青い海を疾走する真っ白なクルーザー。マリンスポーツの心強い味方として憧れの方も多いようです。
日本はまだまだ保有者が少ない方ですが、海外では高所得層がクルーザーを保有するのはごく日常的な光景です。
人によっては目的別に2台、3台と所有しています。
釣りに特化したタイプ、ダイビングに出かけるのに最適なタイプとさまざまな種類がありますが、その内装はどれも高級ホテル並の設備が整っています。
クルーザーを所有すると、経営者にはメリットがたくさんある点も見逃せません。
ランクによって違う?船舶免許は必須!
まず初めに、クルーザーを操縦・運転するためには免許が必要です。「1級小型船舶操縦 士免許」もしくは「2級小型船舶操縦士免許」のいずれかです。
普通は2級で十分と言われますが、2級免許は高校生でも取得可能です。
扱える船体の重量 に18歳まで規制がかかるものの、満16歳から取得可能!18歳以上からなら、大体のクルーザーサイズをカバーする20トン未満・全長24メートル以下のプレジャーボートを操縦できます。
ただし、海岸から9キロメートルまでと航行範囲が狭いのが難点です。
1級は扱える船体のサイズは2級と変わりませんが、航行区域が大幅に広がります。
条件次 第では全水域が可能なので遠洋に出ることができ、本格的な海釣りをしたい人にはぴったりな資格でしょう。
小型船舶操縦士の資格は国家資格なので、持っておいて損はありません。ネットなどで申し込むのが一般的です。
こんなにある!クルーザー所有のメリット
クルーザー所有にはさまざまなメリットがありますが、経営者なら最も魅力的なのは節税 対策になることでしょう。法人所有することで高い節税効果を見込めます。
クルーザーの耐用年数は4年に設定されているため、約4年で償却できます。経費計上する ことで大きな節税になるのです。
もちろん節税になるとはいえ、購入時にそれ以上の費用がかかるのは当然です。しかし、法人所有することで社員への手厚い福利厚生となり、
想像以上にコミュニケーションが図れるというメリットがあります。
エアコンはもちろん、キッチン・トイレ・シャワー室などが完備され、「水上移動できる別荘」とも称されるクルーザー。
まるごと移動する避暑地のようなものですから、家族にとっても社員にとっても最高の贅沢になりますね。
大型クルーザーでは寝室やトイレ、シャワー室が複数設置されていますので、泊りがけでマリンスポーツを満喫することが可能です。
デッキでバーベキューする人も多いようです。
維持費や購入費はいくらかかるの?
クルーザー本体の価格は船のサイズ、装備によってかなり差があります。中古かどうかでも幅が大きく、価格が高いほど船内設備は間違いなくグレードアップします。
数百万~1千万円程度までで購入可能なものが多い中、1億円を軽く超えるタイプまでありますが、
近海でリゾート気分を味わうだけなら「釣り用・遠洋耐久型」である必要はないでしょう。
また、クルーザーは港に停泊しておく「停泊代金」がかかります。都内近郊では年間 40~60万円かかるようです。
その他、任意保険・メンテナンス費用・燃料代など、所有しているだけである程度の費用はかかることを覚えておきましょう。
乗ってみないと分からないクルーザーの魅力
マリンスポーツなど興味がない、という人でも、一度乗るとその魅力の虜になるといわれるクルーザー。
保有者になれば家族や社員を一気に海の上まで連れて行くことが出来ます。
社員同士の連携が高まりコミュニケーションが活発になったり、開放的な場所で有意義な仕事の話に花が咲いたりと、経営者には意外なメリットもあるでしょう。
普段なら行くことのない海上で、非日常を楽しむのは最高の贅沢!まずはクルーザーの試乗をして、その魅力を体験してみましょう。