2021
04/30
経済・マーケット

はじめに

新型コロナ禍の中でフィッシング詐欺被害が増加しています。
新型コロナ禍の中でなぜフィッシング詐欺が増えているのでしょう。
フィッシング詐欺の手口やだまされないための注意点について説明します。

フィッシング詐欺とは?意味や手口

フィッシング詐欺とはURLをクリックさせることで行う詐欺です。

たとえば自分宛てに有名企業の名前でメールが届いたとします。
有名企業の名前だったので疑問に思わずメールを開封し、案内にあったサービスのURLをクリックしました。

サービスの利用には住所氏名、口座番号、クレジットカード情報などの情報の入力が必須となっています。
特に疑問に思わず情報を入力しました。しかし後日、このサイトが有名企業のサイトによく似せて作った偽物サイトだと発覚します。
偽物のサイト(フィッシング詐欺サイト)に情報を入力したせいで、個人情報を不正に利用されてしまいました。

これがフィッシング詐欺の基本的な意味や手口です。

フィッシング詐欺がコロナ禍で増えている理由

フィッシング詐欺は新型コロナ禍で増加傾向にあります。

フィッシング詐欺の報告件数は2018年~2019年にかけて増加しており、2020年にはさらに増加しました。
2020年のフィッシング詐欺の報告件数は9月の時点で2019年の2.5倍になっています。
さらに、新型コロナ禍にあった2020年11月には、フィッシング詐欺ははじめて3万件を突破しました。
12月は11月の件数よりさらに増え、3万2千件超えとなっています。

新型コロナ禍でフィッシング詐欺が増えた理由としては「外出自粛のため自宅にいる」「ネットは外出せずにできるため」などが指摘されています。

外出自粛で外に遊びに行けない。
また、仕事も自宅が中心。
そんなときに連絡を取り合ったり、買い物したりするときに便利なのがインターネットです。
新型コロナによる外出自粛や、コロナ禍でもできる趣味や自宅での余暇の過ごし方としてネットを使うため、フィッシング詐欺が増加したという背景があります。

フィッシング詐欺にだまされないための注意点

フィッシング詐欺にだまされないためには3つのポイントに注意が必要です。

通販サイトなどのメールには注意する

フィッシング詐欺のメールには大手通販サイト(Amazonなど)を語ったものが多数あります。
フィッシング詐欺がはじめて3万件を超えた2020年11月はAmazonの安売りもあったことから、Amazonを語ったフィッシング詐欺メールが急増しました。
メールの送信者が大手通販サイトや有名企業などの名前でも、安易にURLからリンク先に飛ばないよう注意してください。

メールにあるURLを使わない

メールで案内されたURLを使わないという自衛方法もあります。

たとえば有名企業の名前で「ユーザー情報の更新が必要です」という内容のメールが届いたとします。
メールにはユーザー情報更新用のURLが記載されていました。
ここですぐにリンク先に飛ばず、ブックマークからサービスや企業のページの飛ぶという方法があります。

この方法を使えばフィッシング詐欺サイトに情報入力するリスクがありませんし、実際にユーザー情報の更新などが必要か確認できるはずです。
怪しいと感じたらそのサービスを提供している会社や、メールの送信者名として記載されている会社に問い合わせることも重要になります。

SNSのDMのURLにも注意が必要

Twitterなどを使っている人はDM(ダイレクトメール)やツイートにも注意が必要です。

ツイートについている短縮URLなどを不用意にクリックするとフィッシング詐欺サイトにつながっていることがあります。
ダイレクトメールも同じで、知らない人や知らない会社などから届いたDM記載のURLからフィッシング詐欺サイトに誘導されることがあります。
SNSのツイートやダイレクトメールのURLは不用意にクリックしないようにしましょう。

まとめ

新型コロナ禍でフィッシング詐欺が増加しています。
フィッシング詐欺自体は以前からありました。
新型コロナ流行による外出自粛やネットの多用がフィッシング詐欺増加に拍車をかけている状況です。

知っている名前の会社や利用している会社のサービスからメールが届いてもブックマークを利用するなど、URLには注意が必要です。
気になることや不安なことがあれば、メール送信元の会社に確認してみましょう。

本記事の著者

世古口俊介
世古口俊介 代表取締役
プロフィール
2005年4月に日興コーディアル証券(現・SMBC日興証券)に新卒で入社し、プライベート・バンキング本部にて富裕層向けの証券営業に従事。その後、三菱UFJメリルリンチPB証券(現・三菱UFJモルガンスタンレーPB証券)を経て2009年8月、クレディ・スイスのプライベートバンキング本部の立ち上げに参画し、同社の成長に貢献。同社同部門のプライベートバンカーとして、最年少でヴァイス・プレジデントに昇格、2016年5月に退職。2016年10月に株式会社ウェルス・パートナーを設立し、代表に就任。超富裕層のコンサルティングを行い1人での最高預かり残高は400億円。書籍出版や各種メディアへの寄稿、登録者3万人超のYouTubeチャンネル「世古口俊介の資産運用アカデミー」での情報発信を通じて日本人の資産形成に貢献。医師向けサイトm3.comのDoctors LIFESTYLEマネー部門の連載ランキング人気1位。
当社での役割
超富裕層顧客の資産配分と税務の最適化提案。
特に上場会社創業者の複雑な相続対策や優良未上場企業の組織再編に注力。
同社の代表として書籍の出版や日本経済新聞、週刊東洋経済、ZUUonlineなど各種メディアへの寄稿、投資教育普及のために子供向けの投資ワークショップなどを開催。

<ご注意事項>

  • 当社の所属金融商品取引業者等は株式会社SBI証券、東海東京証券株式会社、エアーズシー証券株式会社です。
  • 当社は所属金融商品取引業者等の代理権は有しません。
  • 当社はいかなる名目によるかを問わず、その行う金融商品仲介業に関して、お客様から金銭および有価証券のお預かりを行いません。
  • 各商品等へのご投資には、商品毎に所定の手数料や必要経費等をご負担いただく場合があります。また、各商品等は価格の変動等により損失が生じるおそれがあります。各商品等への投資に際してご負担いただく手数料等及びリスクは商品毎に異なりますので、詳細につきましては、WEBサイトの当該商品等のページ、金融商品取引法等に係る表示又は契約締結前交付書面等をご確認ください。

[金融商品仲介業者]

商号等:株式会社ウェルス・パートナー

登録番号:関東財務局長(金仲)第810号

[所属金融商品取引業者]

商号等:株式会社SBI証券

金融商品取引業者 登録番号:関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者

加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本STO協会、日本商品先物取引協会

商号等:東海東京証券株式会社

金融商品取引業者 登録番号:東海財務局長(金商)第140号

加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人日本STO協会

商号等:エアーズシー証券株式会社

金融商品取引業者 登録番号:関東財務局長(金商)第33号

加入協会:日本証券業協会

ご相談はこちらから
お名前*
お名前カナ*
メールアドレス*
電話番号*
第一希望日*
ご希望のお時間*
第二希望日*
ご希望のお時間*
面談場所*
ご相談を希望するアドバイザー
当日は代表の世古口が同席する場合がございます。
大まかな保有資産額を教えてください。*
ご年収を教えてください
当社を知ったきっかけ*
ご相談内容
利用規約*
上記でご入力いただいた内容は、当社からの連絡や情報提供などに利用するためのもので、それ以外の目的では使用いたしません。
また、その情報は、当社以外の第三者が利用することはございません。(法令などにより開示を求められた場合を除きます)
詳しくは、個人情報規約をご覧ください。
https://wealth-partner-re.com/policy/