2019
09/17
最終更新日:2019/09/18
ライフスタイル

はじめに

プライベートジェットは、10名弱で乗る小型機から40名程度までが乗ることができるものまで様々です。

まだまだ日本では普及率が高くないのが現状ではありますが著名人が次々に所有を始めていることから認知度は高まりつつあります。

また、日本ではプライベートジェットと呼ばれることが多いですが海外ではビジネスジェットと呼ばれます。

一般的にビジネスでの移動用ツールとして捉えられているからです。

経営者や富裕層が莫大な資産を持っている背景もありますがアメリカでは20,000機程のプライベートジェットが運用されているといいます。

プライベートジェットを所有する著名な日本人


プライベートジェットを所有する日本人としては、ホンダジェットエリートを共同購入した堀江貴文氏、千葉功太郎氏、山岸広太郎氏らが有名です。

ホンダジェットエリートはホンダエアクラフトカンパニーが製造するホンダジェットのグレードアップモデルとして昨年より話題となっています。

以前よりも航続距離が伸び客室も静かで飛行中もより快適に過ごすことが可能となりました。

また、元ZOZOTOWNの前澤友作氏もプライベートジェットを所有しています。

所有するのはガルフストリームG650という機体で約18名まで乗ることが可能です。プライベートジェットとしては大型とされ、価格は70億円以上ともされています。

このプライベートジェットを友人との旅行の他、社員旅行などにも利用されていたようです。

プライベートジェットを利用する3つの利点


前述でも触れたようにプライベートジェットは、海外の経営者などにはビジネスでの移動用ツールとしてもはやポピュラーです。もちろんそこには経営者が買うに値する大きな利点があります。

ここでは、経営者などがプライベートジェットを利用する利点を3つに絞って紹介していきます。

利点1.移動時間の短縮

まず第一の利点として移動時間の短縮が挙げられます。当たり前ですが民間機のように発着時刻に縛られることはないですし、空港での待ち時間も皆無です。

「時は金なり」とも言いますが経営者などにとっては一分一秒が惜しいはずです。ほんの数分で大きな額が動くのならば移動時間に多くの時間を割くことは得策ではありません。

「時は金なり」の語源が「Time is money」であるように海外でこそ、この考え方が強いのかもしれません。

利点2.自由に移動が可能

プライベートジェットであれば、ハブ空港を経由しないと行けないような地方の空港や飛行場でも直接フライトすることが可能です。

そのため、移動の自由度は高くなりますし数時間の間で複数の空港に降り立つこともできます。限られた時間の中でいくつかの商談をこなさないといけない場合などには非常に重宝するでしょう。

利点3.移動中の時間を有効に活用できる

プライベートジェットであれば旅客機とは異なり、移動中にミーティングをしようが食事をしようが足を伸ばしてリラックスをしようが自由です。旅客機のように多くの人間と乗り合わせることがないので機内をプライベート空間として使用することができます。

また、セキュリティ面でもプライベートジェットのほうが安心です。同乗するのは仕事の同僚や友人など信頼がおける人間のはずで、少なくとも話したことがないような人間を乗せることはないからです。

プライベートジェットの価格


プライベートジェットも大小あるので価格は様々ですが、例えば先に紹介したホンダジェットエリートはおよそ5億8000万円から。前澤氏が所有するガルフストリームG650は70億円以上です。

ただこれらはプライベートジェット機の価格であり、これに加えて維持費も当然かかってきます。パイロットや整備士にかかる人件費、整備費、機体保険料、駐機費用などあらゆる費用が発生します。また使用の度に空港使用料も発生します。

日本でプライベートジェットが普及していない要因は価格と利用価値のバランスにもあります。年間2億円以上は維持費がかかるともされているため、余程の価値を見出さなければ日本人の感覚では高いと思っても仕方ないでしょう。

チャーターをする経営者なども

プライベートジェットに魅力を感じつつも、コストパフォーマンスの面で購入に踏み切れないといった経営者の方も多いかと思います。ただその場合はチャーターという方法もあります。

チャーターであれば利用料だけで済むので価格を抑えられますし、年間何度も利用しないのであればチャーターを利用したほうが懸命です。

ちなみに利用者は、経営者の方がメインで少なからず旅行で利用する場合もあるようですが、やはりビジネス利用が多いようです。

まとめ

プライベートジェットは、日本ではまだまだ普及しているとは言えない現状はありますがホンダジェットエリートなどの登場で所有するハードルは徐々に低くなってきています。

ただステータスとして所有するにはあまりにも高く付く買い物です。チャーターの利用なども選択肢に入れ購入は十分見極める必要があるでしょう。

本記事の著者

世古口俊介
世古口俊介 代表取締役
プロフィール
2005年4月に日興コーディアル証券(現・SMBC日興証券)に新卒で入社し、プライベート・バンキング本部にて富裕層向けの証券営業に従事。その後、三菱UFJメリルリンチPB証券(現・三菱UFJモルガンスタンレーPB証券)を経て2009年8月、クレディ・スイスのプライベートバンキング本部の立ち上げに参画し、同社の成長に貢献。同社同部門のプライベートバンカーとして、最年少でヴァイス・プレジデントに昇格、2016年5月に退職。2016年10月に株式会社ウェルス・パートナーを設立し、代表に就任。超富裕層のコンサルティングを行い1人での最高預かり残高は400億円。書籍出版や各種メディアへの寄稿、登録者14万人超のYouTubeチャンネル「世古口俊介の資産運用アカデミー」での情報発信を通じて日本人の資産形成に貢献。医師向けサイトm3.comのDoctors LIFESTYLEマネー部門の連載ランキング人気1位。
当社での役割
超富裕層顧客の資産配分と税務の最適化提案。
特に上場会社創業者の複雑な相続対策や優良未上場企業の組織再編に注力。
同社の代表として書籍の出版や日本経済新聞、週刊東洋経済、ZUUonlineなど各種メディアへの寄稿、投資教育普及のために子供向けの投資ワークショップなどを開催。

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