2020
12/11
経済・マーケット

はじめに

新型コロナウイルス感染症がはじめて発見されてからもうすぐ1年が経過しようとしています。やっと、ワクチン開発などの明るいニュースが聞こえてきましたが、安全性等を考えれば、収束まではまだ程遠いでしょう。

そのようなコロナ禍中、移動需要の減退によって航空会社を始めとした運輸各社に多大な影響をもたらしています。とくに航空会社の国際線は大変な打撃を受けており、昨年同時期と比較して99%超減という衝撃的な話題がありました。

そこで今回は、大きな打撃を受けてしまった航空会社を中心に、今後の旅行へ与える影響などについてお伝えしていこうと思います。

大手航空会社の対応

新型コロナで大きな打撃を受けた業種の中には、航空会社も含まれています。飲食業や宿泊業、観光業等よりも打撃を受けていると言っても過言ではありません。

その結果、大手航空会社であるANAやJALでは2021年度の新卒採用の中止を発表。さらに、社員のボーナスカットや年収の削減、希望退職者の募集など花形職業と呼ばれていた職業も衰退傾向です。

その他、大手航空会社の対応としては保有機の売却による資金繰り、他企業への出向など苦し紛れの対策に追われています。花形職業と呼ばれる客室乗務員は、培ってきた積極力を積極的に売りに出し、接客指導や接客業に出向している話もよく聞きます。

苦肉の策ではありますが、現状ではこうする他なく、航空会社本体のみならず航空会社に就職を希望していた就活生への影響も大きいでしょう。

今後の旅行等への影響は

国際線含む国内線の大幅減便による経費削減も行っており、新型コロナ収束後の旅行への影響を懸念される方も多いでしょう。とくに、経済回復へ向けた政策のひとつとして、GoToトラベルキャンペーン(見直し表明)への影響も懸念しなければいけません。

大手航空会社を中心に、多くの便で減便・運休、欠航便などで対応を行っています。しかし、現時点では需要に合わせた対応であって、今後、需要が増していけば便数も戻っていくことでしょう。

しかし、人員削減などによる人為的な要因によって運営が厳しくなる可能性がありますが、今後、通常の生活に戻るまでには数年かかると言われています。新型コロナが収束し、前の生活と近い状態になるまでには、人員確保等も可能となるのではないでしょうか。

国際線大幅減便の影響と今後

国際線の利用者が前年度同時期と比較して99.8%減という衝撃的な話題もありました。新型コロナの影響に伴い、県境の往来はもちろん、国をまたいだ移動も全世界で行わないようしているためです。

観光地でも、普段は多く見かける外国人が一切いなくなってしまい、普段とはまったく違う光景が見て取れます。2021年には東京オリンピックが控えていますが、予定通り開催されることとなれば、外国人の往来も激しくなるでしょう。

今後、国際便の需要が戻れば、徐々に戻していく意向を示してはいます。しかし、新型コロナ以前の状態に戻るまでには、数年。国際線が回復するには2024年頃になるとの見方が強まっています。

まとめ

今回、新型コロナの影響によって航空会社が受けた大打撃についてお伝えしました。

国際線・国内線問わず多くの便が減便され、ボーナスカットや出向、など多くの対策を打ち出してきた航空会社。航空系の仕事はエッセンシャルワーカーのひとつでもあり、決してなくなってはいけない仕事のひとつです。

今回、2020年の採用を見送る話題もありましたが、きっと小さい頃から夢に見ていた方も多いでしょう。しかし、コロナ禍中で需要が大幅に減ってしまった以上、致し方のないことなのかもしれません。今後、新型コロナの早期収束に向けた対策や早期収束に期待を膨らますばかりです。

本記事の著者

世古口俊介
世古口俊介 代表取締役
プロフィール
2005年4月に日興コーディアル証券(現・SMBC日興証券)に新卒で入社し、プライベート・バンキング本部にて富裕層向けの証券営業に従事。その後、三菱UFJメリルリンチPB証券(現・三菱UFJモルガンスタンレーPB証券)を経て2009年8月、クレディ・スイスのプライベートバンキング本部の立ち上げに参画し、同社の成長に貢献。同社同部門のプライベートバンカーとして、最年少でヴァイス・プレジデントに昇格、2016年5月に退職。2016年10月に株式会社ウェルス・パートナーを設立し、代表に就任。超富裕層のコンサルティングを行い1人での最高預かり残高は400億円。書籍出版や各種メディアへの寄稿、登録者3万人超のYouTubeチャンネル「世古口俊介の資産運用アカデミー」での情報発信を通じて日本人の資産形成に貢献。医師向けサイトm3.comのDoctors LIFESTYLEマネー部門の連載ランキング人気1位。
当社での役割
超富裕層顧客の資産配分と税務の最適化提案。
特に上場会社創業者の複雑な相続対策や優良未上場企業の組織再編に注力。
同社の代表として書籍の出版や日本経済新聞、週刊東洋経済、ZUUonlineなど各種メディアへの寄稿、投資教育普及のために子供向けの投資ワークショップなどを開催。

<ご注意事項>

  • 当社の所属金融商品取引業者等は株式会社SBI証券、東海東京証券株式会社、エアーズシー証券株式会社です。
  • 当社は所属金融商品取引業者等の代理権は有しません。
  • 当社はいかなる名目によるかを問わず、その行う金融商品仲介業に関して、お客様から金銭および有価証券のお預かりを行いません。
  • 各商品等へのご投資には、商品毎に所定の手数料や必要経費等をご負担いただく場合があります。また、各商品等は価格の変動等により損失が生じるおそれがあります。各商品等への投資に際してご負担いただく手数料等及びリスクは商品毎に異なりますので、詳細につきましては、WEBサイトの当該商品等のページ、金融商品取引法等に係る表示又は契約締結前交付書面等をご確認ください。

[金融商品仲介業者]

商号等:株式会社ウェルス・パートナー

登録番号:関東財務局長(金仲)第810号

[所属金融商品取引業者]

商号等:株式会社SBI証券

金融商品取引業者 登録番号:関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者

加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本STO協会、日本商品先物取引協会

商号等:東海東京証券株式会社

金融商品取引業者 登録番号:東海財務局長(金商)第140号

加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人日本STO協会

商号等:エアーズシー証券株式会社

金融商品取引業者 登録番号:関東財務局長(金商)第33号

加入協会:日本証券業協会

ご相談はこちらから
お名前*
お名前カナ*
メールアドレス*
電話番号*
第一希望日*
ご希望のお時間*
第二希望日*
ご希望のお時間*
面談場所*
ご相談を希望するアドバイザー
当日は代表の世古口が同席する場合がございます。
大まかな保有資産額を教えてください。*
ご年収を教えてください
当社を知ったきっかけ*
ご相談内容
利用規約*
上記でご入力いただいた内容は、当社からの連絡や情報提供などに利用するためのもので、それ以外の目的では使用いたしません。
また、その情報は、当社以外の第三者が利用することはございません。(法令などにより開示を求められた場合を除きます)
詳しくは、個人情報規約をご覧ください。
https://wealth-partner-re.com/policy/