2021
04/19
経済・マーケット

はじめに

新型コロナ感染者の増加に伴って一時停止となったGo To事業は、緊急事態宣言解除とともに再開されるのでしょうか?今回は、Go To事業の再開見通しや新型コロナ感染再拡大の懸念についてお伝えします。

GoTo事業の再開はある?

令和3年3月時点でGo To事業の再開見通しは立っていません。同年3月5日には1都3県で緊急事態宣言の2週間程度の延長を正式に決定・発表しました。

地域を絞ったGo To事業の再開を願う声も上がっていますが、リバウンドなどを懸念すればなかなか再開に踏み込めないのが現状でしょう。

現在では新型コロナウイルス感染症、新規感染者が減少傾向にあり、ワクチン接種も開始されたことから、収束の兆しが見えてきました。さらに、2か月も経過すればコロナ禍で迎える2度目のゴールデンウィークも待っています。

このまま収束に向かっていき、Go To事業が再開されればゴールデンウィークに旅行をしたい。と考える方も多く、観光業等の予約者数が減少しているのも事実です。

「Go To事業中止」とはっきり伝えてくれさえすれば、その中でも楽しめる旅行等を模索し、申込者数も上昇傾向になるでしょう。現状で「Go To事業停止」と言っている状態が続けば、国民ももどかしい状態が続きます。

今後の見通しを示すことこそが、国民や観光業、飲食業の方が待つ情報のひとつではないでしょうか。

再開するならいつ頃から?

1都3県、2週間程度の緊急事態宣言延長が決定されていますが、他の地域では期限を前倒して解除。状況を鑑みれば正しい判断だったと言えるでしょう。

しかし、緊急事態宣言を解除したからと言ってただちにGo To事業を再開するのは、現実的ではないでしょう。感染者数が減少したとは言いつつも、未だに多くの感染者数を出しているのは事実です。

感染者数が0になってからとは言わなくても、ある程度の感染者数を抑えられ、コントロールできるようになってからの再開となるでしょう。現在の日本ではワクチン接種も開始され、遅くとも年内には国民全員分のワクチン接種可能となる見通しです。

今後は、感染者数が抑えられている地域に限定して、部分的に随時Go To事業を再開していく見通しでしょう。早ければ○月とは言い切れませんが、都道府県内のみの移動など限定した状況での早期再開の見込みはなきにしもあらずです。

新型コロナ再拡大の可能性

Go To事業再開による感染の再拡大を懸念する声が上がるのは当然です。

はじめてGo To事業が開始された後からというもの、急激に感染者数が拡大し最終的には停止に追い込まれる事態となりました。「Go To事業と新型コロナ感染拡大の関連性はない」とは言いつつも、人の動きが活発になればウイルスが移動するのは当然です。

しかし、同じ失敗を2度は繰り返さないでしょう。経済を再開させつつGo To事業を開始する。さらに、感染者数もしっかり抑え込む。これらを実現させるためにはどうするべきか?Go To事業を開始するのであれば、当然、具体的な対策等は発信されることでしょう。

まとめ

今回はGo To事業の再開についてお伝えしました。

新型コロナウイルス感染症によって打撃を受けた業種を支援すべく始まったGo To事業は、皮肉にも感染が拡大し停止という結果になりました。その後、地域を絞って2度目の緊急事態宣言が発出されました。

現在では、1都3県を除く地域で緊急事態宣言が解除され、Go To事業再開を望む声も上がっています。現状では、Go To事業再開の見通しは立っていませんが、中止になったわけではない以上、いずれは再開されることになるでしょう。

本記事の著者

世古口俊介
世古口俊介 代表取締役
プロフィール
2005年4月に日興コーディアル証券(現・SMBC日興証券)に新卒で入社し、プライベート・バンキング本部にて富裕層向けの証券営業に従事。その後、三菱UFJメリルリンチPB証券(現・三菱UFJモルガンスタンレーPB証券)を経て2009年8月、クレディ・スイスのプライベートバンキング本部の立ち上げに参画し、同社の成長に貢献。同社同部門のプライベートバンカーとして、最年少でヴァイス・プレジデントに昇格、2016年5月に退職。2016年10月に株式会社ウェルス・パートナーを設立し、代表に就任。超富裕層のコンサルティングを行い1人での最高預かり残高は400億円。書籍出版や各種メディアへの寄稿、登録者3万人超のYouTubeチャンネル「世古口俊介の資産運用アカデミー」での情報発信を通じて日本人の資産形成に貢献。医師向けサイトm3.comのDoctors LIFESTYLEマネー部門の連載ランキング人気1位。
当社での役割
超富裕層顧客の資産配分と税務の最適化提案。
特に上場会社創業者の複雑な相続対策や優良未上場企業の組織再編に注力。
同社の代表として書籍の出版や日本経済新聞、週刊東洋経済、ZUUonlineなど各種メディアへの寄稿、投資教育普及のために子供向けの投資ワークショップなどを開催。

<ご注意事項>

  • 当社の所属金融商品取引業者等は株式会社SBI証券、東海東京証券株式会社、エアーズシー証券株式会社です。
  • 当社は所属金融商品取引業者等の代理権は有しません。
  • 当社はいかなる名目によるかを問わず、その行う金融商品仲介業に関して、お客様から金銭および有価証券のお預かりを行いません。
  • 各商品等へのご投資には、商品毎に所定の手数料や必要経費等をご負担いただく場合があります。また、各商品等は価格の変動等により損失が生じるおそれがあります。各商品等への投資に際してご負担いただく手数料等及びリスクは商品毎に異なりますので、詳細につきましては、WEBサイトの当該商品等のページ、金融商品取引法等に係る表示又は契約締結前交付書面等をご確認ください。

[金融商品仲介業者]

商号等:株式会社ウェルス・パートナー

登録番号:関東財務局長(金仲)第810号

[所属金融商品取引業者]

商号等:株式会社SBI証券

金融商品取引業者 登録番号:関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者

加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本STO協会、日本商品先物取引協会

商号等:東海東京証券株式会社

金融商品取引業者 登録番号:東海財務局長(金商)第140号

加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人日本STO協会

商号等:エアーズシー証券株式会社

金融商品取引業者 登録番号:関東財務局長(金商)第33号

加入協会:日本証券業協会

ご相談はこちらから
お名前*
お名前カナ*
メールアドレス*
電話番号*
第一希望日*
ご希望のお時間*
第二希望日*
ご希望のお時間*
面談場所*
ご相談を希望するアドバイザー
当日は代表の世古口が同席する場合がございます。
大まかな保有資産額を教えてください。*
ご年収を教えてください
当社を知ったきっかけ*
ご相談内容
利用規約*
上記でご入力いただいた内容は、当社からの連絡や情報提供などに利用するためのもので、それ以外の目的では使用いたしません。
また、その情報は、当社以外の第三者が利用することはございません。(法令などにより開示を求められた場合を除きます)
詳しくは、個人情報規約をご覧ください。
https://wealth-partner-re.com/policy/