2020
11/24
不動産

はじめに

自分に万が一のことがあったときに、家族の生活資金を確保するためにも生命保険は必要とはいえ、毎月の負担が重くなるのは困ると考える方は多いでしょう。

ただ選び方を間違えると、必要以上に保険料が高くついてしまうこともあるので注意が必要です。

ここでは、安い生命保険をえらぶにあたっておぼえておきたいポイントを解説します。

1.生命保険を探す時に注意したい点

生命保険をえらぶ際には、保険料の安さだけに注目してはいけません。

安い生命保険を見つけるにあたり、まずは生命保険を探すときに注意したい点をおさえておきましょう。

(1)人によって必要な保険金額は異なる

安い生命保険を見つけようとする際は、保険料にばかり注目してしまいがちです。

しかしながら生命保険をえらぶときは、「自分にとって必要な保障額はどのくらいか」を最も重視しなくてはなりません。

人によって必要な生命保険額が全く異なるからです。

参考までに、ライフステージ別で生命保険契約者が支払っている年間保険料の平均値をみてみましょう。

・未婚:17.7万円
・既婚・子どもなし:18.5万円
・既婚・末子未就学児:19.3万円
・既婚・末子小学生:19.9万円
・既婚・末子中学生、高校生:21.3万円
・既婚・末子短大・大学・大学院生:27.4万円
・既婚・子どもすべて卒業(未婚):19.4万円
・既婚・子どもすべて卒業(既婚):18.8万円
(参照元:生命保険文化センター「平成28年度生活保障に関する調査」)

ご覧のように、結婚しているか否かや子どもの有無などによって支払っている保険料に大きな差があることがわかります。

保険料に差がでている大きな理由として、人によって必要な保険金額が大きく異なる点が考えられます。

たとえば家族のいない未婚者より、子どもがいて学費がかかる世帯の方が必要な保険金額が多いということです。

(2)安い生命保険を探したいときこそ適切な保険金額の設定が必要

もちろん、結婚や子どもの有無も保険金額を決めるポイントの一部でしかありません。

共働きか否かや、貯蓄がどのくらいあるのか、老後はどのような暮らしをしたいかなど、必要な生命保険の金額を決めるときに考えなければいけないポイントは多岐にわたるのです。

安い生命保険を探す際は、どうしてもこの点が軽視されてしまいがちです。

保険金額が少な過ぎて後から保険を追加して結局保険料が高くなったり、逆に必要以上に高過ぎて保険料が高くなったりしたら本末転倒で意味がありません。

自分にとって適切な安い生命保険を探したいときこそ、必要な保険金額がどれくらいか慎重に決めることが必要です。

2.ネット申込の生命保険では適切な保険をえらべないリスクがある

安い生命保険を探すときに、真っ先に検索されるのがネット申込の生命保険です。

ネットだけで申込を簡単に完結できる生命保険は、代理店を経由したり外交員を手配したりしないですむ分、保険料がおさえられています。

確かに保険料が安くすむのはネット申込型の保険のメリットではあります。

しかし保険のプロを間に挟まず自分だけの判断で保険金額を設定しまうことにより、契約時の保険金額が適切でないリスクがあるのが難点です。

先ほど解説したように、生命保険選びで最も重要なのは、「自分にとって(自分の家庭にとって)必要な保険金額はどのくらいか」だからです。

3.共済の補償は画一的でニーズにフィットした補償をえらびにくい

ネット型の生命保険と並んで、安い生命保険を探すときに注目されるのが共済です。

民間の生命保険と比べると、共済の費用は確かに安い傾向があります。

ただし民間の保険と比較すると、補償内容が画一的でニーズにフィットした補償内容をえらびにくいのが難点です。

たとえばA共済のあるプランでは、契約者が亡くなった際の補償のほかケガや病気をした際の補償がついているのですが、病気で契約者が亡くなった際の補償額は800万円で調整がききません。

民間の生命保険では、柔軟に保険金額をえらぶことができます。

また生命保険文化センターがまとめた「平成30年度 生命保険に関する全国実態調査」によれば、生命保険加入者が用意する死亡保険金額の平均は2,255万円とのことですが、前述の共済の補償額(800万円)では足りていません。

この場合、足りない分は民間の生命保険を追加することで補完することになり、結局のところ民間の保険だけで用意した方が安くすむことも考えられます。

4.ライフプランニングの相談を受けてえらぶのが最も安全で確実

それでは、どのようにすればリスクなく安全に生命保険をえらべるでしょうか。

その方法としておすすめできるのは、ファイナンシャルプランナーによるライフプランニングを受けることです。

ライフプランニングでは、結婚・子どもの誕生や進学・住宅の購入・親の介護・相続・老後の生活などさまざまな可能性を視野にいれ生涯設計を行い、そのなかでどのくらいのお金が必要なのかをファイナンシャルプランナーがアドバイスしてくれます。

その上で、現在いくら収入があってこれからの支出に対してどのくらいのお金が必要になるかをリアルに算出します。

ここまでしてから、仮に志半ばで亡くなってしまった場合に、遺された家族のためにどれだけ生命保険でお金を確保すればよいか割り出すため、具体的で正確な額を確認できるわけです。

インターネットなどでいくら情報を集めてみても、人それぞれにフィットした生涯設計をつくるのは難しいでしょう。

そのため生命保険の保険金額を決めるのであれば、ライププランニングを受けるのが最も安全で確実です。

適切な保険金額が定まれば、あとから足りなくなって保険に入りなおしたり、逆に保険金額が多過ぎて無駄に保険料を払ったりすることもありません。

ファイナンシャルプランナーは、できるだけ保険料をおさえる方法も熟知しているので、そのためのアドバイスもしてくれます。

本記事の著者

世古口俊介
世古口俊介 代表取締役
プロフィール
2005年4月に日興コーディアル証券(現・SMBC日興証券)に新卒で入社し、プライベート・バンキング本部にて富裕層向けの証券営業に従事。その後、三菱UFJメリルリンチPB証券(現・三菱UFJモルガンスタンレーPB証券)を経て2009年8月、クレディ・スイスのプライベートバンキング本部の立ち上げに参画し、同社の成長に貢献。同社同部門のプライベートバンカーとして、最年少でヴァイス・プレジデントに昇格、2016年5月に退職。2016年10月に株式会社ウェルス・パートナーを設立し、代表に就任。超富裕層のコンサルティングを行い1人での最高預かり残高は400億円。書籍出版や各種メディアへの寄稿、登録者3万人超のYouTubeチャンネル「世古口俊介の資産運用アカデミー」での情報発信を通じて日本人の資産形成に貢献。医師向けサイトm3.comのDoctors LIFESTYLEマネー部門の連載ランキング人気1位。
当社での役割
超富裕層顧客の資産配分と税務の最適化提案。
特に上場会社創業者の複雑な相続対策や優良未上場企業の組織再編に注力。
同社の代表として書籍の出版や日本経済新聞、週刊東洋経済、ZUUonlineなど各種メディアへの寄稿、投資教育普及のために子供向けの投資ワークショップなどを開催。

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