現在の日本という国で生活をしていて、将来に対する漠然とした経済的な不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
経済的な不安を少しでも解消すべく、資産運用を始めたいが、そんな経済的余裕はない方も多いのではないでしょうか。
ですが、現状を変えなければ将来も何も変わりません。「できることからコツコツと」が大事です。
そこで今回は、少額(1万円以下)から始められる資産運用についていくつか紹介します。
自分の目的にあった資産運用方法を見つけてみましょう。
変額保険
変額保険は、月額1万円以下から始められます。
そもそも変額保険とは、生命保険の一種ですが、支払った保険料を保険会社が運用しているため、資産運用としても有効です。
通常の生命保険も保険会社が運用をしていますが、変額保険は、運用成績に応じて死亡保障額や解約返戻金額が減ったり増えたりします。
計画的に死亡保障保険に加入したいと考える方には向きませんが、資産運用目的や貯蓄目的の方にはとても向いています。
死亡保障に加え、資産運用ができる変額保険への加入はとてもおすすめです。
なお、運用利率は保険会社によっても異なりますが、最大で6%程度まで上がりますので、上がりきったタイミングで解約をすれば、支払った保険料以上の金額が戻ります。
投資信託
資産運用を始めようと考えたことがある方はきっと、投資信託という資産運用方法を耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。
投資信託も1万円以下、5千円程度から始められる資産運用です。中には数百円程度から始められる投資信託も存在します。
毎朝飲んでいるコーヒーを1ヶ月に一度我慢すれば始められるのは、とても魅力的です。
ただ、金額を増やせば増やすほど大きなリターンに期待ができるのは言うまでもありません。
そもそも投資信託とは、預け入れたお金をプロが運用をして、運用成績に応じて配当金が支払われる金融商品です。
投資のプロがたくさんの人から集めた大きな金額を投資し、お金を増やす投資信託ですが、元本が保証されているわけではありません。
損益は、預け入れた金額の割合に応じて変化するため、大きな金額を入れれば入れるほど、損も利益も大きくなります。
ただ、銀行の預金など安全性の高い資産運用に比べれば、リターンも大きいです。そして、投資信託を始めるには、難しい知識などは一切必要ありません。
資産運用に関する知識に乏しい方や、初めて資産運用を行う方は、投資信託から始めてみても良いのではないでしょうか。
個人向け国債
個人向け国債とは、国が発行する債券のことであり、元本が保証されている上に、額面に対して0.05%(年率)の最低保証利率がついています。
個人向け国債は、1万円から1万円単位で購入が可能となっており、毎月(年12回)発行されています。
ですから、毎月コツコツと1万円ずつ購入するも良いですし、余裕がある月のみ購入しても良いでしょう。
また、中途換金も可能ですから、まとまった資金が必要になった際には、中途換金して資金を作っても良いでしょう。
銀行預金よりも利率は高いですし、国が発行している債券である安心感もあります。
銀行が破綻する可能性と日本という国が破綻する可能性どちらが高いでしょうか?
安全性重視で資産運用を行うのであれば、個人向け国債の購入をおすすめします。
まとめ
今回は、変額保険・投資信託・個人向け国債について紹介しました。
変額保険や投資信託は、元本が保証されていない分、大きなリターンに期待ができます。
反対に個人向け国債は、元本が保証されている分、大きなリターンに期待ができません。
どちらの資産運用方法が良いのかは、各個人・各家庭の状況によって異なりますから、一概には言えません。
自分の経済状況をしっかりと理解した上で、自分のニーズに合った資産運用を選択しましょう。