富裕層にとって、長期的に資産運用を行うためには、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)の存在が重要です。本記事では、2025年版最新の情報を踏まえ、富裕層がIFAを選ぶうえで押さえるべきポイントや代表的な企業の比較を紹介します。ここでは信頼できるIFAの特徴から失敗しない選択のコツまで詳しく解説しながら、資産形成に役立つ知識を提供します。
目次
IFAとは?富裕層にとっての重要性
近年、資産運用に興味を持つ富裕層の間で大きな話題となっているのがIFAの存在です。
富裕層にとって、どのようなメリットがあるのでしょうか?
IFAの基本概要と役割
IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)は、投資や資産運用においてアドバイスを行うとともに、具体的な支援を行う専門家です。
【参考】ウェルス・パートナーのIFAサービス
IFAは、証券会社や銀行など、特定の金融機関に依存せず、顧客の利益を最優先に考えた中立的な助言を行う点が特徴です。IFAは、資産管理、投資戦略の策定、資金計画のアドバイス、税務対策など、富裕層の方々のお金に関する幅広いアドバイスと支援を行います。
特に富裕層にとって、IFAは個々のニーズに合ったオーダーメイドのサービスを提供するため、資産の効率的な運用や保全において重要な役割を果たします。また、IFAはマーケットの動向を熟知しており、富裕層が直面するさまざまな問題に対して適切な解決策を示すことができるため、存在は非常に大きいものといえるでしょう。
富裕層がIFAを利用するメリット
IFAは、資産状況や資産背景、ライフプランから、顧客の利益を最優先に考えたアドバイスを行います。これにより、富裕層は多様な選択肢を用いて、自分に最も適した投資戦略を選ぶことが可能です。
また、チーム制を敷いているIFA法人であれば、税理士や弁護士などの専門家とも連携し、相続や事業承継など複雑な課題にも対応できます。これにより資産を単に「増やす」だけでなく、長期にわたって「守る」ための仕組みを構築しやすくなります。
富裕層の資産管理において、IFAは単に投資の提案をするだけでなく、ワンストップのサポート体制を提供します。資産運用計画、資産の保全、税務対策、相続対策など、あらゆる面でのサポートを受けることができ、顧客の長期的な資産形成を総合的に支援します。
自分に合ったIFAを選びアドバイスを受けることで、生涯を通じて資産運用を成功させることが可能になるでしょう。
富裕層向けIFAの選び方
さまざまなIFAの中から、自分に最適なパートナーを選ぶ際の重要ポイントを押さえましょう。
富裕層の方々がIFAを選ぶ際には、以下のポイントに注意することが重要です。
- 信頼性の高いIFAかどうか
- 自分との相性はどうか
信頼性の高いIFAかどうか
IFAを選ぶうえで重要なのは、まず運用実績と信頼性を知ることです。金融庁の登録情報や法人としての活動歴、取り扱い商品の幅や実際の顧客満足度など、多角的な観点から企業を評価しましょう。
IFAの信頼性を調べるためには、Webページで金融庁が求める「顧客本位の業務運営方針」(FD宣言)や勧誘方針を公表しているか確認しましょう。
また、信頼性の高いIFAは、証券会社などでの実務経験や専門的な資格を持っており、Webページで公表していることが一般的です。
加えて、信頼性を確認するうえでは、YoutubeやSNSの発信内容も重要です。
これらの発信内容を見れば、信頼性だけでなく「どんな提案をしてもらえるのか」も一定の判断ができるはずです。
加えて、担当者との相性も看過できません。富裕層の運用は長期に及ぶことが多いため、適切なコミュニケーションと価値観の共有が必要です。実際に面談や無料相談を受けて、話しやすさやレスポンスの速さなどもチェックするようにしましょう。
自分との相性はどうか
基本的にIFAとの付き合いは長期間続きます。一生涯、場合によっては世代を超えて同じIFAと付き合いが続く場合もあるでしょう。このため、「自分との相性はどうか」もIFA選びで重要なポイントです。
相性の良いIFAを見つけるためには、無料面談面談を利用するのがおすすめです。無料面談では、自身の資産運用の目標やリスク許容度、抱えている疑問や問題点を伝え、IFAがどのようなアドバイスをしてくれるのかを確認しましょう。また、コミュニケーションの取りやすさやフォロー体制、実際に長期的な関係を築くことができるかも重要な要素となります。
2025年10月最新版IFA大手企業比較
2025年10月現在、IFA市場には数多くの大手企業が存在します。それぞれ独自の強みを持ち、富裕層向けのサービス内容も多岐にわたります。
国内の代表的なIFA法人を比較し、それぞれの特徴を簡単に整理します。
ここでは、特に富裕層からの支持が高い主要企業をピックアップしました。各法人の強みやサービス内容を把握し、ご自身の投資スタイルや資産規模に合った選択をすることで、最適なパートナーを見つけやすくなります。
企業によっては相続や贈与、事業承継などに特化した部門を設けているところもあります。自分の状況にマッチしたサービスがあるかどうかを判断材料にすると良いでしょう。
株式会社ウェルス・パートナー
保有資産1億円以上の富裕層へのコンサルティングに特化したIFA法人です。
代表 世古口氏が日本、アメリカ、スイスのプライベートバンクで培ったノウハウのもと、税務や不動産投資のプロを抱えるチーム体制でのコンサルティング力は富裕層の間で定評があります。
また、金融資産運用だけでなく、実物資産を含めた「全資産ポートフォリオ最適化コンサルティング」を得意としており、富裕層のあらゆる資産運用ニーズに応えることが可能です。
富裕層が必要とする税務や資産承継・事業承継など、あらゆるコンサルティングの提供をワンストップで受けられるのは、同社の大きな強みといえるでしょう。
CSアセット株式会社
名古屋を拠点に全国20の支店を持ち、幅広い地域の富裕層へサービスを展開しているIFA法人です。
CS(顧客満足度)を基本理念とした、徹底した顧客重視の姿勢と幅広い対応力、質の高い提案に定評があります。
生命保険も数多く取り扱っており、相続対策や資産承継に強いのも同社の特徴です。
また、各支店で幅広い層へ向けた投資・資産運用セミナーを数多く開催しています。
株式会社Fan
Fanは全国規模で展開しており、店舗型の投資信託相談窓口として多くの地域で利用できるのが強みです。富裕層だけでなく、幅広い層に向けた投資アドバイスを行っていますが、富裕層からの相談にも丁寧に応えてくれます。
対面相談を主体としているため、オンラインよりも直接コミュニケーションを重視する投資家にとっては便利な選択肢です。業界の専門知識をわかりやすく整理したうえで提案するため、外部の情報を見極める時間を削減できます。
また、投資信託に詳しいスタッフが多く在籍している点も安心材料です。手数料体系やファンドの選定理由も論理的に説明してくれるので、納得感のある運用が期待できます。
ファイナンシャルスタンダード株式会社
業界でNo.1のシェアを持つIFA法人です。
「ゴールベースプランニング」を基本として、資産全体のバランス最適化を図り、マーケット環境に一喜一憂しない安定した資産運用を提案するのが特徴です。
同社には、ポートフォリオ構築や分析を専門的に行う「ポートフォリオマネージャー」が在籍しており、質の高い運用戦略の提供も大きな強みです。
また、顧客へのコーチングも得意としており「運用スキルを身につけたい」「資産運用を学びたい」という富裕層の方々に向いたIFA法人といえます。
株式会社アイ・パートナーズ フィナンシャル
200名以上のIFAが所属し、札幌から宮崎まで幅広い拠点においてサービスを提供する大手IFA法人です。
富裕層の方々の運用目的や要望、抱える問題点、居住地域から最適なIFAの紹介が受けられます。
同社は、IFAリーディングカンパニーの1つとして、顧客へのモニタリング調査を行うなど、「顧客本位の業務運営」を推進しているのが特徴です。
顧客への継続的なヒアリングやアドバイスに重点を置いており、長く付き合えるアドアイザーを探している富裕層の方に向いたIFA法人といえるでしょう。
まとめ:IFA選びは資産運用の成功の鍵
IFAの選択は、富裕層の資産を能動的に増やしながら守るうえで非常に重要です。最適なパートナーを選ぶためには、各社の特徴を丁寧に比較検討することが不可欠です。
どのIFA法人を選ぶかによって、将来の資産形成に大きな差が生まれます。運用方針や商品選びの自由度、専門家ネットワークの充実度などを総合的に判断し、じっくりと検討してください。
今回紹介したように、各社それぞれ特色が異なるため、自分の投資スタンスやライフプランに合わせることが重要です。相続や保険など、資産のあらゆる側面をカバーしながらも、担当アドバイザーとしっかりコミュニケーションできる環境を作ることも大切です。
本文中でも触れたとおり、IFAを選んだり、アドバイザーとの相性を確認するには、まず無料相談を利用するのがよいでしょう。
私たちウェルス・パートナーでは、経験豊富なアドバイザーが無料相談を承っております。
無料相談はオンラインに対応しており、土日でも対応可能となっています。
IFAや資産運用に興味をお持ちの方は、ぜひ気軽に無料相談をご利用ください。

株式会社ウェルス・パートナー
代表取締役 世古口 俊介
2005年4月に日興コーディアル証券(現・SMBC日興証券)に新卒で入社し、プライベート・バンキング本部にて富裕層向けの証券営業に従事。その後、三菱UFJメリルリンチPB証券(現・三菱UFJモルガンスタンレーPB証券)を経て2009年8月、クレディ・スイスのプライベートバンキング本部の立ち上げに参画し、同社の成長に貢献。同社同部門のプライベートバンカーとして、最年少でヴァイス・プレジデントに昇格、2016年5月に退職。
2016年10月に株式会社ウェルス・パートナーを設立し、代表に就任。超富裕層のコンサルティングを行い1人での最高預かり残高は400億円。書籍出版や各種メディアへの寄稿、登録者1万人超のYouTubeチャンネル「世古口俊介の資産運用アカデミー」での情報発信を通じて日本人の資産形成に貢献。医師向けサイトm3.comのDoctors LIFESTYLEマネー部門の連載ランキング人気1位。
メディア掲載情報:「m3.com」「ZUU online」「MONEY zine」「マネー現代」でコラムを連載中
