はじめに
皆さんこんにちは。株式会社ウェルス・パートナー代表の世古口です。当社は富裕層、経営者向けに資産運用のコンサルティングを行っております。私がたくさんのお客様から資産をお預かりしてきた経験から、資産運用に関する様々な情報を発信していきたいと思っております。
本日は金や仮想通貨にも投資した方がいい理由というテーマで、お話ししたいと思います。みなさんは金や仮想通貨に投資されているでしょうか。私は金も仮想通貨も保有しているのですが、なぜ金や仮想通貨にも投資した方がいいのかお話をしていきたいと思います。
金や仮想通貨の現状について
まず、金や仮想通貨の現状を説明したいと思います。こちらのチャートとグラフを見ていただくと今の状況がよくわかると思います。
年初からビットコインも金も大幅に上昇しております。私も今年の3月にまとまった資金を仮想通貨に投資したのですが、投資してから30%ぐらい上昇している状況になります。ビットコインは2020年の1月から50%上昇していて、金に関しては30%上昇しています。
一方で、各国の通貨に関して見ていただく通り、ユーロとかドルとかスイスフラン、円は少し上昇していますが、新興国の南アフリカランドとかブラジルレアルに関しては大きく下落していますね。なぜ、この金と仮想通貨の上昇という状況になっているのでしょうか。
なぜ金や仮想通貨が上昇しているのか?
それは金や仮想通貨というのが国の財政とか信用とかの裏付けがない、存在そのものが価値のある資産だからなのです。
なぜ今年この仮想通貨、金が上がっているかというと、コロナなのですね。コロナの対策のために、日本もアメリカもヨーロッパもいろんな新興国も財政を拡張させて、対策にお金をつぎ込んでいます。
借り入れが増えるということは国の信用が落ちるということです。なので最終的に紐づくとこの国が破綻するんじゃないかとかドルの価値が無くなる。そういった予想までいってるので、その国のデフォルトとは関係のない金であったり仮想通貨にお金が集まっていて上昇している。資産運用の根本というのはリスク分散です。
世の中どうなったとしても、超インフレになっても日本が破綻したとしてもすべてを失わないために資産運用しているっていうのが私は大事だと思っていますので、そういった理由から国家の破綻まで予想した上でこういった金とか仮想通貨にも資産を分散したほうがよくて、このコロナを踏まえるとさらにその傾向が強くなっているということが言えると思います。
まとめ
2021年に入ってから、私自身もそうですし、お客様に対してもこの金と仮想通貨の資産配分を上げるような提案っていうのを私たちはしております。そういったところで金や仮想通貨にも投資した方がいいという理由で本日をお話しさせていただきました。
株式会社ウェルス・パートナー
代表取締役 世古口 俊介
2005年4月に日興コーディアル証券(現・SMBC日興証券)に新卒で入社し、プライベート・バンキング本部にて富裕層向けの証券営業に従事。その後、三菱UFJメリルリンチPB証券(現・三菱UFJモルガンスタンレーPB証券)を経て2009年8月、クレディ・スイスのプライベートバンキング本部の立ち上げに参画し、同社の成長に貢献。同社同部門のプライベートバンカーとして、最年少でヴァイス・プレジデントに昇格、2016年5月に退職。
2016年10月に株式会社ウェルス・パートナーを設立し、代表に就任。超富裕層のコンサルティングを行い1人での最高預かり残高は400億円。書籍出版や各種メディアへの寄稿、登録者1万人超のYouTubeチャンネル「世古口俊介の資産運用アカデミー」での情報発信を通じて日本人の資産形成に貢献。医師向けサイトm3.comのDoctors LIFESTYLEマネー部門の連載ランキング人気1位。
メディア掲載情報:「m3.com」「ZUU online」「MONEY zine」「マネー現代」でコラムを連載中