はじめに
エッセンシャルワーカーという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
新型コロナが日本のみならず世界中で蔓延し、リモートワークや休業を余儀なくされた方は多いでしょう。
その一方で、感染リスクの中でも人々の生活のために、職務を全うした人たちがいます。
そんな方々がまさに「エッセンシャルワーカー」と呼ばれる人たちです。
今回は、コロナ禍で見えたエッセンシャルワーカーについて、お伝えしていこうと思います。
エッセンシャルワーカーとは
エッセンシャルワーカーとは、人々が社会で生活をしていく上で絶対的に必要な仕事を行う、労働者のことを言います。
2020年には日本のみならず世界中で新型コロナが蔓延し、多くの業種で休業をせざるを得ない状況となりました。
そして、休業せざるを得ない業種とは反対に、注目を集める業種、エッセンシャルワーカーがいました。コロナ禍で注目されたエッセンシャルワーカーとは、必要不可欠な人々が生活を送る上で絶対的に必要となる職種です。
次に、エッセンシャルワーカーと呼ばれる人々の職種について見ていきましょう。
新型コロナで見えたエッセンシャルワーカー
コロナ禍で注目されたエッセンシャルワーカーと言えば、どのような職種の方が思いつくでしょうか。
例えば医療従事者や福祉従事者。コロナ禍に限らず人々の生活に絶対に必要です。
その他、物流産業や警察や消防などの保安、行政や流通関連に従事されている方もエッセンシャルワーカーと呼べるでしょう。
新型コロナウイルスという、未知のウイルスに恐怖心をいだきながらも従事していただいているエッセンシャルワーカーには、感謝しかありません。
そして、新型コロナの影響でエッセンシャルワーカーに対する需要が非常に集まっていることは言うまでもありません。
とくに、新型コロナの影響をしっかりと受けてしまった観光業や飲食業界からは大注目です。
新型コロナの感染防止対策として、日本では緊急事態宣言が発出され、多くの人々が不要不急の外出を自粛しました。その結果、多くの飲食業および観光業の客足が著しく減り、大きな打撃を受けました。
打撃を受けた労働者からは、新型コロナ禍でも強かったエッセンシャルワーカーへの注目が集まったわけです。
今後、新型コロナが収束に向かっていくことを願うばかりですが、エッセンシャルワーカーへのニーズは高まる一方でしょう。
エッセンシャルワーカーは一生安泰なのか
エッセンシャルワーカーは、新型コロナ禍でも需要は見込め、結果として業績不振に陥ることはありませんでした。
エッセンシャルワーカーは結局、人々が生活を送る上で“絶対に必要”な職業であるため、一生安泰であると考える方も多いでしょう。
しかし、エッセンシャルワーカーのうち流通業や物流業は、一生安泰とは言えないでしょう。
現在、スーパーやコンビニなどの小売業は、必要不可欠なサービスです。
しかし、人(エッセンシャルワーカー)が必ずレジを打ち、お会計を行う必要はあるのか?と言えば、必要ではありませんよね。
いずれは、レジの自動化にもなっていくことでしょう。とくに、人と人との接触を減らすことで、感染リスクも抑えられます。
そのため流通系のエッセンシャルワーカーは、一生安泰であるとは言えません。
その他物流産業に従事するエッセンシャルワーカーも一生安泰とは言えません。
いずれは、自動運転化されます。自動運転化されれば物流の効率化も見込めますよね。
きっといずれは、人(エッセンシャルワーカー)のお仕事はなくなっていくでしょう。
一方で、機械などにはできないお仕事、保安や医療福祉は一生安泰であると考えて良いのではないでしょうか。
まとめ
今回、エッセンシャルワーカーについて紹介しました。
新型コロナ禍で、エッセンシャルワーカーに対する需要が集まる一方で、不要な仕事も見えてきました。
現在行っている仕事が本当に必要な仕事なのかどうかを、考えるきっかけにもなったのではないでしょうか。
エッセンシャルワーカーが一生安泰であるとも限りません。コロナ禍で見えた今後の展望をしっかりと考えてみてはどうでしょう。