2021
06/01
最終更新日:2021/06/04

はじめに

皆さんこんにちは。株式会社ウェルス・パートナー代表の世古口です。当社は富裕層、経営者向けに資産運用のコンサルティングを行っております。私がたくさんのお客様から資産をお預かりしてきた経験から、資産運用に関する様々な情報を発信していきたいと思っております。

本日のテーマはファンドの基礎知識です。皆さんはファンドというものをご存じでしょうか。
日本では投資信託と呼ばれることが多いのですが、ファンドとはみんなでお金を集め、その箱のことをファンドと言います。

そこにいるファンドマネージャーが株であったり債券であったり不動産であったり、いろんな資産に投資する。これが1つのファンドです。

ファンドのメリットとは?

このファンドのメリットというのは、投資金額が大きくて1人だと投資できないものに、みんなでお金を集めるので、投資できることです。

1つの株に投資するよりもファンドに投資したほうが、いろんな資産に投資ができるので、リスク分散ができたりとそういうメリットがあります。

今日お話ししたいのは、このファンドには世の中には実は3つのファンドが、種類が存在しており、これをそれぞれお話しして違いをご説明して、自分にとってはどのファンドが必要なのかとか、合っているのかとか、そういうことのご参考にしていただければと思っております。

それでは、この3つの3種類のファンドを比較したマトリックスがありますので見ていきましょう。

3種類のファンドとは?

これが3種類のファンドの比較表です。一番左がインデックスファンド、2つ目、真ん中がアクティブファンド、一番右側がヘッジファンドとあります。世の中に存在するファンドというのは大まかに分けてこの3つのどれかに分類されています。
一つずつお話していきます。

【出典:当社資料】

インデックスファンドとは?メリット・デメリットとは?

インデックスファンドというのは何かというと、インデックスは指数という意味なのですが、日経平均指数とか、あとはS&Pとかニューヨークダウとか、ああいう指数が世の中にはあります。

こういった指数のパフォーマンスに連動することを目指すファンドをインデックスファンドと言います。そのため、S&Pに連動するインデックスファンドはほぼS&Pと同じパフォーマンスが達成できます。

日経平均だったら日経平にほぼ連動するパフォーマンスを得ることができます。このインデックスファンド、最近とても増えているのですが、メリットとしては運用状況を把握しやすい、日経平均が上がってれば上がってるので分かる、下がってれば下がってるので。運用状況が把握しやすい。あとは株の分析とか企業に行って状況を聞いてとかそういうことが必要ないので、ファンドマネージャーの運用コスト、報酬とかが必要ありません。

運用コストがすごく低いと言われています。だいたいインデックスファンドの年間の信託報酬っていうのは0.1%から0.5%のものが多いです。
効率的に運用したいという方にピッタリかなと思います。

次にデメリットとしては、市場平均以上の運用成果を期待することはできないということです。日経平均だったり指数に連動することを目指しているので、それを大きく上回ることっていうのはできないってことです。これがインデックスファンドです。

アクティブファンドとは?メリット・デメリットとは?

次にアクティブファンドです。このインデックスファンドとの違いはアクティブファンドにはファンドマネージャーがいます。そのファンドマネージャーが、企業に出向いて
財務担当者や社長の話を聞いて、この会社伸びそうだとか伸びなさそうだとかそういう分析をした上で、どの株を買うかとかを判断して、実際にそのファンドのポジションを変え、リターンを好パフォーマンスで目指す。そういうファンドをアクティブファンドと言います。

アクティブファンドというのはどうなったらいいファンドでどうなったら悪いファンドなのかっていうのを見極める基準があります。それはさっきお伝えした指数、インテックスを上回っているかどうかというのが一つの基準です。

例えば日本株のファンドだとしたら戦っているものは何かっていうと日経平均指数です。日経平均の株価がプラス5%でその年終わったとして、そのアクティブファンドがプラス10%だったら5%儲かってるので、このアクティブファンドは市場平均を勝ってるので、いいファンドってことが言えます。

一方で日経平均が5%の中で、例えばプラマイゼロパーセントだとしたらこのファンドは優秀ではないファンド、駄目なファンドってことが言えると思います。

メリットとしては本当に腕がいいファンドマネージャーだとしたら指数を上回って利益が出ていることになるので、そういうファンドマネージャーを選べれば、いい結果が得られメリットがあるのかなと思います。

ただデメリットとしては、運用パフォーマンスの平均値では運用インデックスファンド運用に勝てないということです。
これどういうことかというと、これは過去のデータ統計からもう得ている結果ですが、このインデックスを上回るアクティブファンドを選ぶことがすごく難しいというのが過去のデータから言えます。

実際にアクティブファンドとインデックスファンドを勝ってる勝率を統計したデータがあるのですが、その統計によると9割方は指数インデックスファンドが勝っています。
その中の1割が、唯一勝ってるファンドが存在してる、アクティブファンドが存在しているということなので、目をつぶってファンドを選ぶと9割方指数に負けてるファンドっていうことになります。

いいファンドマネージャーを選ぶというのはそれぐらい難しいということが言えると思います。これが今のアクティブファンドの状況とあとは概要です。

ヘッジファンドとは?メリット・デメリットとは?

次にヘッジファンドですが、これはどういうファンドかというと、例えば指数がマイナス10%でこのアクティブファンドがマイナス5%だとするとどっちもマイナスですけど、5%傷が浅いのでこのアクティブファンドは勝ちということになります。ただ投資家からするとそれでもマイナスだよねっていうふうに思いますよね。

ヘッジファンドはそういった方たちの需要を満たすために生まれたファンドで、どういったマーケット環境、株がどんな暴落になってもリーマンショックがあってもコロナになってもどういうマーケット環境でもプラスの利益を出す。そういう絶対収益という考えを持って運用しているファンドが多いのが特徴です。

具体的にどういう運用をしているファンドが多いかというと普通のアクティブファンドというのは株を買うだけっていうことが多いのですが、そこに空売りを組み合わせる。

買うだけじゃなくて空売りを組み合わせたりすることで、世の中の株価が下がっても同じように下がらない。安定した利益を得ることができるというふうな運用を目指すファンドが非常に多いです。

ヘッジファンドにもファンドマネージャーがたくさんいるのですが、その人たちの運用報酬というのはものすごく高くて、コストっていうのはアクティブファンドよりも高くなります。基本的には信託報酬は普通のアクティブファンドは2%ぐらいが多いですがヘッジファンドはその2%プラス利益が出た部分に対して成功報酬で利益の20%を報酬としてもらう。そういう形態が多くて運用のコストが高いです。

あとデメリットは流動性が低いのと、投資のルートが日本では非常に少ないことです。
こういったところがデメリットになるのですが、そういうデメリットがあったとしてもマーケットが暴落したときでも安定した利益を出せたりとか、あとはアクティブファンド上回るようなインデックスが上回るような運用ができるヘッジファンドが多かったりとか、そういったメリットがあるので多くの富裕層の人がヘッジファンドに投資するということを言えると思います。

まとめ

どのファンドがいいということではなくて、自分にはどれが合っていて必要なのかそういう観点でどのファンドがいいかを選んでいくのがいいと思います。

本日はファンドの基礎知識ということで3種類の世の中に存在するファンドについてお話しさせていただきました。今回の動画が参考になったという方、今後も資産運用について様々な情報を発信していきますので、ぜひ高評価、チャンネル登録をお願いいたします。

本記事の著者

世古口俊介
世古口俊介 代表取締役
プロフィール
2005年4月に日興コーディアル証券(現・SMBC日興証券)に新卒で入社し、プライベート・バンキング本部にて富裕層向けの証券営業に従事。その後、三菱UFJメリルリンチPB証券(現・三菱UFJモルガンスタンレーPB証券)を経て2009年8月、クレディ・スイスのプライベートバンキング本部の立ち上げに参画し、同社の成長に貢献。同社同部門のプライベートバンカーとして、最年少でヴァイス・プレジデントに昇格、2016年5月に退職。2016年10月に株式会社ウェルス・パートナーを設立し、代表に就任。超富裕層のコンサルティングを行い1人での最高預かり残高は400億円。書籍出版や各種メディアへの寄稿、登録者14万人超のYouTubeチャンネル「世古口俊介の資産運用アカデミー」での情報発信を通じて日本人の資産形成に貢献。医師向けサイトm3.comのDoctors LIFESTYLEマネー部門の連載ランキング人気1位。
当社での役割
超富裕層顧客の資産配分と税務の最適化提案。
特に上場会社創業者の複雑な相続対策や優良未上場企業の組織再編に注力。
同社の代表として書籍の出版や日本経済新聞、週刊東洋経済、ZUUonlineなど各種メディアへの寄稿、投資教育普及のために子供向けの投資ワークショップなどを開催。

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