目次
はじめに
こんにちは。ウェルス・パートナーの世古口です。
私は世界のいろいろな国に言っていますが、「富裕層におすすめの国や地域は?」と尋ねられたら、オーストラリアのゴールドコーストを挙げています。
控えめに言ってもオーストラリアのゴールドコーストは富裕層の方にかなりおすすめです!
個人的にはハワイよりおすすめかもしれません。
オーストラリアのゴールドコーストがなぜ富裕層におすすめなのか、個人的な体験や費用感も交えながら説明します。
▼今回の内容はYouTubeでご覧いただけます
オーストラリアのゴールドコーストをおすすめする理由
オーストラリアのゴールドコーストを富裕層におすすめするのは次の理由からです。
ゴールドコースト過ごしやすい気温や湿度である
個人的にオーストラリアのゴールドコーストは気温や湿度などの点においてとても過ごしやすく感じられました。正直、ハワイより過ごしやすいです。
ゴールドコーストの気温はハワイと同じくらいだと感じられますが、空気がよりからっとしています。ハワイより湿度が低い感じでしょうか。
日本の秋冬あたりの月でも半袖でからっと心地よく過ごせるところがゴールドコーストの良いところです。
気温や湿度などの点で過ごしやすいことから、ゴールドコーストは旅行先としておすすめです。
ゴールドコーストはビーチが最高である
ゴールドコーストのサーファーズパラダイスはサーフィンをする方にとても人気があります。ただ、それだけでなく、普通に遊びに行ってもかなり楽しめます。
特に子供連れ。おそらくウミネコだと思うのですが、海鳥がたくさんいて、子供が「鳥~!」と喜んでくれるビーチでもあります。大人も過ごしやすいビーチです。
また、ゴールドコーストのビーチは世界でもトップクラスの長さで、かなり開放感があります。多くの方がビーチに来ていても窮屈さは感じられません。
大人から子供までゆったり広々楽しめるビーチがあるという点でゴールドコーストはおすすめです。
メインのビーチに隣接した優良なホテルがある
ゴールドコーストのメインビーチの側にはアクセス良好なホテルが多数あり、とにかく宿泊料金が安いです。ホテルの部屋の広さや景観、サービスなどを考えると、ハワイと比較してかなり割安感があります。ハワイの同じような広さ/ランク/サービスの部屋に宿泊する場合と比較し、ゴールドコーストの宿泊料金は2分の1か3分の1くらいになっています。コスパはかなり良いと言えるでしょう。
また、個人的には各ホテルの雰囲気も気に入っています。シティ感が3割でローカル感が7割と、シティホテルやビジネスホテルに寄り過ぎていない感じです。この3対7の割合が、個人的には居心地良く、かなり気に入っています。おすすめです。
ゴールドコーストはシティ感とローカル感のバランスが良い
シティ感3割、ローカル感7割になっているのはホテルだけではありません。ゴールドコーストの町の雰囲気も同じようになっています。
シティ感が強すぎると、観光や休暇に来ているという感覚がなくなりがちです。仕事で来ているような気になってしまいます。ゴールドコーストはシティ感もあり買い物やグルメなども楽しめる反面、ローカル感もあります。
ローカル感が強すぎると、今度は「遊ぶところがない」「田舎過ぎて暇」となってしまうのですが、ゴールドコーストはシティ感も混じっているので、適度に自然もあり、地元の海産物などグルメも楽しめるという感じです。町の「遊ぶところとのんびりできるところ」のバランスがとても良いのです。
このバランスの良さがあるからこそ、富裕層にゴールドコーストをおすすめしています。
ゴールドコーストは観光もかなり楽しめる都市である
ゴールドコーストはビーチを楽しめる他、いろいろなお店があるので買い物も楽しめます。動物園やテーマパーク、世界遺産の土ボタルツアー、クルージングなどもあり、「観光に困る」ということはありません。
日本から4日〜5日くらい旅行するのであれば、毎日やれること、楽しめることが多く、特に「暇だ」と困ることはありませんでした。観光という点でもゴールドコーストはおすすめです。
料理は魚介と肉と野菜どれも楽しめる
オーストラリアと言えばオージービーフなので、肉料理が多かった印象です。ただ、ゴールドコーストは海の側なので、海老や蟹といった魚介類の料理もかなり豊富でした。魚介類好きの方も満足できるのではないかと思います。野菜も豊富なので、ベジタリアンや野菜好きの方でも食事を楽しめます。
食事の店や種類はかなり多く、日本食の店も少なくありません。豚骨ラーメンの店に行ってみたのですが、想像していたよりかなり美味しかったです。食事で困ることや飽きることは、あまりないかと思います。
それと、朝早くから多くのカフェが開店しており、朝食にもってこいです。
ゴールドコーストは先進国の中では物価が安めである
私が前にオーストラリアのゴールドコーストに行ったのは2023年10月です。そのときのゴールドコーストの物価は東京の1.数倍くらいでした。
先進国の中には日本の物価の2倍以上という国や地域も多々あります。そうした国々や地域と比較すると、かなり物価は安いという印象でした。
先進国の中でも物価が安いという点でもゴールドコーストはおすすめです。
リタイア世代が移住するには良さそうな都市である
ゴールドコーストは買い物やグルメ、観光など適度に楽しめます。自然も豊かでのんびりしていますので、仕事を完全にリタイアした富裕層の方が移住するには良いところだと感じました。
オーストラリアのゴールドコーストに旅行する際の注意点
世界中のどの地域にも「注意したい」というポイントがあります。
オーストラリアのゴールドコーストも同じで、富裕層の方に注意していただきたいポイントがあります。
遊びが中心で旅行する方にはつまらない可能性あり
ゴールドコーストには遊ぶ場所こそあるものの、1週間〜2週間ほど滞在すると「そろそろ行く場所が尽きてきた」となりがちです。
テーマパークなどはあるものの、日本のTDLやUSJほどの規模や賑やかさはありません。地方都市のテーマパークという感じです。
観光では遊びを中心にしたいという方には退屈に感じられるかもしれません。
2024年10月現在はゴールドコーストへの直行便がない
私が家族とゴールドコーストに行った2023年は東京からの直行便があったのですが、2024年10月現在はなくなっているようです。東京からゴールドコーストへは経由便を使うしかないので、アクセスが不便になっています。
ハワイのような賑やかさや華やかさはない
ゴールドコーストとハワイはよく比較されます。
ゴールドコーストにはハワイのような賑やかさや華やかさはありません。ハワイは世界中から人や物がたくさん集まりますので、もっとがやがやした賑やかな感じや華やかな感じがあります。
華やかさや賑やかさ。物や人が集まっている感じ。こういった雰囲気が好きな方にはゴールドコーストよりハワイの方がおすすめです。
ゴールドコーストの波は子供にはちょっと強め
ゴールドコーストのビーチの波は、小さな子供にはちょっと強めです。
ビーチは開放感もあり海鳥も多く、子供を遊ばせるには良いスポットです。ただ、波の強さが心配だったので、一緒に連れて行った子供はあまり海には近づけませんでした。
大人が遊ぶ分には問題ないと思います。
現役世代が移住するには退屈そうな都市である
仕事を完全にリタイアした方の移住先としてはおすすめのゴールドコーストですが、現役世代の移住先としてはあまりおすすめしません。
観光や買い物などはある程度回ると飽きてしまいます。
現役世代が移住するならシドニーなど、オーストラリアの中でももっと都市感のある地域がおすすめです。
オーストラリアのゴールドコーストに行くにはいくらかかる?費用感
オーストラリアのゴールドコーストには2023年10月に大人5人、幼児2人で行きました。
トータルでかかった費用は税込210万円です。
- 航空券74万円:ジェットスターのエコノミー、直行便)
- 宿泊費61万万:ビーチの側にあるペッパーズソウルのペントハウス3ベッドルーム(280平米、素泊まり5泊)
- 飲食代40万円くらい
- ツアーオプション代やリバーサイドのクルーズ代など 20万円くらい
ゴールドコーストではコアラを見たり、カンガルーを見たり、リバーサイドクルーズを楽しんだりしました。
ドリームワールドというテーマパークにも行ったのですが、こちらは特に子供に喜ばれました。動物のショーを見たり、本物の車っぽいゴーカートに乗ったりと、かなり楽しめたようです。
ホテルは280平米の3ベッドルームペントハウスで1泊12万円くらいですから、料金的にはかなり安いと言えるのではないでしょうか。東京だったらもっと高いですよね。
部屋のベッドも広く、バスルームからのビーチの景観なども最高でした。こちらも子供が喜んでいました。
ゴールドコーストはハワイの2分の1から3分の1でおさまる費用感でした。費用的には割安なゴールドコーストの方がおすすめです。
オーストラリアのゴールドコーストは富裕層におすすめ!まとめ
オーストラリアのゴールドコーストは、
- 都市感と田舎感のバランスが良い
- 5泊くらいであれば買い物からレジャーまで退屈しない
- ハワイと比較して宿泊料金や物価が安い
- ハワイと比較して気温や湿度の面で過ごしやすい
- 開放感のあるビーチがとても良い
などの理由から富裕層には特におすすめです。
個人的にも「控えめに言って最高」と思っています。
旅行先で迷っているなら、候補としてゴールドコーストを加えてみてはいかがでしょう。

株式会社ウェルス・パートナー
代表取締役 世古口 俊介
2005年4月に日興コーディアル証券(現・SMBC日興証券)に新卒で入社し、プライベート・バンキング本部にて富裕層向けの証券営業に従事。その後、三菱UFJメリルリンチPB証券(現・三菱UFJモルガンスタンレーPB証券)を経て2009年8月、クレディ・スイスのプライベートバンキング本部の立ち上げに参画し、同社の成長に貢献。同社同部門のプライベートバンカーとして、最年少でヴァイス・プレジデントに昇格、2016年5月に退職。
2016年10月に株式会社ウェルス・パートナーを設立し、代表に就任。超富裕層のコンサルティングを行い1人での最高預かり残高は400億円。書籍出版や各種メディアへの寄稿、登録者1万人超のYouTubeチャンネル「世古口俊介の資産運用アカデミー」での情報発信を通じて日本人の資産形成に貢献。医師向けサイトm3.comのDoctors LIFESTYLEマネー部門の連載ランキング人気1位。
メディア掲載情報:「m3.com」「ZUU online」「MONEY zine」「マネー現代」でコラムを連載中