目次
はじめに
「サブスク」とは定額制サービスのことです。
サブスクを契約し毎月決まった料金を払うことで、物や権利などを利用できるサービスがサブスクです。
レンタルビデオ店で月1,000円を支払うことで特定のDVDなどを自由に借りられるサービスや、定期購読などを想像すると分かりやすいのではないでしょうか。
サブスクは新型コロナにより外出が難しくなった2020年に市場が拡大し、2021年もさらに拡大を続ける見通しです。
ただ、市場が拡大する反面、詐欺の事例や「解約できない」「解約方法が分からない」などのトラブルも相次いでいます。
サブスクの詐欺やトラブルについて知っておきたいポイントを解説します。
サブスク詐欺やサブスクのトラブルとは?
サブスクは有効活用できれば富裕層の生活をより豊か、かつ充実したものにしてくれますが、中にはリスクのあるサブスクもあるため注意が必要です。
サブスクでは実際に詐欺やトラブルが確認されています。
よくあるサブスク詐欺とトラブルの事例を見てみましょう。
事例①サブスクを通じて詐欺に誘導する
サブスクの広告を通じてフィッシング詐欺に誘導するという手口があります。
大々的に出ていたサブスクの広告を「気になるな」と思ってクリックしたら、クレジットカードなどの情報入力を求められたという事例です。
サブスクの広告からいきなりクレジットカードなどの情報入力を求められたら、フィッシング詐欺を疑う必要があります。
事例②サブスクの解約が困難でトラブルになる
サブスクは契約が続く限り定額料金を払い続けなければいけません。
サービスを利用しなくても料金の支払いは続きます。サブスクを使わず料金をもう払いたくないという場合は解約する必要があります。
しかし、サブスクの中にはわざと解約を困難にしているサービスもあるのです。
たとえば解約の案内の文字が小さかったり、解約のための手続きページが見つけにくくなっていたりするケースがあります。
解約方法が分からずトラブルになることがあるのです。
事例③サブスクをやめたはずなのに「解約」できていない
サブスクを自分では「解約した」と思っていたのに、実際は解約できていないケースがあります。
よくあるのはアプリタイプのサブスクです。サブスクを解約したいと思い、スマートフォンなどからアプリを削除しました。
サブスクはアプリを削除しただけでは解約できません。
そのため、アプリを削除して解約したと勘違いし、実際は解約できていなくてトラブルになるケースがあります。
事例④身に覚えのない料金を請求される
無料のサブスク会員として登録したのに、一定期間の経過で自動的に有料会員に移行してしまい「知らない料金を請求された」というケースです。
無料から有料の会員に移行することなどを知らず、身に覚えのない料金の請求だと慌ててトラブルになってしまいます。
サブスク詐欺や解約トラブルの対処法
サブスクの詐欺や解約トラブルには4つの対処法があります。
・クレジットカード情報などの入力を求められたら慎重になる
・解約などでトラブルや不安があれば弁護士や国民生活センターなどに相談する
・解約できているか「サブスクリプション」などの項目でチェックする
・サブスクの料金やサービス内容をしっかり確認して加入する
サブスクの利用には支払い情報などが必要になります。
しかし広告をクリックしていきなりクレジットカード情報などを求められるのは不自然です。
いきなり情報を求められても安易に情報を入力しないようにしましょう。
解約や契約内容、詐欺などで不安なことがあれば弁護士や国民生活センターなどに相談することをおすすめします。
また、機器によっては「サブスクリプション」などの項目から加入しているサブスクを確認できます。
機器によって操作や確認ページが異なりますので、操作については機器の会社に確認することをおすすめします。
サブスクに加入するときは料金やサービス内容などを確認し、請求に驚かないようにしておくことも重要です。
まとめ
サブスクに加入したはずがフィッシング詐欺だった。
サブスクを解約したはずなのに、実際は解約できていなかった。このような詐欺やトラブルが報告されています。
サブスクは生活を豊かにする反面、市場が拡大していることから詐欺やトラブルのリスクもあります。
不安なことや困ったことがあれば、弁護士や国民生活センターなどに相談してください。