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IFA(資産運用アドバイザー)とは
IFAとは、Independent Financial Advisorの略称で、富裕層向けの資産運用アドバイザーにあたります。
一般的な証券営業やFPとは異なり、特定の金融機関に所属せず、中立的な立場でアドバイスできるため、独立系フィナンシャルアドバイザーとも呼ばれています。
IFAの顧客は金融資産1億円以上の富裕層です。
主にビジネスオーナーや弁護士や医師といった士業に従事する人々になります。
医師にとっても頼もしい存在IFA(資産運用アドバイザー)
IFAの顧客層の多くは、自身の事業運営などに忙しく、資産運用に時間を割くことが困難です。
特に医師は高収入であるがゆえに、所得税の税率も高く、金融知識を持ち合わせていないと大きな資産を築けない可能性があります。
自分の大事な資産を守るために頼りになるのが、IFAです。
IFAを活用することのメリット
IFAを活用することのメリットは、なんといっても資産運用に時間をかけずに効率よく資産を守ることができる点です。
IFAは金融機関に属していませんが、顧客に投資助言などを行う他、金融商品の注文などの手続きを代行してくれます。
証券営業と異なり、顧客本位で中長期的な視点から資産運用をサポートしてくれます。
転勤などで担当が変わることもなく、限定された金融商品の購入を勧めることもありません。
IFAを利用するデメリット
IFAを利用するデメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
1.著名アナリストを有する大手金融機関
IFAは特定の金融機関に所属しないため、大手金融機関に属する著名なアナリストの分析データなどを参照することができません。
しかし、近年は多くの分析データがネット上で公開されており、IFAを活用することが不利になるといったことはあまりないといえます。
2.投資できない商品がある
大手証券会社に割当が多いIPOなどの公募商品を購入できない可能性があります。
しかし、資産を大きく増やすというより資産の目減りを防ぐといった意味では、公募商品の資産比率は低いものになるので投資できなかったとしても大きな問題にはなりえない可能性が高いです。
他方、大手証券会社が取り扱わない金融商品をIFA経由で保有することができるといったメリットがあります。
医師にIFA(資産運用アドバイザー)を薦めたい理由
医師にIFAがおすすめなのは、顧客ごとにオーダーメイドの提案をしてくれるためです。
金融機関に所属する証券営業であれば、ノルマの達成などもあり、企業本位の営業を行うケースがあります。
そのため、本業が忙しいときでも営業がかかってくるなど、仕事に影響が出てしまう可能性もあります。
その点、富裕層を顧客とする経験が豊富なIFAは、顧客本位の投資提案が行える存在です。
一生涯にわたって一人が担当してくれる安心感もあり、家族構成やキャリアプランなどを踏まえて長期的な安定資産を築く手助けをしてくれます。
どのように信頼できるIFAを見付けるか
IFAとは10年単位、長い人だと生涯にわたって付き合うことになります。
自分の属性や家族構成を把握して、最適なポートフォリオなどを構築してもらう存在ですので、信頼に足る人材を見つけたいものです。
現在は、ネット上から対応エリアや相談内容からIFA法人や個人のIFAを検索することが可能です。
IFAは多方面にわたって金融知識が豊富ではありますが、得意分野などはそれぞれ異なります。
各IFAの得意分野や相談実績などを調べた上で、実際に相談に赴くのが良いでしょう。
まとめ
IFAは税制や保険、資産運用などの金融知識に長けた金融の専門家です。
特定の金融機関に依存しておらず、中立的な長期的視点に立って、顧客本位の資産運用アドバイスなどを行います。
仕事で忙しい医師等にとって、個人情報や資産額に応じてオーダーメイドの資産運用の立案をしてくれるIFAは頼りになる存在になるといえるでしょう。
IFAを活用すれば、余計な時間や手間をかけずに資産を安定的に増やしていくことが可能です。
良いIFAを見つけるためには下調べも必要ですが、現在は自分に合ったIFAを見つけることはさほど難しいことではありません。
信頼に足るIFAに資産運用を任せることで、ストレスフリーに自分の資産を守ることができます。