2019
07/30
最終更新日:2019/07/31
不動産

はじめに

「卵は一つの籠(かご)に盛るな」という資産運用の有名な格言は、投資家の皆様であれば、一度は聞かれたことがあるでしょう。

投資商品として人気がある株式や債券、FX、不動産、金などは、短期間で大きな運用利益を生む可能性がある反面、市場の影響を受け損をする可能性があることも事実です。

市場の影響を最小限にとどめるため、分散投資をし資産形成をしようと考えたときに、生命保険は商品種類によっては魅力的な選択肢となります。

生命保険商品の目的

生命保険には、資産運用を主たる目的とする養老保険や終身保険などの商品もあれば、医療保険や死亡保険など万一がおきたときの保障を主たる目的とする商品もあります。

富裕層にとっては、後者はそれほど必要ではないことが多いです。なぜならば、資産運用にまわす資金をお持ちの方は、流動資産である現金預金も一定額備えていることがほとんどですし、日本の健康保険制度は社会保障として非常に優れているため、掛け捨てで万一のリスクに備えるよりは、それを資産運用にまわしたほうが効率がよいからです。

生命保険会社の営業職との付き合い方

生命保険会社の営業職と会うときは、資産運用が主目的であることを最初に伝えましょう。なお、外資・新興系の一部の生命保険会社の営業職は、会社に雇用されているわけではなく、ライフプランナーといって個人事業主として活動をしています。

ライフプランナーは、顧客からの紹介によって自らの事業基盤を拡大しているケースが多いため、生命保険商品をはじめとした金融知識が豊富な人が多く、富裕層の資産運用目的による保険商品の取扱い実績も多いことが特徴です。

数名会ってみて、信頼がおけるライフプランナーを見つけた場合、生命保険以外についても、資産運用のよきアドバイザリーとなってもらえる可能性も高いです。

生命保険商品の選び方

数ある生命保険商品からどれを選ぶかは、家族構成、他の資産状況、生命保険への投資額、年齢、運用期待値などさまざまな要素によって異なるので、ライフプランナー等に詳細なシミュレーターを作成してもらい、複数提案してもらいましょう。

一般論としては、資産形成と相性がよい保険商品は、外貨建てや積み立て型の変額保険といわれています。

外貨建て保険の魅力

日本は少子高齢化がすすんでおり、残念ながら今後経済力は衰退していくことがほぼ確実であるという予測がされています。日本の経済力がさがると、当然通貨である円の価値が外貨と比べて下落していきます。

このことを考えると日本円でのみ資産を持つことは、資産減少リスクとなることは明白です。対策としては、外貨、それも安定している国の通貨かつ世界的に流通量が多い通貨にも、資産を分散させることが考えられます。

外貨建て生命保険は、外貨建て銀行預金よりも金利が圧倒的に有利ですので、外貨を所有する手段としては魅力的なオプションです。

積立変額保険の魅力

冒頭にお話したとおり、景気は予測外に上振れも下振れもするものですので、金融のプロでさえ正確に予測することは難しいといえます。

景気の影響を受けない投資手法として、有名なドルコスト平均法という投資方法があります。この手法は、景気の動向にかかわらず、長期間一定額を投資していくことにより、平均するとプラスの投資結果を生み出すという効果があります。

世界にはまだまだ発展途上の国もあり、経済は全世界レベルでみれば成長していく可能性が高いだろうという考え方によります。
積み立て型の生命保険は通常長期契約であり、意識しなくてもこのドルコスト平均法を実現できるというメリットがあります。

最後に

いかがでしたでしょうか。皆様の資産運用のご参考になれば幸いです。

本記事の著者

世古口俊介
世古口俊介 代表取締役
プロフィール
2005年4月に日興コーディアル証券(現・SMBC日興証券)に新卒で入社し、プライベート・バンキング本部にて富裕層向けの証券営業に従事。その後、三菱UFJメリルリンチPB証券(現・三菱UFJモルガンスタンレーPB証券)を経て2009年8月、クレディ・スイスのプライベートバンキング本部の立ち上げに参画し、同社の成長に貢献。同社同部門のプライベートバンカーとして、最年少でヴァイス・プレジデントに昇格、2016年5月に退職。2016年10月に株式会社ウェルス・パートナーを設立し、代表に就任。超富裕層のコンサルティングを行い1人での最高預かり残高は400億円。書籍出版や各種メディアへの寄稿、登録者3万人超のYouTubeチャンネル「世古口俊介の資産運用アカデミー」での情報発信を通じて日本人の資産形成に貢献。医師向けサイトm3.comのDoctors LIFESTYLEマネー部門の連載ランキング人気1位。
当社での役割
超富裕層顧客の資産配分と税務の最適化提案。
特に上場会社創業者の複雑な相続対策や優良未上場企業の組織再編に注力。
同社の代表として書籍の出版や日本経済新聞、週刊東洋経済、ZUUonlineなど各種メディアへの寄稿、投資教育普及のために子供向けの投資ワークショップなどを開催。

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