目次
はじめに
老後の資金を確保するためには資産運用がおすすめです。。ただ、仕事などが忙しく自分で考えるのは難しいという人も多いのではないでしょうか。 そういう人は資産運用の専門家であるIFAに相談するのも一つの選択肢です。この記事ではIFAに相談するメリットと、老後のための資産運用のコツについて解説します。
IFAとは?
IFAとは「Independent Financial Advisor」の略で、「独立系ファイナンシャルアドバイザー」とも呼ばれ、資産運用のアドバイスを行う専門家です。IFAは証券会社や銀行などに属さず、独立・中立的な立場でアドバイスを行っています。また、IFAは金融商品仲介業者として内閣総理大臣に登録されています。
IFAは、資産運用に関する相談をすることができる専門家で、顧客のライフスタイルやライフプランに合わせたアドバイスを提供してくれるのです。
出典:金融庁
IFAから考える老後とは
若いうちから計画的に貯蓄を行えば、老後資金はなんとか資金を確保することができるかもしれませんが、子どもの教育資金や住宅資金など他の資金を考慮すると難しい場合があります。また、40代以降になると、貯蓄で老後資金を確保することは難しいのが一般的です。
公的年金だけに頼るのではなく、自分のライフプランに沿った資産運用を行うのがIFAの考える老後の姿です。IFAは証券会社や銀行に属さないため、顧客の利益を第一に考えた中立的なアドバイスが可能です。
IFAに相談するメリットは、老後の不安を解消し、自分自身の豊かな生活設計ができることです。また、IFAは長期的な関係を築き、定期的に見直しやフォローを行います。一方、IFAに相談するデメリットは、IFAの手数料を支払う必要があること、IFAの質や信頼性が保証されない場合があることなどが挙げられます。
老後の資産運用のコツ
退職後の資産運用のコツは以下の3つです。
1.資産運用を若いうちに始める
資産運用は長期的に行う方が効果的です。複利効果を利用し、少額を積み立てて運用するのがおすすめです。
2.リスクとリターンのバランスを考える
投資ではリターンが高いほど、リスクも高くなります。年齢や目標に応じて、株式、債券などの資産配分を決めることが大切です。また、複数の銘柄に分散投資できる投資信託もおすすめです。
3.手数料や税金を低く抑える
資産運用には、手数料や税金がかかります。これらは長い目で見ると大きな負担となります。手数料の安いインデックスファンド、税制優遇のあるNISAやiDeCoを利用するのが効果的です。
金融庁「投資の基本」
老後からの資産運用に悩んだらIFAへ相談?
資産運用や投資のリターンを求めるのであれば、自分のリスク許容度も考える必要があります。ただ、自分で考えるのが難しい場合は、投資の専門家に相談するのも一つの方法です。
そして、老後の資産運用に不安がある場合は、IFAに相談するのもおすすめです。IFAは、お客様の現状や目標に応じて最適な資産運用プランを提案します。また、IFAは金融機関に属さないため、中立的で信頼できるアドバイスを受けることができるからです。
ただし、IFAに相談する際の注意点として、IFAは相談料や成功報酬がかかる場合があること、また、IFAの質や信頼性は保証されていないため、自分との相性や実績の確認が必要です。
まとめ
老後の資産運用は自分でも可能ですが、専門知識と経験が必要です。自分でやるにせよ、IFAに相談するにせよ、早くから始めて長期的な視野で取り組むことが大切です。老後の資産運用に関して少しでも悩みや不安がある人は、 IFAに相談してみてはいかがでしょうか。
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。