資産5億円以上の富裕層が実践する「リスクを抑えたポートフォリオ」事例と戦略

保有資産が5億円を超えると、「どれだけ増やすか」よりも「いかに減らさないか」「守りながら育てるか」という運用スタンスが重要になります。景気後退や為替変動、金融市場の混乱といった突発的なリスクに備えるには、単なる分散投資だけでなく、さまざまなシナリオを想定したポートフォリオ構築が不可欠です。本記事では、ウェルス・パートナーが提案する富裕層の資産3分法やリスク抑制型ポートフォリオの実例を中心に、富裕層が実践すべきポートフォリオ戦略について解説します。

なぜ今「守り」の資産設計が必要なのか 

近年のインフレ率の上昇や米国金利の変動、日本円の長期的な価値下落、地政学的リスクの高まりなど、資産を脅かす要因はさまざまです。特に5億円以上の資産を保有する方は、誤った運用が数千万円単位のリスクにつながるため、「攻めより守り」の姿勢が強まっています。

また、資産保全を重視する理由には、資産そのものの保護だけではなく、「将来の相続」「事業承継」「生活資金の安定確保」といった多くの問題が関係しています。こうした複合的な問題に対応するには、バランスの取れた資産設計が不可欠です。

リスクを抑えたポートフォリオを作るときの3つのポイント

■ ポイント1:通貨の分散 

円だけに偏った資産保有は、円安局面での資産価値低下や海外投資機会の喪失につながります。そこで、円・ドル・ユーロなど複数の通貨に分散することが基本です。特に米ドル建ての債券は、安定したインカムゲインを得ながら円安ヘッジとしても機能します。

米ドル建て債券のポートフォリオ設計について、以下の動画で解説しています。あわせてご覧ください。

今なら目指せる高格付けかつ利回り5%以上の米ドル債券PF 今なら目指せる高格付けかつ利回り5%以上の米ドル債券PF ★富裕層の資産運用・債券・不動産の無料個別相談はこちらから
お電話からも受付けております(03-5797-7182)
https://wealth-partner-re.com/meeting/?utm_source=YouTube&utm_medium=Organic+Video&utm_campaign=25_0517

★2024年8月9日発売 書籍『富裕層のための米ドル債券投資戦略』
https://www.amazon.co.jp/dp/486280960X

★公式LINE登録で限定動画『保有資産別!最適投資法』をプレゼント!
https://lin.ee/3vDBHt5

★新チャンネルのご登録はこちらから!
https://www.youtube.com/channel/UClpccc2EjfMpKLsu9b5wUcw
https://www.youtube.com/@Sekoguchi_Owner
https://www.youtube.com/@sekoguchi_cubicle

ご視聴どうもありがとうございます!
当チャンネル番組「資産運用アカデミー」にて、資産運用に関する様々なテーマの動画をUPしていきます!
チャンネル登録&高評価よろしくお願い致します!

00:00 オープニング
00:32 はじめに
01:24 米国10年債と米国30年債の利回り推移(過去3年)
03:58 米ドル債券ポートフォリオ最新実例
10:14 まとめ
13:53 エンディング

●おすすめ動画
https://www.youtube.com/watch?v=oYz-ZAVGT8E&t=1445s

https://www.youtube.com/watch?v=ZIz5Jl41mRs&t=450s

https://www.youtube.com/watch?v=K9YsGJZpW7M&t=2636s

▼プロフィール
世古口俊介(せこぐちしゅんすけ)
株式会社ウェルス・パートナー代表取締役
資産数億円以上の富裕層を対象に資産運用コンサルティングを行う。株式や債券、不動産などすべての資産クラスを扱い資産全体を最適化。書籍出版や各種メディアへの寄稿、登録者3万人超のYouTubeチャンネル「世古口俊介の資産運用アカデミー」を通して日本の富裕層に資産運用の情報を発信。

▼経歴
2005年4月に日興コーディアル証券(現・SMBC日興証券)に新卒で入社し、プライベート・バンキング本部にて富裕層向けの証券営業に従事。その後、三菱東京UFJメリルリンチPB証券(現・三菱UFJモルガンスタンレー証券)を経て2009年8月、クレディ・スイスのプライベート・バンキング本部の立ち上げに参画し同社の成長に貢献、2016年5月に退職。2016年10月に株式会社ウェルス・パートナーを設立し、代表に就任。

▼株式会社ウェルス・パートナー
https://wealth-partner-re.com/

ビジネスに関するお問い合わせ
Mail:info@wp-re.com
Tel:03-5797-7182

#ウェルスパートナー
#資産運用アカデミー
#資産運用
#プライベートバンク
#IFA
#日本一富裕層に詳しいIFA
この動画をみる >

■ ポイント2:収益源の分散 

保有資産が5億円を超えると、資産の成長を狙うだけでなく、配当・利息など安定的な収入源を持つことも大切です。株式だけでなく、外国債券、不動産、インフラファンド、配当利回りの高いETFなどインカムゲインが得られる資産を組み入れ、異なる収益源を持つことでリスクを分散します。

■ 原則3:流動性と非流動性のバランス 

すぐに換金できる資産(流動性資産)と、長期投資前提の資産(非流動性資産)の比率も重要です。

  • 流動性資産 : 預金や株式、債券、投資信託など
  • 不動産やプライベートエクイティ、一部の債券など

市場混乱時にキャッシュが必要になる局面では、流動性確保が資産保全の鍵を握ります。

富裕層の資産3分法(コア3資産への分散投資)

私たちウェルス・パートナーでは、保有資産5億円を超える富裕層の方へコア3資産(債券・株式・不動産)への分散投資をおすすめしています。

債券・株式・不動産は、それぞれ経済効果や特性が異なり、それぞれを相互補完することができるためです。

  • 債券 : インカムゲインが得られ価格が安定的に動く、外貨分散や流動性が確保できる
  • 株式 : キャピタルゲインが得られインフレに強い、外貨分散や流動性が確保できる
  • 不動産 :  インカムゲイン、キャピタルゲインの両方が得られ、インフレ対策になり、借入を利用して投資効率を高められる

この3つを中心に運用を行い、守りを重視するのであれば債券と不動産の割合を増やす、資産の成長や収益性を重視するのであれば株式の割合を増やしたり、不動産投資で借入を活用して運用効率を高めたりするのが基本です。

富裕層向けリスク抑制型ポートフォリオ事例(5億円想定)

ここでは、実際にIFAやプライベートバンクが提案する富裕層向けの代表的なポートフォリオを紹介します。

■ ケース1:海外債券中心型(安全性重視)

  • 米ドル建て国債・社債(BBB格以上):40%
  • ヘッジ付き外貨建てMMF・短期債:10%
  • 国内外REIT(インカム目的):10%
  • 円建て定期預金:10%
  • 金(リスクヘッジ用):5%
  • 国内株式(高配当銘柄):10%
  • キャッシュ・流動資産:15% → 年率3.5%〜4.5%程度の安定利回りを狙いながら、為替・市場変動に備える構成。

海外債券(米ドル建て国債・社債)を中心にした安全性重視のポートフォリオです。

安定したインカムゲインが得られるうえ、REITや国内株式を組み込むことでインフレに対応できる資産構成となっています。

■ ケース2:分散強化型(やや攻めの守り)

  • 米国株ETF(S&P500・配当ETF):25%
  • 米ドル建て社債(A格以上):20%
  • 国内不動産小口ファンド:10%
  • 海外インフラファンド:10%
  • ゴールドETF:5%
  • 資産管理会社経由の預かり資金:10%
  • キャッシュ・流動性資産:20% → 株式比率を保ちながら、価格変動リスクをETFで抑制。

米国株ETFと米ドル建て社債を中心にした分散強化型(やや攻めの守り)のポートフォリオです。

ETFには「商品自体に分散効果がある」「値動きが分かりやすい」などのメリットがあります。

また、リアルタイムで売買できることから、流動性の高さも魅力の1つです。

■ ケース3:相続・承継を意識したポートフォリオ

  • 自社株・事業資産:20%
  • 法人所有の都心不動産:25%
  • 外貨建て保険(相続対策):15%
  • 金・インフラファンド:10%
  • 米国債:15%
  • 現金・MMF:15% → 評価額引き下げ効果を活かした承継プラン込みのポートフォリオ。

相続・承継を意識したポートフォリオ例です。不動産は相続税評価額が時価よりも低く評価されるため、相続税対策として活用できます。

また、生命保険商品も相続時に非課税枠(500万円×法定相続人数)が利用できるため、相続税対策として有効です。

相続や資産承継を意識した資産運用では、これらの資産を組み入れながら「いかに円滑に次の世代へ資産を引き継ぐか」の対策を講じることが大切です。

富裕層が失敗しないための注意点

富裕層は資産額が大きいため、運用に失敗した場合は、損失が大きくなる可能性があります。

ここでは、富裕層が運用に失敗しないための注意点を4つ紹介します。

  • 高利回り商品に偏らない:利回りや短期のパフォーマンスだけで運用商品判断すると、リスク耐性を超える可能性があります。
  • 税務面・相続面を無視しない:運用益の税負担や、相続時の課税評価に注意が必要です。定期的に税理士など、専門家からのアドバイスを受けることが重要です。
  • ファンドの中身を理解する:信託報酬や運用体制の透明性が低い商品は慎重に検討する必要があります。
  • キャッシュポジションを軽視しない:相場の変動や投資機会に備え、流動性リスクへの備えは、資産を増やすだけでなく守るための基盤となります。

まとめ : 信頼できるパートナーとの運用が重要 

5億円を超える規模の資産になると、自身だけで判断・運用するには限界があります。IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)や税理士、弁護士、不動産アドバイザーなどと連携し、多角的にポートフォリオを管理・再構築する体制を整えることが重要です。

5億円以上の資産を守るうえで最も大切なのは、「パフォーマンスの高さ」ではなく、「安定したパフォーマンスが得られるポートフォリオ設計」です。守りながら資産を育てるという視点を持ち、常に外部環境に応じて柔軟に対応できる姿勢が、富裕層の資産運用には大切です。

ご案内 

ウェルス・パートナーでは、資産5億円以上の富裕層向けに、オーダーメイドの資産運用ポートフォリオのご提案を行っております。外国債券、不動産、資産承継など、目的別に構築可能です。まずはお気軽にご相談ください。

<ご注意事項>
・当社の所属金融商品取引業者等は株式会社SBI証券、東海東京証券株式会社、エアーズシー証券株式会社です。
・当社は所属金融商品取引業者等の代理権は有しません。
・当社はいかなる名目によるかを問わず、その行う金融商品仲介業に関して、お客様から金銭および有価証券のお預かりを行いません。
・各商品等へのご投資には、商品毎に所定の手数料や必要経費等をご負担いただく場合があります。また、各商品等は価格の変動等により損失が生じるおそれがあります。各商品等への投資に際してご負担いただく手数料等及びリスクは商品毎に異なりますので、詳細につきましては、WEBサイトの当該商品等のページ、金融商品取引法等に係る表示又は契約締結前交付書面等をご確認ください。
[金融商品仲介業者]
商号等:株式会社ウェルス・パートナー  
登録番号:関東財務局長(金仲)第810号

[所属金融商品取引業者]
商号等:株式会社SBI証券 
金融商品取引業者 登録番号: 関東財務局長(金商)第44号、
商品先物取引業者 
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本STO協会、日本商品先物取引協会
商号等:東海東京証券株式会社
金融商品取引業者 登録番号:東海財務局長(金商)第140号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融 商品取引業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人日本STO協会
商号等:エアーズシー証券株式会社 
金融商品取引業者 登録番号:関東財務局長(金商)第33号
加入協会:日本証券業協会

関連記事

5億円以上の金融資産を持つ超富裕層におすすめの投資先とは? 5億円以上の金融資産を持つ超富裕層におすすめの投資先とは? 5億円を持つ「超富裕層」のおすすめのポートフォリオと資産運用シミュレーションを紹介 5億円を持つ「超富裕層」のおすすめのポートフォリオと資産運用シミュレーションを紹介 IFAが語る!上場会社オーナー5億円の最新資産運用実例 IFAが語る!上場会社オーナー5億円の最新資産運用実例 2025年GW以降、米ドル債券はどう動く?富裕層向け最新投資戦略を徹底解説 2025年GW以降、米ドル債券はどう動く?富裕層向け最新投資戦略を徹底解説
ご相談はこちらから
お名前*
お名前カナ*
メールアドレス*
電話番号*
第一希望日*
ご希望のお時間*
第二希望日*
ご希望のお時間*
面談場所*
ご相談を希望するアドバイザー
当日は代表の世古口が同席する場合がございます。
大まかな保有資産額を教えてください。*
ご年収を教えてください
当社を知ったきっかけ*
ご相談内容
利用規約*
上記でご入力いただいた内容は、当社からの連絡や情報提供などに利用するためのもので、それ以外の目的では使用いたしません。
また、その情報は、当社以外の第三者が利用することはございません。(法令などにより開示を求められた場合を除きます)
詳しくは、個人情報規約をご覧ください。
https://wealth-partner-re.com/policy/