目次
はじめに
不動産投資は、数億円以上の資産を形成するための有効な資産運用方法として注目されています。不動産投資を成功に導くためには、どのような戦略とアプローチが必要なのでしょうか。
本記事では、不動産投資で実際に数億円以上の利益を上げた成功事例を紹介し、その資産形成術を解説します。
投資効率を上げるためにレバレッジをかけること、信頼性の高い情報を収集すること、適正なリスク管理を実施することを中心に不動産投資戦略を深掘りします。また、数億円以上の資産形成を実現する人の特徴も解説していきます。
不動産投資で数億円以上の利益を上げた成功事例の紹介
Aさん(男性)/40代/勤務医の成功事例
Aさんは勤務医として忙しく働きつつ、副業としての不動産投資を始め、数億円以上の利益を上げることに成功しました。
彼の成功の秘訣は、不動産投資のポイントを節税と堅実なキャッシュフロー確保にしぼったことです。多忙な彼をサポートしたのは、優秀な税理士と管理会社でした。確定申告では数百万円レベルの所得税還付もあり、所有する複数の物件管理も管理会社による的確な賃貸管理によって運用されています。
Sさん(男性)/40代/総合商社勤務の成功事例
Sさんは、資産運用をして貯めたていた3,000万円を元手に不動産投資に挑戦し、数億円以上の資産を築くことができました。彼の成功の鍵は、高収入という属性を活かした融資戦略にあります。地元の信用金庫、地銀、信販会社と複数の金融機関と交渉を繰り返し、1棟目の中古アパートを購入すると、そこから得た収益をもとに数年の間に5棟の収益物件を入手しました。
彼はつねに不動産会社と連絡を取り、チャンスを逃さないように努力していました。また、本業の給与もローン返済にあて、繰り上げ返済を行うことで次の物件取得のための融資の引き出しに成功しました。
Dさん(女性)/上場会社役員の成功事例
Dさんは上場会社で役員として働きながら、不動産投資を行い、数億円以上の資産構築に成功しました。彼女の成功の秘訣は、信頼できる不動産会社をパートナーとすることで、都心部の優良物件(中古一棟マンション)を取得したことです。
自己資金も多めに用意し、地銀から巨額の資金調達を達成。資金管理会社も設立し、賃貸経営と資産管理を法人で行うようにしています。年齢的なことから相続も意識しており、法人の株式の一部を息子に譲渡し、世代交代の準備も進めています。
現在は2棟目の取得を進めているとのことです。
数億円以上の資産形成を実現するための不動産投資戦略
数億円以上の資産形成を実現するためには、どのような不動産投資の戦略を立てればよいのでしょうか。
投資効率を上げるレバレッジ
高所得者や資産家がなぜ資産運用に不動産投資を選択するのかといえば、一番の理由は融資を活用した資産拡大ができるからです。融資を活用して資産拡大を図ることをレバレッジ(leverage)といいます。
レバレッジとは「てこの原理」のことで、レバレッジをかけることで少額の自己資金で大きな資産規模の物件を運用することができます。このことで、資産拡大のスピードアップを実現することが可能です。
数億円以上の資産形成のためには、時間がかかります。年間数%の金融投資でも、時間をかければ複利効果で資産形成はできます。開始時の資産規模にもよりますが、いずれ数億円以上に到達すると思われますが、かなりの時間がかかります。
レバレッジをかけた不動産投資では資産拡大のスピードアップが可能なので、高い確率で数億円以上の資産形成ができるようになるのです。
信頼性の高い情報の収集
不動産投資の成否は、情報収集によって決まるといっても過言ではありません。
不動産投資においては、市場の動向を正しく見極めることが成功の鍵です。世界経済・国内経済の動向と、これらと連動した不動産市場のトレンドや需要・供給の変動を把握することが求められます。
物件取得に際しては、物件の建つ地域の賃貸需要を精査し、競合物件の供給にも気を配る必要があります。周辺地域の将来の成長ポテンシャルを考慮することも必要です。
不動産投資の収益には、インカムゲインとキャピタルゲインがあります。インカムゲインは賃料収入、キャピタルゲインは売却益になりますが、どちらも物件の良し悪しが決定要因になるでしょう。良い物件を取得するためには、確度の高い情報を入手することが何よりも必要です。
適正なリスク管理
不動産投資にはリスクがともないます。
入居者が物件に入らず賃料を得ることができない空室リスク、建物の経年劣化などから資産価値を回復させるために修繕やリフォームのコストが発生する老朽化リスク、売却したいと思ったときにすぐには売れない流動性リスクなどが考えられます。
ただ、こうしたリスクは事前に予測することができ、対応可能なものがほとんどといえます。空室リスクに対しては、賃貸需要がある立地の物件を選ぶこと、時代の流れや入居者ニーズに合った間取り・設備を用意することなどで対応できます。老朽化リスクに対しては、修繕積立金を毎月積み立てることでカバーできます。流動性リスクについては、売却に向けての中期的・長期的な計画を立てるなどの対策が考えられます。
また、リスクマネジメントは投資家一人で対応するものではなく、信頼できるパートナーとなる管理会社や不動産会社、専門家の助けを借りることも可能です。
不動産投資は「ミドルリスク・ミドルリターン」の資産運用といわれます。適正なリスクを許容することで、リターンを得ることができるわけです。リスクを必要以上に恐れるのは合理的といえず、適正なリスク管理のもとに投資判断をくだすことで数億円以上の資産形成が可能になるのです。
数億円以上の資産形成を実現する人の特徴
不動産投資で数億円以上の資産形成を実現する人には、どのような特徴があるのでしょうか。
金融資産3,000万円以上所有している人
数億円以上の資産形成を実現する不動産投資を行うには、あらかじめ一定規模以上の現金・金融資産を持っていることが必須となります。保有する現金・金融資産は不動産投資を行ううえでの自己資本(頭金)となりますが、融資を活用する際の金融機関の評価にもつながります。
資産規模を数億円以上にも拡大させるのはどうしても時間がかかるものですが、融資を活用してレバレッジをかければ資産拡大がスピードアップします。レバレッジのためにも、金融機関からは「高属性」と見られる必要があります。
属性は投資家の年齢、健康状態、投資家としての経験、保有する資産額、収入額など評価軸が複数存在し、絶対的な基準はありませんが、おおよそ3,000万円以上の金融資産を所有していることが望ましいとされます。
不動産投資で数億円以上の資産形成を目指す人は、まず3,000万円以上の金融資産を蓄財することに精力を傾けましょう。
謙虚に学ぶ姿勢を持っている人
不動産投資の世界は非常に幅広く、奥深いものです。勉強すべき領域が広く、不動産市場の状況、物件の選び方、建物の知識、法律の知識、融資の知識、税金の知識などが求められます。
数億円以上の資産形成にチャレンジする入口に立つ人には、高属性とされる人が多く、社会的にはエリートとされる人が多くいます。自身をエリートと自認している人も多いのですが、過信は禁物です。不動産投資の世界では、エリートほど詐欺まがいの案件に騙されてしまう傾向にあります。
投資案件を持ちかける人の言うことを鵜呑みにせず、つねに自身の頭で考える癖をつけましょう。
行動力と決断力がある人
不動産投資家には、行動力と決断力が求められます。リスクを恐れずにチャンスをつかむ姿勢や継続的に情報収集を行う意欲、柔軟な思考力なども重要な要素です。
物件を探すことや物件取得後の管理については、専門の不動産会社にお任せすることができ、いざというときの行動力と決断力がつねに必要となります。好条件の物件が出てきたときに素早く反応して買いを入れる、所有する物件で修繕が必要になったときにいち早く工事の手配をするなどの対応力が求められるのです。
事業として取り組める人
不動産投資は「投資」という名称が付いていますが、投資というより「事業」に近いものです。
株式投資の場合、株式を購入した後にやるべきことは特にありませんが、不動産投資の場合、物件購入後に賃貸経営がスタートします。不動産投資では、経営者として行動する局面がいくつも訪れることになります。経営者という自覚を持ち、責任を持って事業に取り組むことができる人が不動産投資に向いているといえるでしょう。
まとめ
以上、数億円以上の資産形成を可能にする不動産投資の方法をまとめました。不動産投資に関心を持っている方は、これらの事例やヒントを参考にして、自身の資産形成の一助にしていただければ幸いです。
成功には努力と正しい戦略が必要ですが、不動産投資は数億円以上の利益を上げるポテンシャルを秘めています。皆様が不動産投資を通じて成功者への道を歩んでいくことを願っています。
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