2022
08/05
IFA

IFAの利用にはメリットもありますが、デメリットもあることを忘れてはいけません。IFAの利用を検討するときはメリットとデメリットをよく比較して決めることが重要です。

IFAの利用を検討する上で知っておきたいメリットやデメリットについて解説します。

IFA(資産運用アドバイザー)とは

IFA(資産運用アドバイザー)とは、個人・法人の資産運用や投資についてアドバイスや提案、説明、金融商品の仲介売買などを行なうプロの金融アドバイザーのことです。別名「独立系ファイナンシャルプランナー」とも呼ばれます。

資産運用や投資のアドバイス担当としては、証券会社や銀行などを想像するかもしれません。

IFAは独立した立場でアドバイスを行なうため、銀行や証券会社に所属する社員というわけではありません。

また、顧客にとって必要な投資信託や債券、株式といった金融商品を提案する場合でも、会社の社員のように自社の取扱商品を営業しなければならないわけでもありません。

証券会社などと提携することはあっても、あくまで独立した立場で顧客にお金のアドバイスをするのがIFAです。

知っておきたいIFA(資産運用アドバイザー)を利用するためのメリット

IFAの利用を検討する際に知っておきたいメリットは4つあります。

メリット1:ノルマに縛られず、中立的な提案を期待できる

IFAを利用する第一のメリットは中立的な提案が受けられるという点です。

IFAは特定の証券会社や銀行といった金融機関に縛られることはありません。IFAは証券会社などと提携を結んで、その会社の扱っている金融商品を仲介します。ただ、1社と専属契約を結ぶのではなく、複数社との提携が可能です。

IFAは自身が提携した会社の金融商品を幅広く扱うことが可能です。逆を言うと、提携さえしていれば、会社やノルマに縛られず顧客のニーズにあわせて自由に提案できるということです。

会社や販売ノルマに縛られることがないため、顧客の資産運用の目的や投資の方針、ニーズにあわせて豊富な金融商品から提案できます。

メリット2:金融商品の提案だけではなく資産管理全体を捉えた提案をしてもらえることが多い

銀行は投資信託こそ扱っていますが、基本的に株式は管轄外です。証券会社は投資信託や株式、債券などを扱っていますが、預金については管轄外になっています。銀行や証券会社には管轄外の資産があることから資産全体を見据えたアドバイスは難しいのが実情です。

IFAは特定の金融商品のプロではなく資産運用のプロになります。顧客の資産全体を見据えた提案やアドバイスができるというメリットがあります。

メリット3:転勤がないため、信頼できる担当者から長期的なサポートを期待できる

金融機関の場合は転勤を理由に担当が変わってしまうことは珍しくありません。IFAには転勤がないため基本的に担当が変わることはありません。顧客自身が相談したい担当に将来を見据えた資産運用や投資などのアドバイスや提案を受けることが可能です。

転勤で担当が変わってしまうと、以前の担当に話していたことでも共有されていないケースが少なくありません。顧客にとっては担当が変わったせいで何度も同じことを話さずに済むというメリットもあります。

メリット4:小規模業者が多く、固定費がかからないため、身軽である&対面証券よりもコスト条件が良いことが多い

IFAは個人事業主として仕事をしているケースが少なくありません。証券会社や銀行の担当は会社の営業時間に縛られますから、相談をするにしても営業時間内が基本です。IFAは身軽に動けますから、顧客の事情やスケジュールにあわせて対応してくれることも少なくありません。

証券会社の対面証券で株式などを売買すると所定の手数料が発生します。IFAの場合は店舗維持や人件費といったコストを考える必要がないため、こうした対面証券よりもコストの負担が軽くなる可能性があります。

良いことばかりではない、IFA(資産運用アドバイザー)のデメリットと注意すべきことを解説

IFAの利用を検討するときに知っておきたいデメリットは3つです。

デメリット1継続的にサポートをするため、手数料が発生する

IFAに継続的なサポートをお願いすると手数料などの費用が発生します。IFA利用のデメリットとしてある程度の手数料の負担は我慢しなければいけません。

デメリット2金融機関に比べ、企業規模が小さい

IFAは証券会社などの金融機関と比較して企業規模が小さいという特徴があります。IFAをこれから利用しようと考えている方は、大手証券会社のように信頼度が高いわけではないため、不安を覚えるかもしれません。

デメリット3会社の比較が難しく、見極めにくい

大手の証券会社はホームページやインターネットの口コミなどから、顧客自身が自分にあった会社を見つけやすいのではないでしょうか。

IFAは企業規模が小さいため大手の金融機関のようにホームページや口コミ、サービス内容で比較しにくいというデメリットがあります。顧客が自身にあったIFAか見極めることも難しいと言えるでしょう。

まとめ

IFAの利用を検討するときはメリットとデメリットを検討して、自身が利用に向いているか判断することがポイントです。ただ、メリットとデメリットを比較しただけでは、実際にIFAに相談したときの感覚は掴みにくいかもしれません。

IFAには無料相談窓口などもあります。実際に体験することでIFAを利用したときの感覚が掴みやすくなるはずです。また、自分にあったIFA探しの手掛かりにもなります。

IFAを検討している方は、まずは無料相談窓口で実際にIFAと話してみることをおすすめします。

本記事の著者

世古口俊介
世古口俊介 代表取締役
プロフィール
2005年4月に日興コーディアル証券(現・SMBC日興証券)に新卒で入社し、プライベート・バンキング本部にて富裕層向けの証券営業に従事。その後、三菱UFJメリルリンチPB証券(現・三菱UFJモルガンスタンレーPB証券)を経て2009年8月、クレディ・スイスのプライベートバンキング本部の立ち上げに参画し、同社の成長に貢献。同社同部門のプライベートバンカーとして、最年少でヴァイス・プレジデントに昇格、2016年5月に退職。2016年10月に株式会社ウェルス・パートナーを設立し、代表に就任。超富裕層のコンサルティングを行い1人での最高預かり残高は400億円。書籍出版や各種メディアへの寄稿、登録者14万人超のYouTubeチャンネル「世古口俊介の資産運用アカデミー」での情報発信を通じて日本人の資産形成に貢献。医師向けサイトm3.comのDoctors LIFESTYLEマネー部門の連載ランキング人気1位。
当社での役割
超富裕層顧客の資産配分と税務の最適化提案。
特に上場会社創業者の複雑な相続対策や優良未上場企業の組織再編に注力。
同社の代表として書籍の出版や日本経済新聞、週刊東洋経済、ZUUonlineなど各種メディアへの寄稿、投資教育普及のために子供向けの投資ワークショップなどを開催。

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