はじめに
老後2,000万円不足問題は、まだまだ記憶に新しいですよね。
老後30年間生活するためには、公的年金のみでは足りない、自分らで最低でも2,000万円を用意しましょう。という話でしたね
早い段階から老後を意識し、コツコツと貯蓄をされていた方であれば、2,000万円の準備もできることでしょう。しかし、一般的な生活を送ってきた方は、貯蓄のみで2,000万円を用意することは容易ではありません。
そこで今回は、老後資金を目的とした資産運用を意識し始める年齢層や、資産運用の重要性についてお伝えしていこうと思います。
資産運用に対する関心が高い年齢層
老後に対する漠然とした不安を抱えている人は多いですが、実際に老後資金のために資産設計を意識しだす年齢層はどのくらいなのか。気になるところですよね。
老後資金を考え出す年齢層はおおよそ40代から50代が多いです。
ただ実際に、老後資金に対する資産運用を考え出す年齢層に“正解”はありません。
極端な話が、社会人になってから考え出しても良いですし、自分が老齢になってから考え出しても良いです。
ただひとつ言えるのは、早い段階から考え出したほうが、資産設計や資産運用がしやすいということ。
そもそも老後資金が必要となる年齢は、60歳から65歳、定年退職をしたあとの話です。
社会保障のひとつである年金は、原則65歳から受給が可能ですが、繰り上げ返済を行えば最短60歳から受給が可能。
そのため、日本に住み国民年金をしっかりと支払っていれば公的年金で最低限の生活はできます。最低限の生活とは言っても、公的年金のみで生活をしようとすれば、かなりの我慢を強いられます。
ただ、“生活ができないわけではない”という程度です。
もしも現役時代と同レベルの生活を送りたいのであれば、遅くても40代から50代のうちに資産運用を始めたほうが良いでしょう。
資産運用の重要性
資産運用と一口に言っても、さまざまな運用方法が存在します。
ローリスク・ローリターンの金融商品から、ハイリスク・ハイリターンの金融商品まで用意されています。
今の時代はもう、貯蓄の時代ではありません。貯蓄より投資の時代ではないでしょうか。
今は超低金利時代であり、銀行にお金を預け入れていてもほとんどお金は増えません。
一方で投資は、少なからずリスクはありますが、定期預金等よりは大きなリターンを得られます。
また、金融庁が公表した老後2,000万円不足問題も記憶に新しいでしょう。
このまま公的年金等に頼ったり、貯蓄のみで生活をしたりしようと思っても、かなり厳しい生活を強いられることでしょう。
老後の生活は“セカンドライフ”とも呼ばれています。第二の人生を楽しむも楽しまないもすべて資産運用次第であると考えます。限りある資産を運用し、老後の資産形成をしてみてはいかがでしょうか。
老後資金の確保は早期から
老後資金について考え出す平均年齢は、40代から50代です。
また、老後資金について考え出す方は、男性よりも女性の方が多いので驚きです。
“現実”を見据えることが得意な方が女性であり、漠然とした不安から始まり、老後資金に対する考えに至ります。
そして、老後資金目的の資産運用を考え出す時期は、早ければ早いほうが良いです。
社会人になった瞬間から老後資金として、毎月数万円を資産運用に回してみても良いでしょう。社会人になる前であっても、学生時代から具体的なイメージを湧かせておくだけでも違います。
ただ、50代になってから老後資金や資産運用のことを考え出すのが決して遅いわけではありません。いつでも、いつからでも資産形成は可能です。
ただひとつ言えることは、早ければ早いほど“資産形成がしやすい”ということです。
まとめ
今回は、老後資金確保のための資産運用について紹介いたしました。
資産運用について漠然と考えてはいるけど、実際に行動に移せていない方が大多数です。
資産運用と聞けば、少し小難しいように聞こえるかも知れませんが、初心者の方でもはじめられる金融商品はたくさんあります。
もしも、将来に対する漠然とした不安があるのであれば、簡単な資産運用からでも始めてみてはいかがでしょうか。