新型コロナ下での事業承継で知っておきたい5つの知識

はじめに

会社を経営している以上、どこかでぶつかるのが「会社をどうするか」という問題です。
創業者の代で会社を畳む場合は廃業などの手続きを取りますが、後継者に会社を継いでもらう場合は「事業承継」を検討することになります。

新型コロナ下で事業承継を検討する場合、どのようなポイントに気をつければいいのでしょう。
事業承継で知っておきたい基礎知識はあるのでしょうか。

新型コロナ下での事業承継で知っておきたい5つの知識を解説します。

新型コロナ下の事業承継で知っておきたい知識

新型コロナ下の事業承継で知っておきたい知識は次の5つです。

・事業承継しやすい状況を作っておく
・事業承継は赤字会社でもできる
・事業承継にはいろいろな方法がある
・事業承継で何を優先するか考える
・会社の負債や資産を確認しておく

事業承継と言われると複雑な手続きを想像するかもしれません。
法律や税金、具体的な手続きはそれぞれの専門家に任せれば、経営者自体が行いたいことや知っておきたいことは、さほど複雑ではないのです。

順番に見ていきましょう。

新型コロナ下の事業承継知識 ①事業承継しやすい状況を作っておく

新型コロナウイルスの影響で経営状況が不安定になっていたり、赤字になっていたりする会社もあるはずです。
事業承継した後に後継者が大慌てで会社を立て直さなければならないと大変ではないでしょうか。
まずは赤字や不安定な経営状況を立て直して、スムーズかつ堅実な事業承継の土台を作っておきましょう。
会社の経営状況が安定していれば、M&Aなどを使う場合も、スムーズに相手が決まる可能性があります。

新型コロナ下の事業承継知識 ②事業承継は赤字会社でもできる

事業承継にM&Aなどの会社売却・買収などの手法を使う場合、赤字会社だとできないと思うかもしれません。
それは勘違いです。
赤字会社でも、事業承継に使える方法や、相手が見つかることは少なくありません。

事業承継にM&Aの各手法を使うときは、会社の価値を算定します。
会社の価値は経営状況だけでなく、会社の技術や販路、知識、ノウハウ、社員なども関係してきます。
赤字会社だからといって事業承継を諦めて即座に廃業や倒産などの方法を選択する必要はないのです。

新型コロナ下の事業承継知識 ③事業承継にはいろいろな方法がある

事業承継にはいろいろな方法があります。
親族内承継や役員承継などの後継者選びにもいくつかの類型がある他、合併や株式譲渡などの手法などもあるのです。
会社の状況や経営者のニーズに合わせていろいろな方法の中から選択できます。

新型コロナ下の事業承継知識 ④事業承継で何を優先するか考える

事業承継では何を優先するか考えることが重要です。
たとえば、会社のある事業を優先して残し、今後もその事業を中心に展開したいと考えていたとします。
このような場合は、後継者と話し合って、優先する事業を中心に事業承継の予定や計画を立ててみてはいかがでしょう。

優先するものによって計画や流れ、方法などが変わってくる可能性があります。
経営者が「大切なものは何か」を考えておくことが、コロナ下で事業承継をスムーズに行うコツです。

新型コロナ下の事業承継知識 ⑤会社の負債や資産を確認しておく

新型コロナ禍で知っておきたい事業承継の知識としては、負債と資産の確認があります。
事業承継とは承継すること。
承継されるものは手法によっても変わってきますが、その前段階、会社のプラスとマイナスの整理として、経営者が負債と資産を確認しておくと、承継の際に慌てずに済みます。

負債については、保証の状況についても確認しておくことが重要です。

まとめ

新型コロナ下で事業承継を検討しているときに知っておきたい基礎知識やポイントをまとめました。

新型コロナで会社の倒産などのニュースを目にするたびに「自社はどうするか」と考えてしまう経営者もいるのではないでしょうか。
会社は廃業や倒産などで終わらせることもありますが、事業承継によって次の代や別会社に引き継いでもらうことも可能です。

経営者はいずれ「自社をどうするか」に対して、明確な答えを出さなければならないときは来るはずです。
そのときに、5つの知識は頭の片隅に置いておきたいものです。

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