2020
05/02
最終更新日:2020/06/23

当社代表世古口が教える「銀行や証券会社では教えてくれない!コロナショックに打ち勝つ投資術」とは?①」の続きとなります。今回は実際に投資のアイディアについてお話していきます。

投資のアイディア-4つの具体策-

ここからは、今ならどう投資をするのがお勧めなのか、具体的なご提案をさせていただきます。次の4つです。

①株式の押し目買い

これは、大きく下げた時に「買い」を入れるという手法です。例えば、日経平均において「5%以上」下げた日が、リーマンショック以降21回ありました。その5%下げた時に株を買っていた場合の1年後のパフォーマンスが、何と95%の確率でプラスでした。たった1年で、平均プラス20%のリターンです。この「押し目買い」は有効な投資手法だと思います。

②株式の積立投資(自動定期買付)

とはいえ、市場は毎日動いていて、ずっと相場を眺めていたり、逐一発注したりするのは、なかなか難しいという人の方が多いでしょう。そこでお勧めなのが、株式の積立投資(自動定期買付)です。

予算、期間、頻度(毎日、週1回、月1回など)、投資配分(米国株50%、世界株30%、日本株20%など)を決め、最後に証券会社と具体的な投資先の銘柄を選定します。自分が設定した通りに自動的に買付を行ってくれるので、株価の動きに振り回されずに投資できるというシステムです。インターネット証券であれば、ほとんどの証券会社で可能です。

③高利回り債券への投資

株だけではなく、今は債券も売られていて、様々な債券の利回りが上がっています。ある保険会社の債券は、今年2月末には利回り2.6%だったものが、1か月後には4.9%にまで上がりました。利回りベースでみると2倍近いということで、非常に投資効果が高いといえます。

債券についてのいいニュースは、アメリカでは、経済が悪くならないように、企業を潰さないように、政府機関が220兆円を使って徹底的に支援するという予算がすでに通っていることです。リーマンショックの時は、アメリカで経済対策に70兆円が使われました。今回の新型コロナウィルスに対する経済対策は、その3倍です。

感染症というのは天災ですから、政府は徹底的に助けます。具体例として、先月、アメリカのボーイング社を潰さないために出資プラス融資されたのが1.7兆円。1つの企業に対して、この金額です。こういう状況下での債券というのは非常に魅力的です。何といっても政府が「助ける」と表明しているわけですから。

④ヘッジファンドの活用

最後はヘッジファンドの活用で、この表のように、逆張り投資のファンドは相場が荒れている時に良くなるんです。

[④ヘッジファンドの活用]

リーマンショックの時の2008年、2009年を見ると、パフォーマンスが15%や20%。ITバブル崩壊時の1999年、2000年でも、13%とか18%。同時多発テロが起きた2001年9月の後も相場が崩れて14%と、2ケタ台で運用できました。こういった逆張りのファンドというのが、今年は非常に強いです。

不動産投資にもチャンスがある

つけ加えて、実は不動産関係も投資チャンスが増えると思います。

先日、いつも懇意にしている不動産会社の方に区分マンションの提案をしてもらったところ、お客様への提案内容が以前より圧倒的に好条件でした。価格でいうと、去年の提案から15%ほど安くなっている印象でした。

その不動産会社の方によると、不動産でさえ早く売ってキャッシュを確保したいという方向に向かっているようです。これは大きなチャンスだと思います。今後の状況次第では、15%どころの話ではなくなってくるかもしれません。

最後に、これから円高に進むかどうかですが、リーマンショックの時は70円台まで円高が起こりました。

[米ドル/円(2019年4月~2020年3月)、米ドル/円(1998年~2019年)]

<米ドル/円>
コロナショック:2020/2/21 1ドル112円 – 2020/3/9 1ドル101円 = 深度▲9.8%
リーマンショック:2007/6/22 1ドル124円 – 2011/10/31 1ドル75円 = 円高率▲39%

[米ドル/円(1998年~2019年)]

<米ドル/円>
2011年10月31日 75円 – 2月21日 112円 = ドル高率48.5%

しかし、今回はそこまで円高に傾くことはないのではないでしょうか。今年1月にアメリカとイランの間で戦争になるのではないかという話がありましたが、その時に動いたのは1日にたった50銭ほどでしたね。

[経過年数別損益分岐点為替(米ドル)]

また仮に円高にいったとしても、この図のように、5%の債券を運用していけば、徐々に為替の損益分岐点というのは切り下がっていくんです。今が110円だとして、10年後に67円よりも円安だったら利益が出ていることになるんですね。そこまで円高になることは、まずないでしょう。

ここで何が言いたいのかというと、外貨リスクをとるのなら、ある程度の期間運用して、高い利回りで運用していった方がよい、ということです。そして、その高い利回りの運用が、今なら無理なくできる状態ですから、この点でも「今がチャンス」だと考えます。

以上が、今回のセミナー内容です。お読みいただき、ありがとうございました。

本記事の著者

世古口俊介
世古口俊介 代表取締役
プロフィール
2005年4月に日興コーディアル証券(現・SMBC日興証券)に新卒で入社し、プライベート・バンキング本部にて富裕層向けの証券営業に従事。その後、三菱UFJメリルリンチPB証券(現・三菱UFJモルガンスタンレーPB証券)を経て2009年8月、クレディ・スイスのプライベートバンキング本部の立ち上げに参画し、同社の成長に貢献。同社同部門のプライベートバンカーとして、最年少でヴァイス・プレジデントに昇格、2016年5月に退職。2016年10月に株式会社ウェルス・パートナーを設立し、代表に就任。超富裕層のコンサルティングを行い1人での最高預かり残高は400億円。書籍出版や各種メディアへの寄稿、登録者3万人超のYouTubeチャンネル「世古口俊介の資産運用アカデミー」での情報発信を通じて日本人の資産形成に貢献。医師向けサイトm3.comのDoctors LIFESTYLEマネー部門の連載ランキング人気1位。
当社での役割
超富裕層顧客の資産配分と税務の最適化提案。
特に上場会社創業者の複雑な相続対策や優良未上場企業の組織再編に注力。
同社の代表として書籍の出版や日本経済新聞、週刊東洋経済、ZUUonlineなど各種メディアへの寄稿、投資教育普及のために子供向けの投資ワークショップなどを開催。

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