2022
07/14
IFA

IFA(資産運用アドバイザー)をこれから始めようという方は「IFAは儲からないのではないか?」と不安を覚えるのではないでしょうか。

IFAで儲からないかどうかは適性の有無も関係してきます。適正や儲からないと言われる理由を知っておくことで、不安解消の糸口になるはずです。

IFAを始める前に知っておきたい3つの適性や儲からないと言われる理由などを解説します。

IFA(資産運用アドバイザー)とは

IFA(資産運用アドバイザー)とは、投資や資産運用についてアドバイスやサポートをする独立系ファイナンシャルアドバイザーのことです。

IFAは証券会社と協力関係にありますが、会社自体に所属しているわけではありません。証券会社とは有価証券の売買や口座管理の面で協力関係にあるだけで、会社からは独立した立場で顧客にアドバイスが可能です。

IFAは中立的な立場で顧客と契約を結び、株式や投資信託、債券など金融商品の取り扱いや相場や市場の分析、資産運用や投資の目的に沿ったアドバイスや提案をします。

IFAはどの会社にも属さない個人の中立的なお金のアドバイザーになります。

IFA(資産運用アドバイザー)に適正のある3つのタイプ

IFAの仕事をはじめて儲かるかどうかは適正によっても変わってきます。適性がある方が、仕事をはじめてすぐ利益を出しやすいと言えるでしょう。

富裕層ビジネスをしている

富裕層向けのビジネスをした経験がある場合や、富裕層ビジネスを現に行なっている場合はIFAの適性があると考えられます。なぜなら、ビジネスにより富裕層とのコネクションがあるからです。

富裕層は資産運用や投資を日常的に行なっています。株式や投資信託、債券などの金融商品へ興味を持っている層でもあり、より良い資産形成やポートフォリオのためにアドバイスや提案を求めている層でもあると言えるでしょう。富裕層との繋がりを持つことはIFAとして仕事をするうえでプラスに働きます。

また、ビジネスで富裕層と繋がりがあることで、IFAの仕事をはじめたときに信頼を得やすくなります。

法人ビジネスをしている

法人ビジネスをしている場合も同様にIFAとして仕事をしやすくなる可能性があるため、適正は高いと言えるでしょう。

法人自体も資産を運用しますが、法人の役員なども日常的に投資や資産運用しているケースが考えられます。また、法人ビジネスを通して法人の担当や役員と信頼関係を築いていることも多いため、IFAの仕事を始めるときは有利に働きやすいと言えます。

資産形成層ビジネスをしている

資産形成ビジネスをしている場合は資産運用や投資に関係しており、金融商品の専門知識も有しています。
IFAとして仕事を始める時点で専門性の高い金融知識を有しているため、専門的なアドバイスや提案が必要になるIFAの適正は高いと考えていいでしょう。

意外とIFA(資産運用アドバイザー)が儲からないと言われる理由

IFAは意外と儲からないと言われることもあります。IFAはなぜ儲からないと言われるのでしょうか。
IFAが儲からないと言われる理由は2つあります。

法人取引ができるIFA(資産運用アドバイザー)が少ないから

法人と個人では資産運用や投資のニーズ、目的などが違っています。また、法人と個人では事情も異なっているため、法人取引では法人特有の事情やニーズ、目的を把握してアドバイスや提案をしなければいけません。さらに法人取引では担当者や役員などに信頼を得る必要があります。

法人取引では大きな額が動くことも少なくないため、IFAの収益に結びつきやすいと考えられます。しかしながら、法人の顧客開拓は証券会社などに所属していない個人のIFAでは難しく、法人取引ができるIFAは少ないのが現実です。

法人取引の難しさや法人取引ができるIFAが少ないという理由から、IFAは儲からないと言われています。

富裕層以外にもアプローチする必要があるから

富裕層は資産運用や投資に積極的なことが多いためIFAの主な顧客になります。ただ、富裕層だけ開拓すればよいというわけではありません。IFAとして収入を増やすためには富裕層以外の層にもアプローチする必要があります。

一般家庭が常日頃よく使っているのは銀行預金ではないでしょうか。一般家庭の人たちに投資や資産運用へ目を向けてもらい、かつ、開拓しなければいけません。IFAの地道な営業努力が必要になると言えるでしょう。時間もかかるかもしれません。

営業努力はすぐに実を結ぶとは限りません。成果が出るまで時間がかかるため、IFAは儲からないと言われる一因になっています。

IFA(資産運用アドバイザー)になりたい方へ

IFAは儲からないと言われることもありますが、適性の有無や向き不向きは人によって変わってきます。仮に3つの適性がなくてもIFAを続けるうちに富裕層との繋がりができたり、法人の新規開拓に成功したりする可能性もあります。

適性の面で不安でも、それだけでIFAで儲からないと決まったわけではありません。仕事を続ける中で次第に適性を満たすケースも少なくありません。

まとめ

IFAが儲からないかどうかは人によります。人によって仕事の向き不向きがありますので、儲からないかどうかは始めてみなければわかりません。

IFAとして仕事をする方法には、業務委託や法人に就職する方法などがあります。仕事の形態なども考えたうえで、自分に向いているか、どうやって仕事をするか、考えてみてはいかがでしょう。

本記事の著者

世古口俊介
世古口俊介 代表取締役
プロフィール
2005年4月に日興コーディアル証券(現・SMBC日興証券)に新卒で入社し、プライベート・バンキング本部にて富裕層向けの証券営業に従事。その後、三菱UFJメリルリンチPB証券(現・三菱UFJモルガンスタンレーPB証券)を経て2009年8月、クレディ・スイスのプライベートバンキング本部の立ち上げに参画し、同社の成長に貢献。同社同部門のプライベートバンカーとして、最年少でヴァイス・プレジデントに昇格、2016年5月に退職。2016年10月に株式会社ウェルス・パートナーを設立し、代表に就任。超富裕層のコンサルティングを行い1人での最高預かり残高は400億円。書籍出版や各種メディアへの寄稿、登録者14万人超のYouTubeチャンネル「世古口俊介の資産運用アカデミー」での情報発信を通じて日本人の資産形成に貢献。医師向けサイトm3.comのDoctors LIFESTYLEマネー部門の連載ランキング人気1位。
当社での役割
超富裕層顧客の資産配分と税務の最適化提案。
特に上場会社創業者の複雑な相続対策や優良未上場企業の組織再編に注力。
同社の代表として書籍の出版や日本経済新聞、週刊東洋経済、ZUUonlineなど各種メディアへの寄稿、投資教育普及のために子供向けの投資ワークショップなどを開催。

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