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最終更新日:2022/07/06
IFA 資産運用入門

ウェルス・パートナー代表の世古口です。当社は事業の1つとしてIFA (金融商品仲介業者)を行なっています。IFAとは簡単に説明すると保険代理店の証券版です。資金は証券会社に預けてもらうのですが、提案や取引の受発注は独立した業者が行うという仕組みです。

今回の記事ではインデックスファンドの魅力についてご説明します。

AKBなどアイドルグループにはセンターというグループの顔となるポジションが存在します。私は15年間、資産運用をお手伝いしてきた経験から資産運用にもアイドルグループと同じようにセンターポジションが存在していると考えています。資産運用のセンターは間違いなくインデックスファンドです。インデックスファンドとは日経平均やS&Pなど株価の指数などに連動するように運用するファンドです。

インデックスファンドのメリットはずばり運用コストの低さです。指数に連動することを目指しているため多くの取引が自動売買で完結し、高報酬のファンドマネージャーが必要ないからです。インデックファンドと対照にある存在としてアクティブファンドがあります。アクティブファンドは高報酬のファンドマネージャーやアナリストを雇って企業を分析し、日経平均やS&Pなど指数を上回ることを目指すので、運用コストが高くなります。イメージはインデックスファンドの信託報酬は資産運用金額の年間0.1%〜0.5%が中心で、アクティブファンドは1%〜2%です。

日経平均などの指数つまりインデックスファンドを上回る運用ができるのであればアクティブファンドを選ぶべきと考える人が多いでしょう。全くその通りです。指数を上回るファンドを選べるのであればアクティブに投資する意味があります。しかし、もっとも難しい壁はそのインデックスを上回るアクティブファンドを選ぶことができないことです。

根拠をお伝えします。2016年末までの過去5年、10年、15年のどの期間でもアクティブファンドの90%前後がS&P500のパフォーマンスに負けているのです(データ出典:SPIVA U.S.Scorecard)。90%のアクティブがインデックスに負けているということはインデックスに勝てるアクティブを選べる可能性は10%ということです。これがインデックスファンドを資産運用のセンターポジションにするべき理由です。

良いアクティブファンドを選ぶ自信があればアクティブに投資してもいいでしょう。少なくても過去のパフォーマンスがインデックスに勝っているアクティブファンドを選ぶべきです。あくまで過去の比較なので、将来のことはわかりませんがそれがアクティブに投資する最低限の条件かと考えています。特にファンドを選ぶ目利き力や自信がない場合は無難にインデックスファンドに投資するべきです。多くの日本人は投資に慣れていないので、ほとんどの人はインデックスファンドを選んだ方がいいという結論に至ります。証券会社の営業は多くの場合アクティブファンドを提案しますが、それはインデックスファンドに勝てると思っているからではなく手数料が高いからです。

今回はインデックスファンドの魅力についてお話ししました。資産運用の中心(センター)はインデックスファンドでいいという理由がわかっていただけたと思います。この記事が皆様の資産形成のお役に少しでも立つことをお祈りしております。

本記事の著者

世古口俊介
世古口俊介 代表取締役
プロフィール
2005年4月に日興コーディアル証券(現・SMBC日興証券)に新卒で入社し、プライベート・バンキング本部にて富裕層向けの証券営業に従事。その後、三菱UFJメリルリンチPB証券(現・三菱UFJモルガンスタンレーPB証券)を経て2009年8月、クレディ・スイスのプライベートバンキング本部の立ち上げに参画し、同社の成長に貢献。同社同部門のプライベートバンカーとして、最年少でヴァイス・プレジデントに昇格、2016年5月に退職。2016年10月に株式会社ウェルス・パートナーを設立し、代表に就任。超富裕層のコンサルティングを行い1人での最高預かり残高は400億円。書籍出版や各種メディアへの寄稿、登録者14万人超のYouTubeチャンネル「世古口俊介の資産運用アカデミー」での情報発信を通じて日本人の資産形成に貢献。医師向けサイトm3.comのDoctors LIFESTYLEマネー部門の連載ランキング人気1位。
当社での役割
超富裕層顧客の資産配分と税務の最適化提案。
特に上場会社創業者の複雑な相続対策や優良未上場企業の組織再編に注力。
同社の代表として書籍の出版や日本経済新聞、週刊東洋経済、ZUUonlineなど各種メディアへの寄稿、投資教育普及のために子供向けの投資ワークショップなどを開催。

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