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IFAとは
IFA(金融商品仲介業者)とは、特定の証券会社に属さず、独立・中立的な立場で、投資信託や債券、株式などの各種金融商品を使った提案を行う資産運用・管理の専門家で、「独立系ファイナンシャル・アドバイザー」と呼ばれています。
特定の証券会社に属さず、金融機関の指揮下にないので販売目標がなく、顧客のニーズを最優先した提案ができるのが強みです。また、その知識や人脈を活かして、幅広い金融商品を扱うコンサルティングビジネスを展開することもできます。
IFA大手法人の特徴
IFA法人にはIFAが数名しかいない小規模なところもありますが、100〜200人といった多くのIFAが在籍している大手IFA法人もあります。IFA大手法人には、組織がしっかりしている、サポート体制が充実している、資産運用だけでなく保険や不動産など総合的な金融サービスを受けられるというメリットがあります。
ただ、IFA大手6社でも取り扱い商品やサービスが異なり、顧客のターゲットも違います。また、全国に支店があっても、支店に数名しかIFAがいないケースもありますので、大手の金融機関に比べると規模がまったく違うという点には注意が必要です。
IFA大手6社の特徴と魅力
それでは、IFA大手6社の特徴と魅力について設立順で解説します。
1.株式会社アイ・パートナーズ フィナンシャル

IFAを業務委託で展開する国内最大級の大手IFA法人。自由な働き方が特徴で、証券会社出身の経験豊富なスタッフが多く在籍しています。そして、IFA大手10社の中でも東証グロース市場に上場している、唯一の上場IFAです。
IFAが顧客サポートに集中できるよう、電話サポート、代理発注、インフラ整備などが充実しています。
2.株式会社Fan

金融商品仲介業者として登録したのが平成21年5月と、IFA大手10社の中でも老舗です。IFAが働きやすい環境を整えており、資産運用コンサルティングだけでなくタックスプランニングやリスクマネジメントにも対応しています。
また、別ブランドで「投資信託相談プラザ」という実店舗も展開している点も強みです。
3.ファイナンシャルスタンダード株式会社

ファイナンシャルスタンダード株式会社はゴールベースプランニングを基本とし、中長期的な視点でアドバイスをしています。メディア掲載数250件以上、セミナー参加人数10,000人以上と業界トップクラスで、IFA大手10社の中でも最大規模です。仲介する預かり資産も880億円を超えています。
4.CSアセット株式会社

CSアセット株式会社は、名古屋を拠点にしている大手IFA法人です。ただ、名古屋本社以外に札幌から熊本まで全国に支店があり、幅広い地域の顧客に対応しています。
CSアセットは、金融商品仲介業者(IFA)として、特定の金融機関から独立しています。契約している複数の証券会社・保険会社の中から中立的な立場で、顧客のニーズに合わせた幅広い提案・アドバイスを行っているのです。
5.株式会社Japan Asset Management

株式会社Japan Asset Managementは、大手6社の中でも若いメンバーを中心に活動しているIFA法人です。新卒の採用もしており、毎年10人前後が採用されています。
また、フォリオやお金のデザインと提携するなど、フィンテックにも積極的に取り組んでいます。
6.株式会社ひびきFA

株式会社ひびきFAのIFAは、資産運用の相談だけでなく、生命保険、相続対策、事業承継など、顧客の人生のパートナーとして、さまざまな課題にワンストップで対応します。IFA大手10社の中でも単なる金融商品の販売だけではなく、税理士法人などとの連携を通じたソリューションを強みとしているのです。
実際にIFAを利用した方の体験談(40代前半・経営者・男性の場合)
事業が安定して資産運用を検討する中で、40代の男性経営者は、IFAの存在を知りました。最初は、冷静に数字を見極めようと考えて、提案されたポートフォリオの一部だけを試しました。しかし直後に、相場が下落してしまったのです。焦っている男性経営者に対して、担当のIFAは「長期視点で見れば、今はむしろ好機です」と根拠を示しつつ、サポートを続けました。
結果的に、半年後に資産が回復して利益も生まれたのです。その経験で「感情で動かない仕組みを持つこと」の重要性を実感しました。男性経営者にとって、今ではIFAは運用方針だけでなく、事業資金とのバランス設計まで相談できる心強いパートナーになっています。
まとめ
今回はIFA大手6社の紹介と特徴について解説しました。
まずは複数のIFA法人にアプローチし、自分の人生設計や運用方法にあったIFAをぜひ見つけてください。