目次
はじめに
突然の相続などで空き家のオーナーになることがあります。
自分や家族、親族に住む予定があればいいのですが、誰も使う予定がなく、さらに住む人もいなければ、空き家の維持管理が負担になってしまうのではないでしょうか。
空き家は住む人がいなくても固定資産税が課税され、維持管理の負担も発生します。
さらに空き家を放置してしまうと、特定空き家に指定された挙句に軽減されていた固定資産税が6倍に増えてしまうというリスクもあるのです。
空き家を重荷にしないためにも、処分や運用を検討してみてはいかがでしょう。
空き家の処分や運用の方法について解説します。
空き家の処分方法
空き家の処分には主に3つの方法があります。
買取や仲介などの他には、近隣の住民などに個人的に売却することも可能です。
不動産会社と仲介契約を結んで売却する
仲介とは不動産会社と仲介契約を結んで空き家を売却することです。
仲介契約とは不動産会社に買主を探すための活動(宣伝や広告、内覧など)をサポートしてもらい、空き家を処分する方法になります。
所有者にとっては不要な空き家でも、誰かにとっては必要な家になるかもしれません。
使う予定がないなら必要としている誰かに売却してはいかがでしょう。
不動産会社に空き家の買取を依頼する
空き家は買取によっても処分可能です。
買取とは不動産会社に空き家を買ってもらう方法になります。
仲介が不動産会社にサポートを受けて第三者に売却する方法なら、買取は不動産会社が買主になる方法です。
買取の場合は買主が見つからない老朽化物件なども換金できる可能性があります。
費用を負担して空き家を解体する
空き家は買取や仲介などで換金する方法もありますが、所有者や相続人がお金を出して解体することも可能です。
土地は必要だが建物は不要という場合は家を解体し、土地だけを所有者や相続人が使う方法もあります。
更地にすることで資材置き場にするなど、別の活用方法が見えてくるかもしれません。
空き家の運用方法
空き家は処分するだけでなく運用する方法もあります。
運用方法には民宿やサブスク、賃貸などの方法があります。
空き家を賃貸などで運用する
空き家を一軒家として誰かに貸す方法があります。
所有者や相続人などが使わなくても誰か必要としている人に貸せば賃料を受け取れるため、維持管理費用などに充当可能です。
上手く運用すれば維持管理費用や税金などを負担したうえでさらに利益が出るかもしれません。
一軒家として貸し付ける他にシェアハウスとして運用することも可能です。
空き家を民宿などで運用する
空き家は民宿のような宿泊施設として運用する方法もあります。
空き家が観光地の近くにある場合や外国人旅行者が多くやって来るような地域の場合は民宿にするのも方法のひとつです。
空き家を売却する場合は古いと買い手が見つからない可能性もありますが、民宿として活用する場合は古さが逆に人気を呼ぶケースもあります。
空き家をサブスクで活用する
サブスクの中には空き家をサブスクとして活用する方法もあります。
サブスクとは定額料金で物や権利を利用できるサービスです。
空き家をサブスクの対象として誰かに使わせて活用する方法もあります。
まとめ
使わない空き家は所有していても管理や税金の負担があります。
使う予定のない空き家なら、負担が大きくなる前に処分を検討してはいかがでしょう。
賃料の高い地域に空き家があるなら、シェアハウスなどとして運用してもいいかもしれません。
空き家を放置していてもただ負担がかさむだけです。
運用や処分の方法はいろいろありますので、ニーズや事情に合わせて使い分けてはいかがでしょう。
処分や運用に悩んだら、専門家にも相談してみることをおすすめします。