はじめに
新型コロナによる影響で企業の倒産や収入低下などが報じられています。
新型コロナにより収入が低下すると「自宅で副業をしようか」と思うかもしれません。
また、新型コロナにより外出を自粛していると「家にいるなら投資など新しいことをはじめてみようか」とも思うかもしれません。
新型コロナ禍の中での在宅や収入低下を狙った詐欺が登場しています。
この記事では新型コロナ禍の中で注意したい在宅作業や副業の詐欺を取り上げます。
新型コロナ禍での3つの詐欺
副業などの話の中には詐欺まがいのものが存在しているため注意が必要です。
よくある新型コロナ禍の詐欺手口を3つご紹介します。
転売による副業詐欺
SNSや副業サイトなどで商品の転売を持ちかけられるという詐欺です。
商品を仕入れて売却することは、決して悪いことではありません。
しかしこの新型コロナ禍の副業詐欺では業者が副業を持ちかけ、副業を行う高齢者や学生、主婦などに商品を買わせるという手口になります。
売るというよりも「買わせる」詐欺です。
この詐欺では、購入した商品を転売すれば「必ず儲かります」「すぐに購入費以上の儲けが出ますよ」と勧誘します。
実際は利益を出すことは簡単ではなく、サイトによっては出品禁止の品物などに該当するケースもあります。
結果、商品代金を詐欺業者に取られて終わるというわけです。
中には転売する商品を買わせるときに借金をさせるようなケースもあります。
コールセンターの副業詐欺
自宅で空いた時間にできる。
自宅でコールを受け、応対すればいい。
このようにSNSや副業サイトで副業したい人を募るタイプの詐欺になります。
新型コロナ禍により収入が低下した場合、自宅のインターネットでコールセンターのオペレーターのアルバイトをすると時給などにより収入になります。
自宅でのオペレーターは比較的自由に仕事ができる案件もあるため「収入も下がったし自宅でやってみるか」と学生や会社員などが挑戦することがあるのです。
しかし、いざ仕事に応募してみると「機器を購入していただかないと仕事を回せません」といわれてしまいます。
コールセンターの副業詐欺の手口は高額な機器を買わせるという手口です。
コールセンターなどの副業は基本的に必要機器を貸し出してくれます。
高額な初期投資を迫られたときは注意が必要です。
東京オリンピック関係の投資詐欺
東京オリンピックも新型コロナによる影響を受け、開催が危ぶまれています。
しかしながら政府は「予定通り」としています。
東京オリンピックの開催が迫る中、オリンピック関係の詐欺も出てきているのです。
「東京オリンピックに向けてビジネスの投資をしませんか」などの勧誘で出資を呼びかけ、お金をだまし取るなどの手口があります。
この他に「オリンピック関連企業の社債の購入権が当選した」などの勧誘で投資の資金をだまし取るケースなどが出ているのです。
東京オリンピックは新型コロナ禍の中でも注目すべき話題になります。
特にビジネスを手がける富裕層は注目している話題ではないでしょうか。
東京オリンピックの話題が取り上げられるタイミングで、話題に乗じてビジネスや社債などへの投資を持ちかけるというわけです。
まとめ
新型コロナの影響で収入の低下や在宅での空き時間を理由に副業や投資をするケースがあります。
副業や投資の多くはルールを守ったものです。
しかし中には詐欺案件も紛れているのが現実になります。
投資や副業の勧誘をされたときに「絶対に儲かる」などの言葉には注意が必要です。
また、初期費用を払わせたり、物を買わせたりする手口、東京オリンピックなどのニュースの話題に乗じて行われる詐欺もあります。
合わせて注意してください。
怪しいと感じることがあれば、弁護士などの専門家や警察などに相談することをおすすめします。
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