2019
12/17

はじめに

資産運用に対する関心が高まる昨今、ポートフォリオについても理解できているでしょうか?
資産運用で重要視すべきは、収益性か安全性か。悩ましいところであるのは事実です。
収益性を求めすぎてリスクを背負うのは恐ろしいです。しかし、安全性を重要視しすぎて思うような収益が得られないのも困ります。

資産運用でとても重要な収益性・安全性は、ポートフォリオを理解し、バランスよく運用することが重要です。
そこで今回は、ポートフォリオとは何か?について紹介するとともに、重要性についても詳しく解説していきます。

ポートフォリオとは

ポートフォリオとは、資産の分散・組み合わせを示す明細として広く使用されています。
そもそも、資産運用を目的とした金融商品には、「換金性」「安全性」「収益性」の3つの特性があります。

【換金性】
換金性とは、いかに簡単に現金化できるかどうかの度合いのことです。

【安全性】
値下がりによる元本割れリスクがあるかどうか

【収益性】
いかに収益を得られるか

そして、安全性と収益性は、必ず相反するものです。

換金性・安全性・収益性すべてに優れている金融商品は、この世に存在しません。

ですが、資産運用を行う際には、いかに資産を安全に増やせるかが重要であると考えます。相反する収益性と安全性が、資産運用を行う上で重要であるということです。

ただどちらにも優れている金融商品が無いのであれば、どうしたら良いのか?という疑問が生まれます。
そこでポートフォリオが必要となってくるのです。

安全性に優れた金融商品と収益性に優れた金融商品を同時に持つことで、収益性及び安全性を確保した資産運用を行おうという考え方です。
これを「ポートフォリオ運用」と呼び、安全に資産を増やすためには大切な運用方法ですから覚えておきましょう。

ポートフォリオの重要性

ポートフォリオは、大切な資産を安全に増やすためにはとても重要です。
もしも1つの偏った金融商品に資産を投資していれば、思いがけない失敗をしてしまう可能性があります。

例えば、金融資産を全額預貯金に預け入れていたとしましょう。金融商品の中では安全性に優れていると言われていますが、資産運用としては有効でしょうか?

反対に金融資産の全額を元本割れリスクのある金融商品に投資をしたとしましょう。自分の思うような値上がりがあれば、収益性は抜群でしょう。
しかし、値下がりがあればせっかくの資産が減ってしまうこともあります。

どのような金融商品にもメリット・デメリットがありますから、複数の金融商品を持つことが大切と言われています。
どちらのメリットも得つつ、どちらのデメリットもお互いがカバーするようなポートフォリオを作ると良いでしょう。

理想的なポートフォリオの作り方

理想的なポートフォリオを作るためには、安全資産とリスク資産をバランス良く持つことが大切です。
そもそも安全資産とは、預貯金や一部の生命保険のように将来貰える金額が確定している金融商品のことをいいます。

リスク資産とは、元本割れする可能性がある金融商品のことをいいます。先程も紹介したように、このどちらもバランス良く持つことが理想的なポートフォリオと言われています。

また、同じような金融商品であっても、値動きの異なる金融商品を持つことで、安定した収入が得られると言われています。これを「ポートフォリオ効果」といいます。

例えば、証券会社Aと証券会社Bに投資を行っていたとしましょう。証券会社A・Bどちらも同じ値動きをするとしたらどうでしょうか?
値上がりすれば大きな収益に期待ができますが、値下がりすれば資産が減ってしまいます。

ですが、証券会社A・Bが反対の値動きをするとしたらどうでしょうか。例えば、「Aが値上がりしたときは、Bが値下がりする」「Aが値下がりすればBが値上がりする」のように。

このように反対の値動きをする金融商品に投資を行うことで、大きなポートフォリオ効果に期待ができるということです。

まとめ

ポートフォリオとは、大切な資産を安全に増やすためにはとても大切なものです。一箇所に投資をするのではなく、分散投資を行うことがとても大切です。
今回紹介した内容をもとに、資産運用を行ってみてはいかがでしょうか。

本記事の著者

世古口俊介
世古口俊介 代表取締役
プロフィール
2005年4月に日興コーディアル証券(現・SMBC日興証券)に新卒で入社し、プライベート・バンキング本部にて富裕層向けの証券営業に従事。その後、三菱UFJメリルリンチPB証券(現・三菱UFJモルガンスタンレーPB証券)を経て2009年8月、クレディ・スイスのプライベートバンキング本部の立ち上げに参画し、同社の成長に貢献。同社同部門のプライベートバンカーとして、最年少でヴァイス・プレジデントに昇格、2016年5月に退職。2016年10月に株式会社ウェルス・パートナーを設立し、代表に就任。超富裕層のコンサルティングを行い1人での最高預かり残高は400億円。書籍出版や各種メディアへの寄稿、登録者14万人超のYouTubeチャンネル「世古口俊介の資産運用アカデミー」での情報発信を通じて日本人の資産形成に貢献。医師向けサイトm3.comのDoctors LIFESTYLEマネー部門の連載ランキング人気1位。
当社での役割
超富裕層顧客の資産配分と税務の最適化提案。
特に上場会社創業者の複雑な相続対策や優良未上場企業の組織再編に注力。
同社の代表として書籍の出版や日本経済新聞、週刊東洋経済、ZUUonlineなど各種メディアへの寄稿、投資教育普及のために子供向けの投資ワークショップなどを開催。

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