目次
はじめに
ふるさと納税は「1回の寄付で1つの返礼品」だと思っていませんか。
ふるさと納税の中には定期便として返礼品が届くタイプもあります。
定期便タイプのふるさと納税を富裕層におすすめする理由を解説します。
定期便タイプのふるさと納税をおすすめする理由
定期便タイプのふるさと納税とは「毎月1回1年間や毎月1回半年間など、一定の期間分割して届くタイプの返礼品のこと」です。
定期便タイプはふるさと納税の中でも富裕層におすすめの返礼品です。
富裕層に定期便タイプの返礼品をおすすめする理由は3つあります。
定期便タイプのふるさと納税はお取り寄せのように使える
定期便タイプのふるさと納税はお取り寄せ商品のように使えるメリットがあります。
たとえば岐阜県白川村の定期便タイプの返礼品に飛騨牛肉のセットがあります。
飛騨牛肉のセットはすき焼き用の肉やステーキ肉、しゃぶしゃぶ肉などが月1回届く仕組みになっており、ブランド牛である飛騨牛肉をさまざまな料理で食べ比べできる仕組みになっているのです。
有名百貨店のお取り寄せにも地方の有名グルメなどがあります。
ふるさと納税の定期便タイプでは自治体(地方)が厳選したグルメをお取り寄せと同じように受け取れるのです。
自分で買い物のために足を運ぶ必要もなくクレジットカードなどを使ってネット手続きと寄付ができますので、新型コロナ禍でも安心して利用できます。
定期便タイプのふるさと納税はバリエーション豊かである
定期便タイプのふるさと納税はお取り寄せ商品と同様にバリエーション豊かです。
ブランド牛肉の定期便返礼品もあれば、旬の果実が届くタイプもあります。
旬の野菜やお米など、各自治体のグルメだけでもかなりのバリエーションです。
バリエーション豊かな返礼品は届くこと自体も楽しみのひとつです。
ただ、それだけではありません。
定期便タイプの返礼品は小分けで届くため、冷蔵庫などの保存場所を圧迫しないというメリットがあります。
定期便タイプを使わず一気に返礼品を受け取ったらどうでしょう。
山形県月形町に寄付額11万1,000円のお米の定期便があります。
返礼品を一気に受け取ったと仮定した場合、自宅に60㎏ものお米が一気に届くことになるのです。
しかし定期便として受け取れば月5㎏が12カ月ですから保存場所に困りません。
一気に届くのも嬉しいものですが、定期便タイプには少しずつ届くという楽しみがあります。
しかも、保存場所に悩まなくて済むという嬉しいメリットもあるのです。
定期便タイプのふるさと納税はまとまった額の寄付が必要である
定期便タイプの返礼品は全体的に寄付額が高額に設定されています。
そのため、所得や納税額がある程度高額な富裕層向けの返礼品になっているのです。
仮に1万円で定期便を設定した場合、返礼品は寄付額の3割以下が目安になるため、返礼品の量が少なくなってしまいます。
送料などを考えると自治体側も苦しいかもしれません。
だからこそ定期便タイプの返礼品はある程度のまとまった寄付額が必要になるわけです。
定期便タイプの返礼品は自治体や返礼品の内容、コースなどにより寄付額が異なりますが、数万円から10万円前後が寄付の目安になっています。
寄付額10万円を超える返礼品も少なくありません。
寄付額10万円は独身または共働き世帯で収入700万円ほどの世帯の目安寄付額です。
共働きで子供が1人いる場合は750万円前後の収入の世帯が対象になります。
定期便のふるさと納税返礼品をいくつか申し込む場合は基本的に収入がさらに多い家庭になるわけです。
このように、定期便タイプはある程度の所得がある家庭向けの返礼品なので、富裕層がまとまった額を寄付するときに向いています。
まとめ
ふるさと納税の定期便タイプはお取り寄せと同じように使えます。
購入と寄付、買い物とふるさと納税という違いがありますが、お金を払って品物(返礼品)を受け取るという理屈は同じです。
ふるさと納税の場合は買い物によるお取り寄せと異なり税金面での負担軽減や税金対策も期待できますので、その点でもメリットがあります。
ふるさと納税はクレジットカードによる寄付も可能です。
新型コロナ禍でも自宅から出る必要はありません。
返礼品も定期便として自動的に届きます。
お取り寄せ代わりに定期便タイプのふるさと納税を利用してみてはいかがでしょう。