外国債券投資におけるメリット・デメリットをIFAが徹底解説

はじめに

外国債券は、金利の高さから投資家にとって魅力的な投資商品となっています。しかし、外国債券には特有のリスクがあるため、メリットとデメリットを正しく理解することが重要です。この記事では、IFA(資産運用アドバイザー)が外国債券投資におけるメリット・デメリットを徹底して解説します。また、外国債券の基礎知識から、外国債券投資を安心して始めるためのポイントまで詳しく解説しますので、ぜひ資産運用の参考にしてください。

外国債券投資の基礎知識

外国債券の仕組み

外国債券とは、発行体、発行市場、発行通貨のいずれかが外国の債券のことです。債券とは、国や企業が一般投資家から資金を借りるために発行する有価証券、つまり借用証書のようなものです。


画像引用元:https://www.tokaitokyo.co.jp/kantan/products/foreignbond/knowledge.html

債券は償還日(満期日)が決まっており、償還日に借りたお金を全額返済する必要があります。また、償還までの間は、あらかじめ定めた利息を支払う決まりとなっています。

なお、外国債券は国内債券と比較して利回りが高く、為替相場が円安に触れた場合は為替差益を得られるという特徴があります。このため、高い収益を得ながら安定運用できるというメリットがあります。

外国債券の種類

外国債券は発行体や弁済の順位、クーポン(利息)などによってさまざまな種類に分類されます。

ここでは、クーポンによる分類を紹介しましょう。

利付債


画像引用元:https://www.smbcnikko.co.jp/first/bond/kiso02/kiso02_2.html

発行時に決められた利率で、定期的に利息が支払われる債券です。償還時には額面金額が支払われます。

ゼロクーポン債


画像引用元:https://www.smbcnikko.co.jp/first/bond/kiso02/kiso02_2.html

あらかじめ、額面から一定額が割引された状態で発行される債券です。期間中の利払いがない代わりに額面金額で償還されるため、償還時には利息相当額の収益を得ることができます。

ディスカウント債


画像引用元:https://www.smbcnikko.co.jp/first/bond/kiso02/kiso02_2.html

利付債とゼロクーポン債、両方の特徴を併せ持つ債券です。通常の利付債より低い利率ながら、額面金額から一定額が割引された状態で発行されるため、利息と償還差益の両方を受け取ることができます。

ストリップス債


画像引用元:https://www.smbcnikko.co.jp/first/bond/kiso02/kiso02_2.html

利付債の元本部分と利息部分を切り離し、それぞれをゼロクーポンの割引債として販売する債券です。元本部分は償還日を満期とするゼロクーポン債、利息部分は利息支払日を満期とするゼロクーポン債として販売されます。

外国債券のメリット

外国債券投資には次のようなメリットがあります。

高い利回り

外国債券は国内債券に比べて利回りが高い場合が多く、高い利息収入が期待できます。
例えば10年国債の利回りで比較した場合、日本は0.8%程度、米国は4.8%程度と約6倍の開きがあります(2023年10月24日午前10時現在)。

【参考記事】
ロイター 債券利回り

リスク分散

外国債券は国内株式や国内債券と値動きが異なるため、ポートフォリオに組み込むことで価格変動リスクを抑えることが可能です。

また、日本円以外の外貨で運用するため、円安による資産価値の減少を抑えるとともに、複数の通貨に投資することで為替リスクを分散効果を期待することができます。

外国債券のデメリット

外国債券投資には次のようなデメリットがあります。

価格変動リスク(金利変動リスク)

市場金利が上昇すると、高い金利で新たに発行される債券が有利となるため、既存の債券は価格が下がります。

通常、債券は満期まで保有すると額面額で償還されますが、中途で手放す場合は時価での売却となるため、金利上昇時には元本割れとなる可能性があります。

信用リスク

債券発行体の財務状況によっては、利息や償還金の一部またはすべてが支払い不能(デフォルト)となる可能性があります。
債券の信用リスクを判断する目安としては、格付けを参考にするのが一般的です。

外国債券に投資をする際はIFA(資産運用アドバイザー)に相談してみる

外国債券投資を始める際には、IFAに相談することをおすすめします。IFAは投資家の目標やリスク許容度、ライフスタイルを考慮し、投資方針やポートフォリオ構築のアドバイスを提供してくれます。IFAへの相談を通じて、投資家は外国債券投資におけるリスクとリターンのバランスをより具体的に把握することができるでしょう。なお、株式会社ウェルス・パートナーでは、無料で外国債券についてのご相談を承っておりますので、ぜひ気軽にお問合せください。

外国債券投資を安心して始めるためのポイント

外国債券投資を安心して始めるためには、いくつかのポイントがあります。まず、自身の投資目的やリスク許容度を明確にし、自分に合ったポートフォリオを構築することが重要です。また、外国債券の購入方法や注意点も押さえておく必要があります。IFAに相談しながら、自分に合った外国債券投資を始めましょう。

外国債券投資は、高い利回りやリスク分散できることが魅力ですが、債券特有の価格変動リスクや信用リスクなどのデメリットも忘れてはなりません。IFAの専門知識と経験に基づくアドバイスを受けながら外国債券投資に取り組むことで、リスクとリターンのバランスがとれた資産運用が可能となります。ぜひ、IFAのアドバイスを参考にしながら外国債券投資を始め、資産運用の幅を広げてみてください。

<ご注意事項>
・当社の所属金融商品取引業者等は株式会社SBI証券、エアーズシー証券株式会社です。
・当社は所属金融商品取引業者等の代理権は有しません。
・当社はいかなる名目によるかを問わず、その行う金融商品仲介業に関して、お客様から金銭および有価証券のお預かりを行いません。
・各商品等へのご投資には、商品毎に所定の手数料や必要経費等をご負担いただく場合があります。また、各商品等は価格の変動等により損失が生じるおそれがあります。各商品等への投資に際してご負担いただく手数料等及びリスクは商品毎に異なりますので、詳細につきましては、WEBサイトの当該商品等のページ、金融商品取引法等に係る表示又は契約締結前交付書面等をご確認ください。
[金融商品仲介業者]
商号等:株式会社ウエルス・パートナー  登録番号:関東財務局長(金仲)第810号
[所属金融商品取引業者]
商号等:株式会社SBI証券 金融商品取引業者 登録番号:関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者 
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本STO協会、日本商品先物取引協会
商号等:エアーズシー証券株式会社 金融商品取引業者 登録番号:関東財務局長(金商)第33号
加入協会:日本証券業協会

関連記事

今、富裕層が 米国債に投資する理由とは?米国債の投資タイミングについて解説 今、富裕層が 米国債に投資する理由とは?米国債の投資タイミングについて解説 人気急上昇中! 今検討すべき米国社債とは? 人気急上昇中! 今検討すべき米国社債とは? 日銀マイナス金利政策解除と外国債券への影響:投資家が知るべきリスクと対策 日銀マイナス金利政策解除と外国債券への影響:投資家が知るべきリスクと対策 会社オーナーが目指す年利回り7%の米ドル劣後債投資 会社オーナーが目指す年利回り7%の米ドル劣後債投資
ご相談はこちらから
第一希望日*
ご希望のお時間*
第二希望日*
ご希望のお時間*
面談場所
お名前*
お名前カナ*
電話番号*
メールアドレス*
大まかな保有資産額を教えてください。*
ご年収を教えてください
ご相談を希望するアドバイザー
当社を知ったきっかけ*
ご相談内容
利用規約*
個人情報のお取り扱いについて
下記でご入力いただく内容は、当社からの連絡や情報提供などに利用するためのもので、それ以外の目的では使用いたしません。
また、その情報は、当社以外の第三者が利用することはございません。(法令などにより開示を求められた場合を除きます)
詳しくは、個人情報規約をご覧ください。
https://wealth-partner-re.com/policy/