2022
10/21
最終更新日:2022/10/19
IFA

IFA(資産運用アドバイザー)とは

IFAは、「Independent Financial Advisor」を略した言葉で、日本では資産運用アドバイザーとも言われます。銀行や証券会社などの金融機関に属さず、組織の枠組みに縛られない中立な立場で資産運用や投資のアドバイスを行います。

日本では、まだまだ馴染みのない職業ですが、近年は資産運用の重要性が世間に浸透してきていることから、潤沢な資産のある経営者が利用するケースも増えています。資産運用が日本より浸透している欧米ではIFAの社会的地位も高く、弁護士や医師と並ぶ高年収が期待できる職業とされています。

IFAのメリット

IFAを利用することは経営者にとって様々なメリットがあります。

一つ目は中立な立場でアドバイスが受けられることです。銀行や証券会社のアドバイザーは、担当する顧客のニーズだけでなく、自社の収益やノルマを優先しがちです。IFAは組織などに属さずに顧客の目線に立ったアドバイスやサポートができるため、顧客の利益を最大化する近道にもなりえます。

二つ目は顧客の資産管理に特化した提案を受けられることです。IFAは金融商品を使った資産運用はもちろん、不動産投資や相続などにも精通しています。そのため、金融機関と比べて幅広い視点かつ顧客のニーズに柔軟に応えたアドバイスを可能とします。

三つ目は一人のアドバイザーから長期的なサポートが受けられることです。金融機関はそれぞれの顧客を担当するアドバイザーが部署異動や転勤で変更されることも多いです。IFAは信頼する一人のアドバイザーから数十年単位でアドバイスを受けられるため、資産管理において重要視される長期的な視点での運用が期待できます。

四つ目は手数料などのコストを押さえられることです。大手の証券会社や銀行は事業規模が大きいため、IFAに比べて手数料が高額になるケースがほとんどです。一方、IFAは小規模事業者の割合が多く、運用コストがかからないため、サポート手数料を最低限に抑えることができます。

上場企業のオーナー社長が抱える問題 

企業が上場する際は、これまでとは異なる様々な問題を抱えます。上場企業では有価証券報告書や四半期報告書の発行はもちろん、投資家に会社情報を開示する適時開示を行う必要があり、それに伴った体制を準備する必要があります。

また、上場することで不特定多数の株主に株を買収されるリスクがでてきます。そのため、敵対的買収などから自社の株式を守るための対策も事前に準備しなければいけません。

仮に敵対的買収の意図がない場合であっても、株を保有している一般株主に対して、満足してもらうための配当や株式売却益などを還元するための大きな利益も必要になります。加えて、年間上場料や監査法人への報酬といった上場を維持するためのコストもかかります。

このように、上場する際はこれまで以上に様々なコストが加わります。そのため、より効果的な資産運用に取り組む必要があるのです。

上場したら行うべき資産運用

 

上場企業の資産運用としておすすめの仕組みの一つが「複利効果」です。複利効果は資産運用で得た利益を更に投資することで、新しい元本として利益を生み出す仕組みです。

上場企業の経営者は一般人に比べてたくさんの資産を持っているため、複利効果で高い利益が期待できます。もちろん、投資は景気や経済の影響によって大きく値動きすることもあるため、投資対象や運用時期を間違えると大きな損失に繋がるリスクもあります。

まとめ

IFAは担当する顧客の資産運用を行うためのアドバイスや金融商品の仲介を行うアドバイザーです。銀行や証券会社に比べると顧客のニーズに合わせた長期的なサポートも期待できるため、資産が豊富な経営者は積極的に活用することをおすすめします。

とくに上場を検討している経営者の方は、これまでの会社経営に比べて多くのコストがかかってしまうため、効果的な資産運用の方法をIFAと共に模索していきましょう。

本記事の著者

世古口俊介
世古口俊介 代表取締役
プロフィール
2005年4月に日興コーディアル証券(現・SMBC日興証券)に新卒で入社し、プライベート・バンキング本部にて富裕層向けの証券営業に従事。その後、三菱UFJメリルリンチPB証券(現・三菱UFJモルガンスタンレーPB証券)を経て2009年8月、クレディ・スイスのプライベートバンキング本部の立ち上げに参画し、同社の成長に貢献。同社同部門のプライベートバンカーとして、最年少でヴァイス・プレジデントに昇格、2016年5月に退職。2016年10月に株式会社ウェルス・パートナーを設立し、代表に就任。超富裕層のコンサルティングを行い1人での最高預かり残高は400億円。書籍出版や各種メディアへの寄稿、登録者14万人超のYouTubeチャンネル「世古口俊介の資産運用アカデミー」での情報発信を通じて日本人の資産形成に貢献。医師向けサイトm3.comのDoctors LIFESTYLEマネー部門の連載ランキング人気1位。
当社での役割
超富裕層顧客の資産配分と税務の最適化提案。
特に上場会社創業者の複雑な相続対策や優良未上場企業の組織再編に注力。
同社の代表として書籍の出版や日本経済新聞、週刊東洋経済、ZUUonlineなど各種メディアへの寄稿、投資教育普及のために子供向けの投資ワークショップなどを開催。

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