2023
11/01
資産運用入門

はじめに

富裕層が資産を効果的に運用するためには、適切な資産配分が欠かせません。しかし、どのような資産配分が最適なのかは個々の状況によって異なります。本記事では、実際の事例を基に、富裕層がどのような資産配分を実践しているのかについて解説します。リスク管理と成長を両立させる方法や、異なる資産クラスの組み合わせなどについても詳しく取り上げます。富裕層が資産を増やすために取り組んでいる戦略を知り、自身の資産運用に活かしてみましょう。

富裕層の資産配分の重要性とは

富裕層は、リスク管理と成長の両立を目指して資産を配分しています。リスク管理をしっかり行いつつ、同時に資産を成長させるためには、適切な配分が必要です。資産を一つのクラスに集中させると、そのクラスの変動によって全体の資産価値が大きく揺れ動く可能性があるからです。これは、「卵を一つのカゴに盛るな」という投資の有名な格言に基づいた考え方です。

画像引用元:https://www.gpif.go.jp/gpif/diversification3.html

これに対して、異なる資産クラスに分散させることで、リスクを分散させつつ、資産の成長を追求することができます。

また、多様な資産クラスの組み合わせも重要です。株式、債券、不動産など、異なるクラスの資産を組み合わせることで、個々の資産クラスの特徴を活かしながら、リスクヘッジと収益のバランスを取ることができます。

富裕層の資産配分の事例と実践方法

実際の富裕層の事例を見てみましょう。富裕層は、資産を株式、債券、不動産、現金、その他のクラスに分散させることが一般的です。例えば、株式は成長性が高く、キャピタルゲインを追求するために活用されます。一方、債券は安定的なインカムゲインを得るために使用されます。不動産は資産の長期安定化やキャッシュフローの確保を目的として保有されます。

【ご相談事例】

資産配分のポイントとしては、まずは自身のリスク許容度や目標リターンを明確にすることが重要です。そして、異なる資産クラスの特徴を理解し、適切な比率で配分することが求められます。また、適宜見直しを行い、マーケットや各資産の運用状況に応じて配分比率を調整することも大切です。

ご相談事例:会社売却後の資産運用
「柱はインカムゲインと相続対策」
https://wealth-partner-re.com/service/case/case3/

リスク管理と成長を両立させる方法

リスク管理と成長を両立させるためには、ポートフォリオ構築による分散投資が重要です。ポートフォリオとは、保有する資産の組み合わせのことであり、リスクとリターンのバランスが最適になるよう考慮して構築されます。異なる資産クラスに分散させることで、一つの資産クラスの変動によるリスクを軽減することができます。

また、リスク管理には、ヘッジ取引も活用されます。例えば、資産価値の保全やリスクヘッジのために、ヘッジファンドや商品先物取引などを利用することがあります。これにより、リスクを抑えつつ、収益を最大化することが可能となります。

ただし、ヘッジ取引には専門知識と経験が必要です。ヘッジ取引を利用する際には、IFA(資産運用アドバイザー)へ相談し、アドバイスを受けるとよいでしょう。

異なる資産クラスの組み合わせ

富裕層が実践する資産クラスの組み合わせには、株式、債券、不動産などがあります。株式は成長性やキャピタルゲインを追求するために重要な要素です。一方、債券は安定的な運用の実現とインカムゲインを得るために重要です。不動産は資産の長期安定化やキャッシュフローの確保を目的として保有されます。これらの資産クラスを適切に組み合わせることで、リスクを分散させつつ、収益を最大化することができます。

また、最近の地政学リスクの高まりを考えると、投資対象国や通貨を分散させるほか、資金の一部を有事に強い資産へ退避させることも選択肢になるかもしれません。

まとめ

富裕層が実践する資産配分は、リスク管理と成長の両立を目指すものです。適切な配分とポートフォリオの分散投資により、リスクを軽減しながら成長を追求することが可能です。異なる資産クラスの組み合わせやリスクヘッジ手法の活用も重要です。自身のリスク許容度や目標リターンを明確にし、富裕層の戦略を参考にして資産配分を行うことで、より効果的な資産運用ができるでしょう。

本記事の著者

世古口俊介
世古口俊介 代表取締役
プロフィール
2005年4月に日興コーディアル証券(現・SMBC日興証券)に新卒で入社し、プライベート・バンキング本部にて富裕層向けの証券営業に従事。その後、三菱UFJメリルリンチPB証券(現・三菱UFJモルガンスタンレーPB証券)を経て2009年8月、クレディ・スイスのプライベートバンキング本部の立ち上げに参画し、同社の成長に貢献。同社同部門のプライベートバンカーとして、最年少でヴァイス・プレジデントに昇格、2016年5月に退職。2016年10月に株式会社ウェルス・パートナーを設立し、代表に就任。超富裕層のコンサルティングを行い1人での最高預かり残高は400億円。書籍出版や各種メディアへの寄稿、登録者3万人超のYouTubeチャンネル「世古口俊介の資産運用アカデミー」での情報発信を通じて日本人の資産形成に貢献。医師向けサイトm3.comのDoctors LIFESTYLEマネー部門の連載ランキング人気1位。
当社での役割
超富裕層顧客の資産配分と税務の最適化提案。
特に上場会社創業者の複雑な相続対策や優良未上場企業の組織再編に注力。
同社の代表として書籍の出版や日本経済新聞、週刊東洋経済、ZUUonlineなど各種メディアへの寄稿、投資教育普及のために子供向けの投資ワークショップなどを開催。

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