目次
はじめに
皆さんこんにちは。株式会社ウェルス・パートナー代表の世古口です。
当社は富裕層、経営者向けに資産運用のコンサルティングを行っております。私がたくさんのお客様から資産をお預かりしてきた経験から、資産運用に関する様々な情報を発信していきたいと思っております。
本日のテーマは、不動産以外の実物投資のご紹介をしたいと思います。実物投資の主役は不動産なのですが、実はその他の実物資産も世の中に投資対象としてたくさんあります。その代表的なもの3つについて本日はお話したいと思います。その3つをご紹介すると、一つは金、ゴールドです。2つ目が太陽光設備、3つ目がアート作品です。
「金」に投資をするメリットとは?
まず、金に関してはその金そのものに投資するという方もいるのですが、そういった金融商品も世の中には存在しています。
まず、なぜ金を持つ意味があるのかというと、これは資産分散の一つ、たくさん資産がある方はその中の分散の一つとして、まず金を持つメリットがあります。もう一つがインフレ対策です。世の中の物価が上がると実物資産の価値は上がるので、金の価格も恐らく上がるだろうというふうに言われています。
もう一つが、世の中の政府の国々の信用がなくなったときに、金は上がる資産というふうに言われています。
今年に入ってから金の価格というのは年初から30%上昇しています。なぜ上昇しているかというとコロナによって各国がコロナ対策にお金をたくさん使っていて、財政が膨張していますので、デフォルトしたりとか、経済が悪くなっているとか、そういうふうに政府の信任がなくなったときに金のような資産は実は買われやすいです。
なので最近も上昇していて、今後も上昇していくというふうに考えている人たちが今多くなっています。金は田中貴金属とか、ああいうところで実物の金を買って保管しておいてもらうこともできれば、買ってきてそれを自宅の金庫に入れておく。そういうこともできます。
金融商品の「金」に投資をするには?
あとは金融商品仕立てといったのは、具体的には金のETFというものがあります。
ETFというのは上場投資信託と言われるもので、インデックスファンドのように指数に連動するようにできていて、このETFというのも金の価格に連動するようなふうに作ってありますので、その金融商品を買っていると、ETFを買っていると金を実際に持っているのと同じような経済効果が得られます。私もETFで金は投資しています。
太陽光設備投資をする理由とは?
次に太陽光設備投資ですね。これは不動産以外の実物資産投資では実践されている方はかなり多い投資法になります。
どういう投資かというと、太陽光設備を買って、ソーラーパネルを買うのですが、そこで太陽がジリジリあたりますと発電されますので、その発電された電力を電力会社に買ってもらいます。
この買ってもらう価格を政府が20年間保証してくれます。なので、この20年間というのは安定した売電収入を得ることができる。そういった投資になります。この太陽光設備への投資というのはローン、借り入れがつきます。そのため、フルローンでこの太陽光設備投資を実施する方が多いです。
太陽光設備投資の収益は?メリットは?
では、収益性についてお話します。だいたい太陽光設備、投資金額に対してどれぐらいのリターンがあるかっていうと、大体8~9%程度です。2,000万円の物件であれば160万~180万ってとこですかね。
そこから借り入れを返済するのですが、借り入れの金利っていうのが大体2%強くらいです。なので、投資する対象のリターンが8~9%で借り入れの返済の金利が2%強ということなので、差し引きで5%~6%くらいのインカムゲイン、リターンがある。そういう投資であるということが言えると思います。
あと、この太陽光設備の投資のメリットとしてはその定期収入、インカムゲインがあるという点と、あとは設備に投資しているので、価値が徐々に劣化していく、その劣化した部分を個人から引ける減価償却というものが取れます。
太陽光設備はほとんどが設備なのでこの償却が大きくて個人の給料であったりの所得税を減らすことも可能です。そういったインカムゲインとタックスメリット、この2つのメリットがある数少ない資産に太陽光設備はなります。
アート投資をする理由とは?
次に、アートへの投資です。これは実践している方というのは少ないのかもしれないのですが、具体的には絵画であったりその他の美術品とか世の中のアーティストの方が作られたそういう資産です、作品です。
こういったものに投資される方も多いです。最近私が見てきたアートの投資っていうのは私自身も買わしていただいたのですが、新興国のアーティストが作ったアート作品です。
絵画っていうとヨーロッパであったりアメリカであったりが本場ではあるのですが、なぜ新興国のアートに投資をするのかというと、経済が今後成長していくことが予想されるからです。
今ミャンマーであったりベトナムであったりのトップアーティストの人の作品というのは安いものだと数百万であったり数千万でありますが、ヨーロッパであったり中国のトップアーティストの作品はこれが数億円~数十億円になってくるわけですので、東南アジアの経済が成長していけば同じようにその価格が上昇していく可能性が高いというふうに考えているから、いろんな方が新興国のアートに投資をしています。
本当に資産が数十億とか百億ある方というのはヨーロッパとかアメリカ、そういった国のアーティスト作品に投資してもいいかもしれないですが、そこまでないという方であれば新興国の有名な方の絵画とか、そういうものに投資するのは有効な投資なのではないでしょうか。
まとめ
この絵画投資というのも保有資産が1億円以上になったときには検討する一つの投資対象の一つだということが言えると思います。
そういったところで、本日は不動産以外のその他の実物資産の投資に関して紹介させていだきました。今回の動画が参考になったという方、今後の様々な投資情報を発信していく予定ですので、ぜひ高評価、チャンネル登録をお願いいたします。
株式会社ウェルス・パートナー
代表取締役 世古口 俊介
2005年4月に日興コーディアル証券(現・SMBC日興証券)に新卒で入社し、プライベート・バンキング本部にて富裕層向けの証券営業に従事。その後、三菱UFJメリルリンチPB証券(現・三菱UFJモルガンスタンレーPB証券)を経て2009年8月、クレディ・スイスのプライベートバンキング本部の立ち上げに参画し、同社の成長に貢献。同社同部門のプライベートバンカーとして、最年少でヴァイス・プレジデントに昇格、2016年5月に退職。
2016年10月に株式会社ウェルス・パートナーを設立し、代表に就任。超富裕層のコンサルティングを行い1人での最高預かり残高は400億円。書籍出版や各種メディアへの寄稿、登録者1万人超のYouTubeチャンネル「世古口俊介の資産運用アカデミー」での情報発信を通じて日本人の資産形成に貢献。医師向けサイトm3.comのDoctors LIFESTYLEマネー部門の連載ランキング人気1位。
メディア掲載情報:「m3.com」「ZUU online」「MONEY zine」「マネー現代」でコラムを連載中