2022
07/05
IFA

IFAとして独立や転職を考えている方は、IFAがどのくらい稼げるか気になるのではないでしょうか。
IFAの平均年収を業務委託・正社員などの形態に分けて解説します。IFAへの独立や転職で失敗しないためのポイントについても、合わせてご紹介します。

業務委託IFAの報酬体系と平均年収は?

業務委託IFAとは業務委託契約を結んで個人事業主として働くIFAのことです。
業務委託IFAは業務委託契約こそ結びますが、会社の社員のように勤務時間や始業時間、就業時間などに縛られることはありません。仕事時間を自分で決めて自由に働けるのが業務委託IFAのメリットです。

在宅ワークとしてIFAの仕事をしたい方や自分のペースで仕事をしたい方に向く業務形態です。
業務委託IFAの平均年収は1,000万円前後だと言われています。多い方だと3,000万円、あるいはそれ以上稼ぐケースもあります。

営業を頑張るほど高収入を得られる可能性があるのが業務委託IFAです。

売上に比例して収入もUPする報酬体系

業務委託IFAの平均年収を左右するのは売上です。業務委託IFAは売上に比例して収入もアップする報酬体系になっています。
業務委託IFAは証券会社から報酬を受け取ります。株式や債券、投資信託などを販売すると、戻し率(バック率)に応じた金額が証券会社からIFAへ支払われるという仕組みです。また、顧客が投資信託を継続して保有していると、預かり資産額に応じた報酬が発生します。

業務委託IFAは基本的により多くの金融商品を販売し、顧客に継続して保有してもらうことで年収がアップします。

戻し率はどうやって決められるの?

転職や独立で業務委託IFAになった当初の戻し率は50~60%ほどが目安だと言われています。
実績や経験によって、より高い戻し率を適用してもらうことも可能です。

注意しなければならない意外なデメリット

業務委託IFAは頑張り次第で高収入を目指せるという魅力がある反面、デメリットもあります。

・成果を出さなければ収入がない
・IFAの事務負担が多い
・休日でも顧客対応を求められることがある

業務委託IFAは成果次第で収入が増えますが、成果を出さなければ収入はありません。転職・独立前より収入が下がってしまう可能性もあります。
業務委託IFAは負担が多い点もデメリットです。個人事業主として事務や営業は基本的にすべて自分でこなさなければならない他、休日でも顧客対応などで休みが取れないこともあります。

正社員雇用のIFAの報酬体系と平均年収は?

正社員雇用IFAとは法人に雇用されるIFAのことです。
正社員雇用IFAの平均年収は700~2,500万円くらいになっています。

IFAで安定した給与所得

正社員として雇用されるIFAはサラリーマンと同じです。給与と賞与を法人側から受け取ります。給与を受け取れるという点で業務委託IFAより安定感があります。

IFA所得と証券会社勤務との違い

IFAは特定の証券会社に雇用されているわけではありません。よって、給与や賞与を証券会社から受け取るわけではありません。IFAに給与や賞与を払うのは、そのIFAを雇用するIFA法人です。

IFA法人は金融商品の販売仲介により証券会社から報酬を得ています。証券会社から法人に払われた報酬の中から正社員であるIFAへ固定給や報酬などが支払われるという仕組みです。

企業毎の正社員雇用IFAの給与形態の違い

正社員IFAを雇用している法人によって給与形態にはやや違いがあります。一例としては、固定給を支給し、その他に戻し率に応じた報酬を支給するケースなどがあります。
戻し率については20~40%が目安となっており、業務委託IFAよりやや低めです。

IFAへの転職・独立に失敗しないためのポイント

IFAへの転職や独立を考えている方にはIFAとして成功したいという思いがあるのではないでしょうか。

IFAとして成功を収めるための第一歩として、失敗しないためのポイントをおさえておくことが重要です。

必ず報酬・待遇を比較する

業務委託IFAと正社員雇用IFAでは報酬や待遇が違っています。また、正社員として法人に雇用されるIFAも、雇用先の法人によって報酬や待遇には違いがあります。

IFAに転職・独立して失敗しないためにも、業務形態ごとの報酬や法人ごとの待遇などをよく比較して業務形態や法人を選ぶことがポイントです。

IFA法人の方針を確認する

IFA法人により目指すものや業務への基本的なスタンスが違っています。自分と方針が違っているIFA法人を雇用先として選んでしまうと、せっかくの経験や実力を活かせないかもしれません。

IFAに転職して失敗しないためにも、雇用を決める際は法人の方針など細かなポイントも確認しておくことをおすすめします。

まとめ

IFAの平均年収は業務形態によって異なっています。また、正社員と業務委託は固定給の有無や戻し率の点でも違いがあります。
独立や転職でIFAとして仕事をする場合は、業務形態ごとの収入や報酬なども参考に、よく考えて後悔しない選択をすることが重要です。

本記事の著者

世古口俊介
世古口俊介 代表取締役
プロフィール
2005年4月に日興コーディアル証券(現・SMBC日興証券)に新卒で入社し、プライベート・バンキング本部にて富裕層向けの証券営業に従事。その後、三菱UFJメリルリンチPB証券(現・三菱UFJモルガンスタンレーPB証券)を経て2009年8月、クレディ・スイスのプライベートバンキング本部の立ち上げに参画し、同社の成長に貢献。同社同部門のプライベートバンカーとして、最年少でヴァイス・プレジデントに昇格、2016年5月に退職。2016年10月に株式会社ウェルス・パートナーを設立し、代表に就任。超富裕層のコンサルティングを行い1人での最高預かり残高は400億円。書籍出版や各種メディアへの寄稿、登録者14万人超のYouTubeチャンネル「世古口俊介の資産運用アカデミー」での情報発信を通じて日本人の資産形成に貢献。医師向けサイトm3.comのDoctors LIFESTYLEマネー部門の連載ランキング人気1位。
当社での役割
超富裕層顧客の資産配分と税務の最適化提案。
特に上場会社創業者の複雑な相続対策や優良未上場企業の組織再編に注力。
同社の代表として書籍の出版や日本経済新聞、週刊東洋経済、ZUUonlineなど各種メディアへの寄稿、投資教育普及のために子供向けの投資ワークショップなどを開催。

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