ソーシャルレンディングとは? メリット・デメリットについても詳しく解説!

はじめに

最近注目を集める「ソーシャルレンディング」をご存知でしょうか。
安全性の高い資産運用方法を探している方、多額の資金を集めたい方。
ソーシャルレンディングは、そういった方々におすすめの新しいサービスです。

まずは、ソーシャルレンディングの仕組みについて知り、メリット・デメリットについて見ていきましょう

ソーシャルレンディングとは?

ソーシャルレンディングとは「融資型クラウドファンディング」のひとつに分類されています。

そもそも「クラウドファンディング」とは、何かしらの事業や発展途上への支援、商品開発などを目的とし、群衆から資金を募ります。
集まった資金で自身のプロジェクトを行い、支援者に配当金やサービスなどのリターンを提供するのがクラウドファンディングというサービスです。

そしてソーシャルレンディングも同じように、個人や法人から資金を集めるという仕組みから「融資型クラウドファンディング」と呼ばれているのです。

しかし、ソーシャルレンディングは、「金銭消費賃借契約」でもあり「投資」でもある、新しいサービスなのです。

資金を集めたい人と資金を増やしたい投資家とをつなぐサービスであるため、どちらの側面も持っていると言えます。

例えば、100万円の資金を集めたいと考える借り主が、複数の投資家からソーシャルレンディングで100万円を借りたとしましょう。

もちろん、金銭消費貸借契約には利息が発生するわけですから、借り主は100万円に応じた利息を支払います。
一方でお金を貸した投資家は、支払われた利息から自分が出資した金額に応じて配当を得られるのです。

ソーシャルレンディングのメリット

投資家から見たソーシャルレンディングのメリットは主に2つです。それぞれ詳しく見ていきましょう。

利回りが高い

他の投資で見れば、不動産投資の利回りとほとんど変わりません。しかし、不動産投資は、空室リスクを始め、自然災害リスク、死亡リスクなどさまざまなリスクが懸念されています。

高利回り資産運用を目指すのであれば、ソーシャルレンディングがおすすめです。

安全性が高い

「お金の貸し借りは不安」
「貸し倒れリスクはどうなの?」
「そもそも貸出金利が高いのに借りる人はいるのか?」
ソーシャルレンディングの仕組みを知れば、こういった不安が出てくるのではないでしょうか。

確かに、ソーシャルレンディングの貸出金利は高いため、借り主は銀行から融資を受けたほうが良いのは間違いありません。
しかし、財務的には健全であっても創業して間もない企業や借入期間の短い融資であれば、銀行から借りられません。

つまり、何かしらの理由で銀行から融資を受けられない企業や個人が、ソーシャルレンディングを使用するのです。

ただ、ソーシャルレンディング側でも、資金を融資する際には厳しい審査条件を設けているため、安全性が高いと言われています。

ソーシャルレンディングのデメリット

ソーシャルレンディングが抱えるデメリットは主に2つです。それぞれ詳しく見ていきましょう。

一気に資金は増えない

FXや仮想通貨などのリスクを伴う金融商品は、時には一攫千金を狙える場合もあります。
投資金額によっては、たった1日で数十万円~数百万円の利益をあげられます。

しかし、ソーシャルレンディングは、安全性が高い分一攫千金に期待ができません。
「毎月、毎年コツコツと資産運用」これがソーシャルレンディングです。

流動性が悪い

ソーシャルレンディングは、運用期間中は資金を引き出せないため流動性が非常に悪いです。

緊急で資金が必要になっても、引き出せませんので、金融資産のすべてを投資しないように注意しましょう。

まとめ

ソーシャルレンディングは、新しい「融資型クラウドファンディング」です。
安全性が高く、高利回りであることから、最近、投資家のあいだで注目を集めています。

デメリットもしっかりと把握した上で、ソーシャルレンディングについて検討してみてはいかがでしょうか。

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