているのか。こういった考え方を持っている方の場合はこのような立地・利回りの物件がいい。このような考え方であれば、こういう立地の物件がいい。これらを自分で確認して選んで、理想に近い型の相場の利回りや投資金額でイメージできる表を使い、分かりやすく理解できるようにしています。
イラストの右側も第4章のイラストです。
こちらは富裕層の方の実際の国内不動産投資の実例について表しています。東京江東区森下という地域の一棟RCマンションに投資した場合の実例です。
物件金額が3.8億円で借入条件が2.85億円。他のいろいろな要件。実際に投資を通してどのような経済効果を得られるか。デメリットやデメリット、収支シミュレーション。どういった考えで投資したのか。こういった実例について、この分かりやすいイラストを使ってお話ししています。
新著『富裕層が実践する資産運用のすべて』の内容/イラスト④
次のイラストは第5章の税務戦略で使われているものです。

税務というと結構難しいイメージがあるかもしれません。そんな税務をできるだけ分かりやすく説明しています。
資産管理会社を富裕層の方が使うパターンの相続効果について示したものがこのイラストです。
イラストの左側は当初のイメージと、10年後のイメージになっています。10年後になると資産管理会社の純資産が大きくなるので相続対策になっていますということを、このイラストで説明しています。
右側のイラストは第6章の資産運用実例から抜粋したものです。
富裕層5名の方の資産運用実例のイラストになっています。属性がバラバラの富裕層の方(未上場会社オーナー、上場会社オーナー、医療法人オーナーなど)で、資産運用額も全然違っています。年齢や性別、考えている要望なども全然違っている実例です。
それぞれ富裕層属性も違えばリスク許容度、資産運用額、考えていることも違う。こういった富裕層の方々がそれぞれ資産運用をどのように行っていくのか、私たちが実際に資産運用をお手伝いした経験から、最適な再配分の形から具体的なポイントを絞ってかなり詳しく説明しています。
ご自身に近い富裕層の方の実例を見ていただくことで資産運用の参考になるのではないかと思います。
新著にはこのようにイラストがたくさん使われており、できるだけ分かりやすく視覚的に理解できる本になっています。
世古口の新著『富裕層が実践する資産運用のすべて』を紹介|まとめ
今回の記事のテーマである「世古口の新著『富裕層が実践する資産運用のすべて』を紹介」の最後にまとめができればと思います。
今回の記事をまとめると、4つに集約されるのではないかと思います。
富裕層の資産運用一筋20年の世古口の人生の集大成
私も普段いろいろな方とお話ししますが、富裕層の資産運用だけを20年ひたすらやってきた「富裕層の資産運用バカ」は意外といないです。自分自身、「意外と貴重な存在ではないか」と思います。
私はそれしかやってきていないので、それしか分からないです。ただ、富裕層の資産運用だったら誰にも負けない自信がある男ではありますから、そんな私が20年の節目に、この20年を詰め込んだ内容の本が新著です。
まさに人生の集大成ですので、ぜひ一読いただければ嬉しく思います。
全体的な方向性で悩んでいる富裕層の方にオススメ
前著の債券の書籍は、債券に投資したいという解決策がある程度決まっている方に最適な本の可能性が高いかなと思います。最初から米ドル債券に投資したいと思っている方にとっては一番いいです。米ドル債券に特化している本なので。
今回の新著に関しては、富裕層の方の資産運用全体の方向性から、いろいろな金融実物資産を網羅的に示しています。
会社を売却して10億円入ってきたが、これをどうしたらいいのか分からないというような状態の方、全体的な方向性を決めたいと悩んでいる方にとって一番最適な本と言えるのではないかと思います。
あとは、いきなりまとまった資金が入ってきた、「どうすればいいのか分からない」という相続富裕層の方にとっても最適な本かと思います。
故人の方の資産運用をこうしていた。しかしそれが自分(相続人)に合っているか分からない。こういった全体のことで悩んでいる富裕層の方に特にオススメです。
投資初心者の方でも分かりやすく読めるようになっていますので、全体の方向性に悩んでいる投資経験が少ない投資初心者の方にも特にオススメな本ではないかと思います。
資産配分から金融、実物資産、税務、実例まで網羅
新著はかなり網羅的に書いているので、世の中に数少ない書籍ではないかと思います。
大体何かに特化している本が多い中、資産配分や株式・債券・不動産を何%持てばいいのかという全体の戦略から詳しい金融資産の投資方法、投資対象、不動産、税務戦略、資産管理会社、相続、実際の具体的な富裕層の方の実例まで網羅する本はなかなかありませんので、オススメではないかなと思います。
実践的な内容を要点を押さえて分かりやすく説明
実践的というのは、今回の新著は凄くこだわった内容になっています。
私は20年以上富裕層の方の資産運用をお手伝いしています。
その中で良い資産運用、良くない資産運用をたくさん見てきました。その中で参考になると思える良い資産運用の内容だけを切り取って、本当に使える内容だけを新著に記載しています。そういう意味で参考になると思います。
そして資産運用の話は結構難しい内容が多いのですが、新著ではできるだけ分かりやすく要点をかなり押さえる形にして、言葉も分かりやすい表現だけを使ってお話ししています。
新著は投資初心者の方でも富裕層の方でも理解しやすい内容になっているかなと思います。
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