トレンディな富裕層にお薦め! センスが光るアート&デザインレストラン10選

世界の流行に敏感なトレンディ戦士が休息に行きつけるのが、著名なインテリアデザイナーが手掛ける斬新モダンなデザインレストランです。そこでは芸術センスが磨かれスマートなビジネス感覚がとぎすまされ、「イケてる富裕層」の烙印を押されること間違いなしでしょう。現在世界で注目されている、デザインレストランを厳選してご紹介してまいります。

1.ザラストロ/イギリス

ロンドンのコヴェントガーデンにある、オペラ愛好家のオーナーが夢を実現させたレストランです。店名はモーツァルトのオペラ「魔笛」の登場人物に由来し、店内はオペラ歌劇場を再現しており、舞台の小道具などをインテリアとして巧みに使って、テーマパークのような観劇シーンを演出しています。

オペラのボックス席を模したテーブルでいただくのは、シェフ自慢の地中海料理で、食後はフルーツの盛り合わせがつき、音楽の生演奏に耳を傾けながらドラマチックな時間を過ごせます。

2.アラン・デュカス~プラザ・アテネ/フランス

パリの高級ホテル「オテル・プラザ・アテネ」内にあるレストランで、2014年のリニューアルオープンした店内のデザインは、パトリック・ジュアン氏とサンジ・マンク氏が手掛けています。

天井に輝くスワロフスキーの巨大シャンデリアから降り注ぐ光が、曲線を駆使した銀色のインテリアにキラキラと反映し、ロマンチックな白銀の世界を再現しています。テーブルクロスを使わないテーブルに和洋ミックスの食器が並ぶなど、新スタイルを打ち出すのもアラン・デュカスならでは。

革命的な三つ星シェフ、アラン・デュカス氏は肉をほとんど排し、魚、野菜、穀物の3つをメインにしたオーガニック料理を提供するなど、フランス料理界に新風を吹き込んでいます。

3.ザ・ジェーン/ベルギー

2015年の「レストラン&バーデザインアワード」で世界で最も美しいレストランに選ばれた、ベルギーのアントワープにあるレストランです。

軍病院内の教会をアバンギャルド風に改装し、ステンドグラスにポップなデザインを加え、2階のバーラウンジからは1階の広いダイニングやキッチンも眺められます。インテリア、食器、制服に至るまで、アーティストとコラボしたトータルデザインも店全体の統一美を創り出しています。

料理はオランダのミシュラン3つ星シェフ、セルジオ・ハーマン氏が担当し、2014年の開店からわずか8カ月で1つ星を獲得しています。フランス料理をベースにし、アントワープで獲れる魚介類を使った、独自のベルギー料理を提供しています。

4.ル・パン・フランセ/スウェーデン

スウェーデンのイェーテボリにあるフランスベーカリーのチェーン店が、本格的なレストラン界に進出した初の試みです。スカンジナビアで有名なインテリアデザイナー、スティルト・トランポリ氏がデザインを手掛け、フランスのジュール・ヴェルヌとオーギュスト・エッフェルのベルエポックスタイルにインスピレーションを受けた斬新なデザインとなっています。

4階建ての総床面積1200㎡の店内には、レストラン、バー、カフェなど4種類のテーマスペースを配し、ビストロでは洗練されたフランス料理が出され、日曜日はビュッフェ形式のブランチも楽しめます。

5.アモ・レストラン/香港

香港島の「アジアソサイエティセンター」の一階に2012年にオープンしたレストランで、ジョイス・ワン女史がインテリアデザインを手掛けています。

店名は「Asia・Modern・Museum・Original」の頭文字からとり、アジアンテイストのゴージャスなインテリアが印象的で、英国統治時代の弾薬庫だった場所柄か、窓からは都心とは思えない豊かな緑の風景が広がります。

イタリア人シェフ、ローランド氏が気軽にイタリアンを楽しめるようにと開店し、地元の新鮮な魚介類を使ったイタリアン&地中海料理を提供しています。

6.ヴァンダル/アメリカ

2016年にニューヨークの流行発信地ロウアー・イーストサイドにある、NYで最もトレンディと言われているレストランの一つで、業界屈指のTAOグループとロックウェルグループがタッグを組んでオープンしました。

2000㎡強のフロアは2階に分かれ、360席を擁するメガダイニングを幾つかのスペースに配分し、トリスタン氏やハッシュ氏など世界で活躍するストリートアーティストの芸術作品が店内を彩り、まるで現代アート美術館のような趣です。

ニューヨークで名を馳せるシェフ、クリス・サントス氏が世界中を旅してインスピレーションを得た、世界各国のオリジナル料理を複数のテーブルでシェアして味わえる、斬新なメニューを展開しています。

7.レストラン・バンク・ボストン/アメリカ

ボストン市内で長年廃墟となっていた20世紀初頭の銀行をリニューアルしたレストランで、バーとダイニングエリアを備え、流れるような木の造形が美しい空間を創り出しています。

巨大なバニヤンツリーを配したアジアンテイストな店内の真ん中にあるワイン貯蔵庫は、天井から吊り下がっているような錯覚を与え、全体がシームレスに流れる森と宇宙のエキゾチックなスペースとなっています。
料理はアジアンタッチの独創的な料理を提供し、ミニマリズムなヌーベルキュイジーヌを楽しめます。豊富なワインリストも魅力です。

8.ジャーマン・ジムナジウム/イギリス

1864〜65年にかけてドイツ体育協会のために建てられたエドワード・グルニング氏デザインの体育館を改造し、コンラングループのD&Dが出資して2015年にレストランとして生まれ変わりました。

ロンドンのキングス・クロス駅の東に位置し、国の歴史建造物にも指定されている古色蒼然とした外観は目を引き、中に入ると天井高17mの壮大な店内に圧倒されます。

体育館の面影を残しながらもシックでエレガントなインテリアの中、伝統的なドイツ料理の他、ドイツ風ティーサロンやバーでお茶やお酒も楽しめます。

9.スカート/シンガポール

シンガポールのリゾート島セントーサにあるデザインホテル「Wホテル・セントーサ」内にあるレストランで、窓からはヨットハーバーと緑を臨み、吹き抜けの天井には金銀の煌びやかな照明が輝き、贅沢で幻想的な空間が広がります。

シンガポール出身のシェフ、ラリー・コー氏は、ジョエルロブションなどにも師事した若いながらも経験豊富な料理人です。和牛やブラックアンガスなど種類豊富な肉や、地元の新鮮な魚介類を使った、素材を大切にしたグリル&シーフード料理を提供しています。

10.ブランスウィック・ハウス/イギリス

テムズ川南岸ヴォックスホール駅近くの、近代ビルが立ち並ぶ一角に、18世紀に建てられたジョージアン朝のマンションハウスを改装したレストランがあります。アンティークを扱う会社「ラスコ」が経営するだけあって、店内はシャビーシックなアンティーク調度品や装飾品が所狭しと飾られています。

アンティークショップも兼ねているので見学も兼ねて訪れることもでき、イベントやパーティにも利用されています。モダンな英国料理を提供しており、食材の組み合わせや調理法が目新しいトレンディな美食を楽しめます。

11.まとめ

デザインレストランの多くは、店の外観からは想像つかないインパクトのあるデザインが特徴的です。そんな外観と内装のギャップも計算され、訪れる客にサプライズ感を与えることも想定しているのかもしれません。

デザインレストランでグルメな時間を過ごしつつ、時代を先取りするインテリアデザイナーの息吹を、ビジネス&プライベートライフに吹き込んでみませんか?

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