はじめに
皆さん、こんにちは。株式会社ウェルス・パートナー代表の世古口です。
今回のテーマは、「IFA代表である世古口の資産12億円の保有資産配分・投資対象を大公開します!」です。
今回は、2026年7月時点における私自身の資産の全体像、資産配分、そして具体的な投資対象のすべてを公開します。資産運用のプロである私自身のリアルな資産配分や投資判断の考え方を通して、皆様の資産形成や運用の参考にしていただければ幸いです。
本記事の内容は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の推奨や投資成果を保証するものではありません。実際の投資判断にあたっては、ご自身の資産状況やリスク許容度を踏まえた慎重な検討が必要です。
世古口の資産配分(2026年7月時点)
具体的に保有資産の配分を見ていく前に、前提となる私自身の情報と「そもそも何のために資産運用を行っているのか」という運用目標についてお伝えします。こちらの資産配分シートをご覧ください。

本人情報
43歳の男性で、家族構成は配偶者、長男、次男の4人家族です。職業は未上場企業のオーナー経営者で、年収(確定申告ベース)は役員報酬を中心に2,700万円(※投資による収入を含まない個人ベースの収入)あります。
運用目標
私自身の資産運用における最も大きな目標は、「仮に私自身が万が一急死することがあっても、残された家族が困らない仕組みをあらかじめ構築しておくこと」です。
会社経営者である以上、万が一のことがあれば会社からの役員報酬等の収入が途絶える可能性が高くなります。また、純資産で8億円、総資産で12億円規模の資産を急に家族が相続したとしても、運用のノウハウがなければどう扱ってよいか混乱してしまうことが予想されます。
そのため、自分に不測の事態が生じても家族が不自由なく生活できる基盤をあらかじめ整えておくことが、私の資産運用の第一目的となっています。
運用目標を達成するための4つのポイント
上記の目標を達成するために日頃から実践しているのは主に4つです。
ポイント1)金融資産・実物資産含めた資産全体の配分の最適化
資産を金融資産だけに偏らせたり、あるいは実物資産だけに偏らせたりすると、ポートフォリオ全体に歪みが生じます。金融資産・実物資産それぞれの強みを最大限に享受できるよう、全体のバランス(配分)を常に最適化することを強く意識しています。
ポイント2)リスク分散と守りを重視した堅実な資産運用
こちらは資産運用における私自身のポリシーです。金融業界で20年の経験を持つ経営者として、個人としてはリスクを取った投資を行うノウハウもあります。しかし、「万が一の際に家族へスムーズに継承する」という観点に立つと、高リスクな運用は適切ではありません。
そのため、いつ家族が引き継ぐことになっても問題がないよう、リスク分散と守りに重点を置いた堅実な運用を心がけています。また、本業で多忙を極めるなかで、「資産運用に囚われたくない」「日々の株価変動に一喜一憂したくない」という理由からも、中長期的な視点での安定運用を心掛けています。
ポイント3)安定したインカムゲイン収入の獲得
自身に万が一のことがあっても家族の生活費や収入が絶えないよう、現在受け取っている役員報酬の代わりとなるような「安定したインカムゲイン」が資産運用から発生する仕組みを作っています。
ポイント4)インフレ対策で資産と収入の物価連動性を向上
ここ5年程度、日本でも毎年2〜3%程度の物価上昇(インフレ)が続いており、インフレ対策が直近の課題となっています。インフレ環境下では、物価上昇に伴って資産価値や得られるインカムゲイン収入もしっかりと連動して上昇していくような仕組み作りが不可欠です。
【2026年7月最新】世古口の資産配分
以上の運用目標を達成するための具体的な資産配分の状況を「金融資産(左側)」と「実物資産(右側)」に分けて公開します。
金融資産の配分
- 現預金(円):5,600万円
- 株式(合計:1億1,200万円)
- 日本株式:3,800万円
- 先進国株式:5,900万円
- 新興国株式:1,500万円
- 債券(合計:4億2,500万円):株式の概ね4倍強の配分
- 日本債券:2,800万円
- 先進国債券:3億8,200万円
- 新興国債券:1,500万円
- 外国REIT:800万円
- オルタナティブ(ヘッジファンド・暗号資産等):5,200万円
堅実な運用に重点を置いているため、株式と債券の割合はこの程度になります。
実物資産の配分
- 国内不動産(投資用6物件):5億3,800万円(国内ローン:4億200万円)
- コモディティ金(ETF):1,300万円
- コモディティその他(太陽光設備・車両等):3,500万円
ポートフォリオ全体におけるバランスの分析
続いて、このポートフォリオ全体のバランスを客観的に分析・解説します。
借入比率
現在、総資産12億3,900万円から借入4億200万円を引いた純資産は8億3,700万円、借入比率は148%(約1.5倍)となっています。借入比率が200%を超えるとリスクの取りすぎが懸念されますが、150%前後であれば過度なリスクを避けつつ十分な投資効率を享受できる、非常に程よいレバレッジ水準であると考えています。
金融資産・実物資産の比率
金融資産が52.7%、実物資産が47.3%と、ほぼ半々の黄金バランスを維持しています。両者をバランスよく取り入れるという、私自身のポリシーを体現した配分です。
外貨比率
外貨比率が63.4%と、資産全体の6割強を占めています。通常は外貨50%・円50%をニュートラル(中立)な水準として推奨していますが、中長期的には円安・外貨高が進みやすいという個人的な見通しに基づき、意図的に外貨の割合をやや高めに設定しています。
株式・債券の比率
金融資産に占める株式の割合は17.2%、債券の割合は65.1%であり、おおむね「株1:債券4」の比率となっています。「守り」「堅実性」「安定したインカムゲイン収入の獲得」を重視した資産配分、中長期的な運用を目指しているため、このように債券の割合を大きくしています。
資産クラスごとの具体的な投資対象・通貨・投資金額
各資産クラスの中で具体的にどのような対象や通貨へ投資しているかを詳しく解説します。

◎金融資産の具体的内容
【現預金】(5,600万円相当)
- 主に日本の銀行預金および証券会社の預り金(円ベース)として保有。
【日本株式】(合計:3,800万円)
- インデックスファンド(1,700万円):日経平均株価などの主要指数に連動するファンド。
- ベンチャーキャピタル出資(2,100万円):未上場のスタートアップ企業へ投資するファンドにLP(有限責任組合員=個人投資家)として出資。過去に確定利益の分配を多く受けており、上記金額は現在残っている株式の時価評価額ベース。
【日本債券】(合計:2,800万円)
- 円建て個別社債(1,000万円):国内企業が発行する社債。
- 日本国債(1,000万円)
- 円建て終身保険(800万円):解約返戻金相当額。
【先進国株式】(合計:5,900万円)
- 米国ETF(3,000万円)
- ヘッジファンドW(米ドル建て:2,100万円):グローバル株式を対象とするヘッジファンド。
- ユーロ株ETF(米ドル建て:800万円):ヨーロッパの株式に投資する上場投資信託。
【新興国株式】(1,500万円)
- インデックスファンド(米ドル建て:1,500万円)
【先進国債券】(合計:約3億8,200万円 ※本ポートフォリオの中核)
- 米ドル建て個別債券(米ドル建て:3億6,000万円):多様な米ドル建て債券へ広く分散投資。
- 豪ドル建て個別債券(豪ドル建て:1,200万円)
- 米ドル建て終身保険(解約返戻金ベース:1,000万円)
【新興国債券】(合計:1,500万円)
- 南アフリカランド建て個別債券(800万円)
- メキシコペソ建て個別債券(700万円)
【外国REIT】(800万円)
- 米国REIT(米ドル建て:800万円):米国の不動産市場に投資するETF。
【オルタナティブ資産】(合計:5,200万円)
- ヘッジファンドA(ユーロ建て:2,200万円)
- ヘッジファンドB(米ドル建て:1,700万円)
- 暗号資産(1,300万円):ビットコインを中心とする暗号資産。
◎実物資産の具体的内容
【国内不動産】(合計:5億3,800万円/投資用6物件)
- 都内一棟RCマンション(東京都大田区):3億円
- 神奈川一棟木造アパート(横浜):1億3,000万円
- 都内区分マンション(赤坂):2,800万円
- 都内区分マンション(三田):2,900万円
- 都内区分マンション(白金):2,700万円
- 都内区分マンション(目黒):2,400万円
【国内ローン】(合計:4億200万円)
- 国内不動産担保ローン(3億8,200万円):大手銀行からの借入によるローン。
- 有価証券担保ローン(1,900万円):保有する米ドル建て債券等を担保にした借入。
- 太陽光設備ノンバンクローン(1,000万円)
【コモディティ金】(1,300万円)
- アクティブファンド(為替ヘッジあり:1,300万円):金自体の評価は米ドルベースだが、為替リスクを抑えるため円ベース・為替ヘッジ付きのファンドで保有。
【コモディティその他】(合計:3,500万円)
- 太陽光発電設備(千葉県):1,800万円
- 車両・絵画・ワイン等:1,700万円
ひとくちに同じ「資産クラス」といっても、商品カテゴリや通貨、経済効果は大きく異なります。同一の資産クラス内であっても、対象を適切に選定・分散することが極めて重要です。
まとめ
ポイント1)運用目標は「急死時に家族が困らない仕組みづくり」
私自身の資産運用において、最も重要視している最大の目標は「自分に万が一のことがあっても家族が困らない仕組み」をあらかじめ作っておくことです。資産運用には人それぞれ目標があり、それを達成するための資産配分や具体的な投資対象を決めていくという「運用の設計」が何よりも大切です。
ポイント2)運用目標を達成するための6つのキーワード
私自身の運用目標を達成するために集約される資産運用のキーワードは、以下の6点です。
- リスク分散:あらゆる事態に備えて、さまざまな資産に分散投資する
- バランス:金融と実物、外貨比率、借入比率、株式と債券の比率など、全体のバランスを理想の形に整える
- 安定性:短期的・日常的な値動きに捉われず、中長期的に安定した運用を目指す
- インカムゲイン:自身が不在となっても収入が途絶えないよう、利息や家賃等の収入が発生する仕組みを作る
- インフレ対策:物価上昇(+2〜3%程度)に対抗し、資産やインカムゲイン収入も連動して成長させる
- 相続対策:万が一の相続時に家族がスムーズに引き継げるよう、税負担等も考慮して運用する
これらに基づき、具体的な資産配分や投資対象を決めています。
ポイント3)先進国債券と国内不動産を中心に多様な資産へ分散投資
実際の資産配分の答えとして、私のポートフォリオの大半(7〜8割程度)は「先進国債券(4億円弱)」と「国内不動産(約5億円)」という2つの資産が中核をなしています。これらの中核資産でベースを固めたうえで、残りの2割程度をその他の多様な資産へ配分し、リスク分散を図っています。
ポイント4)同じ資産クラスの中でも必要に応じて投資対象を選別
一つの資産クラスの中でも、たとえば「オルタナティブ」は暗号資産や複数のヘッジファンド、「先進国株式」は米国株、欧州株など様々なカテゴリが存在します。単一の商品に決め打ちするのではなく、自身の考えや要望、必要性に応じて、同じ資産クラスの中でも具体的な投資対象を細かく選択・分散していくことが重要です。
本日は「資産運用のプロ世古口12億円の保有資産配分・投資対象を大公開します」という内容でお届けしました。
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