2022
07/12
IFA

IFAは資産運用のアドバイスだけでなく、株式や投資信託などの金融商品の販売仲介も行っています。この記事ではIFAがどのようなアドバイスを行っているのかについて解説します。

IFA(資産運用アドバイザー)とは

IFAとは「Independent Financial Advisor」の略称で、日本では「資産運用アドバイザー」といいます。IFAは、証券会社や銀行など特定の金融機関に属していません。そのため、IFAは所属する企業のしがらみにとらわれず、独立した立場から顧客ニーズに合った商品を提案できるのです。

日本におけるIFAの歴史は、2004年4月の証券仲介業解禁に始まります。そして、2007年10月に金融商品取引法が施行され、金融商品の販売チャネルの多様化や顧客ニーズに応じた販売体制の構築が求められるようになりました。その一翼を担う存在として、IFAが注目され始めたのです。

IFA(資産運用アドバイザー)のアフターフォロー

IFAに相談するメリットは、

①中立的な立場のIFAから商品のアドバイスを受けられる
②IFAの専門的な知識による具体的なアドバイスを受けることができる
③IFAは異動しないことが多いため、同じIFAが長期にわたってサポートやアドバイスをしてくれる

などです。

新しい投資信託などの金融商品が発売されると、銀行や証券会社はキャンペーンを行い、顧客にお勧めすることがあります。もちろん、最終的な購入の判断は顧客に委ねられますが、知識不足などの理由でその判断が難しい場合もあります。

その点、IFAは独立した立場で自由に提案でき、仲介からアフターフォローまで一貫したサービスを提供できるのです。

資産運用の相続や贈与に関するアドバイス

IFAは顧客に相続や贈与に関するアドバイスも行います。顧客の多くは富裕層であるため、必然的に相続や贈与に関心を持つことになるからです。スムーズな相続のための事前対策を行います。

また、IFAは税理士と連携することが多く、場合によっては専門家とチームを組んでクライアントの問題を解決することもあります。また、税理士と兼業しているIFAもいるため、相続税・贈与税のサポートに力を入れているIFAも多くいるのです。

事業承継に関するアドバイス

IFAは会社経営の顧客が多いため、事業承継(M&A)のサポートを行うこともあります。少子高齢化が進む中、多くの中小企業が「後継者がいない」という課題を抱えています。IFAは、そのような企業の事業承継アドバイスも行っています。

事業承継は専門的な知識が必要なので、未経験者は二の足を踏んでしまうかもしれません。しかし、事業承継を行う企業経営者は株式の売却などで多額の資金を得ることができるため、IFAにとっても大きなビジネスチャンスでもあるのです。

IFA(資産運用アドバイザー)にできないこととは?

IFAは、業務範囲、取扱サービス、投資スタンスなど、多様性に富んでいます。さらに、IFAの数はまだ少ないため、インターネット上に比較情報がほとんどなく、一律に比較することはできません。

IFAが提供するサービスの多様性というメリットとは対照的に、自分が求める資産運用アドバイザーにマッチしているかどうかを自分で判断する難しさがあるのです。

また、IFAはアドバイスだけでなく幅広い業務に携わっていますが、その中には法律で制限されているものもあります。

そのひとつが金銭や有価証券の預け入れで、IFAは金融商品取引法のもとで金融商品仲介業に関してこれを受け入れることができません。

金融商品の仲介を行う場合でも、顧客から現金や送金を受けることはできないのです。万が一、送金が発覚した場合は、金融商品取引法違反として行政処分を受けることになりますので、注意が必要です。

また、顧客の証券口座の管理も、提携証券会社が行っています。

IFA(資産運用アドバイザー)は顧客の生涯にわたってサポートを行う仕事

金融先進国といわれるアメリカでは、独立系の資産運用アドバイザーが急速に普及しています。そして、その社会的地位は医師や弁護士に匹敵するほど高く、多くの資産運用アドバイザーが生活に欠かせない “専門家 “として活躍しています。現在、資産運用アドバイザー全体の7割以上が独立していると言われているのです。

IFAは特定の金融機関に所属していないため、顧客は中立的な立場で金融アドバイスを受けられます。IFAは証券会社の金融商品を仲介しますが、「業務委託契約」に基づいて販売する立場であり、販売する商品を指定されているわけではありません。

そのため、IFAは販売活動において、金融機関の販売方針に縛られることがないのです。そのため、顧客は自分の投資意図に合った金融商品を提供されるという安心感を持てます。

そして、金融機関のような転勤もないので、生涯にわたる資産運用サポートが期待できるのです。

まとめ

IFAは金融機関の営業マンのように転勤がないので、長期にわたるアドバイスを受けることができます。ぜひ信頼できるIFAを見つけ、長期での資産形成を始めるようにしてください。

本記事の著者

山下耕太郎
山下耕太郎

一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。

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