こんにちは。株式会社ウェルス・パートナー代表の世古口です。
今回の記事は富裕層がよく宿泊する3施設(NOT A HOTEL)、
- AOSHIMA
- NASU
- KITAKARUIZAWA
を比較したいと思います。
NOT A HOTEL3施設に宿泊しての感想や評価をまとめましたので、興味のある方はぜひ参考にしていただければと思います。
目次
NOT A HOTELとは?
AOSHIMA、NASU、KITAKARUIZAWA。
この3つの施設はNOT A HOTELです。よく宣伝されていますので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
NOT A HOTELとは、共有タイプの別荘のことです。
普通、別荘というとひとりの富裕層の方が所有するというイメージがあると思います。NOT A HOTELはたとえば5億円の別荘であれば、富裕層1人あたり5,000万円ずつ出して、複数人で共有するわけです。運営についてはどこかのホテルなどに任せるという仕組みになっています。
別荘は普段使いませんから、複数人で共有することで、タイムシェアと言いますか、効率よく別荘を共有・所有しようというのがこのNOT A HOTELです。
このNOT A HOTELは小口でもその別荘を所有していないと宿泊できません(私は所有していません)。ただ、たまたま『一休』という宿泊予約サイトで予約できるタイミングがあり、興味があったのでそのタイミングで3施設を予約して泊まってきました。
NOT A HOTEL「AOSHIMA」
まずご紹介するのは宮崎県宮崎市にあるAOSHIMAです。宮崎空港から車で15分くらいのところにあります。東京からだと飛行機で2時間くらい、そこからタクシーやレンタカーで15分といったところでしょうか。
私が宿泊した部屋はCHILLという部屋で、1ベッドルームにプールとサウナが付いた部屋になっています。部屋のイメージは写真のようになっています。
一番左上はリビングダイニングの写真です。リビングダイニングの窓ガラスは大きく、外のプールや海がよく見えます。ベッドルームからも海が見えます。
その下がプールです。結構広いプールで、泳ぎながら海が見えて綺麗でした。私が宿泊したのは5月でしたが、九州でしたので、少し寒いながら泳げました。このプールは季節によって温水プールになったりするのかなと思います。また、プールは浅いところも結構多く、子供も安心して遊ばせることができました。
真ん中の上の写真はベッドルームです。ベッドルームはシンプルですね。
その下の写真がお風呂。左側がお風呂で右側はサウナに入った後に入れる冷水です。サウナやお風呂からも海が見えます。
右上がレストランです。今回のプランでは朝と夕方の食事付でした。なので、朝も夜もこちらで食事をしたのですが、かなり景観が良く、開放感もあってとても良かったです。行ったのは5月でどちらも天候が良かったので、食事はテラスにしました。テラスも景観が良く、開放感があってとても良かったですね。小さな子供を連れての食事でしたが、子供は外で遊びながら食事でき、子連れにも良いのではないかと思います。
右下はサウナです。サウナも常備されていて、良い感じでした。
AOSHIMAの料金と評価
料金は大人2人で朝夕の食事付、2025年5月の週末で税込45.5万円でした。
評価は星5つが最高だとして、個人的には4.3くらいです。
良かったポイントはプールやレストランです。特にプールは海の近くで、こんなに海が近くて海の景観が楽しめるプールはNOT A HOTELの中でも少ないと思います。子供も楽しそうに遊んでいたので、凄く良かったです。
あとはレストラン。開放感があり景色も良く、テラス席もとても良かったです。
このあたりがAOSHIMAの個人的な感想かなと思います。
NOT A HOTEL「NASU」
こちらは栃木県の那須にあるNOT A HOTELです。
最寄りの駅は那須塩原駅で、そこから車で25分~30分くらいです。東京から那須塩原駅までは新幹線で1時間10分~20分くらいでしょうか。車だと東京から2時間~3時間で到着するイメージかなと思います。
部屋はCAVEで、ベッドルームが多いです。3ベッドルームでプールとサウナが付いています。
画像の左上がリビングダイニングと言いますか、料理をする部屋です。NOT A HOTEL「NASU」は部屋食になっていて、料理人がここで調理してくれて、写真のテーブルで食べます。
左下の写真は部屋から見える景色です。森と言いますか、木がたくさんあって、那須っぽい景色ではないでしょうか。自然豊かです。部屋自体が森の中にあるようなイメージですね。部屋の外の庭に焚き火ができるスペースなどもあり、マシュマロを焼いたりできます。
中央の上の写真がベッドルーム。同じようなベッドルームが3つある感じです。
中央の下がプールの写真になっています。AOSHIMAよりプールは小さめです。森や木々を見ながらプールを楽しめるようになっています。ただ、深さがあるので幼児向けではありませんでした。浮き輪を着けて泳げる子供であれば入れるかと思います。
右上の写真はサウナです。サウナも自然を見ながら入れるようになっており、いい感じでした。
右下の写真は料理です。メインディッシュの肉料理の写真になります。こういった料理をすべて部屋で料理人が作ってくれて食べられるので、小さい子がいる我が家としてはとても便利で助かりました。
NASUの料金と評価
NASUの料金は2025年5月週末に大人ふたり朝夕食事付で税込50万円でした。
個人的な評価は星5中4.4です。
良かったところは第一に自然です。5月の週末に行ったのですが、カブトムシやクワガタなどの虫がいて、プールなどにクワガタが落ちていたので、拾ってあげて、子供と部屋でちょっと遊んだりしました。自然を満喫するのなら凄く良いところでした。夏に行くとさらに自然を満喫できるのかなと思いました。自然好きな方には良いのではないかと思います。
あとは水風呂が良かったなと思います。サウナ付の水風呂が洞窟のような雰囲気の良いところにあって、ゆっくりできました。そこが凄く良かったですね。サウナ好きの方にとって水風呂は重要だと思いますので、そういった方にとっては良いのではないかと思います。
部屋食も良かったです。美味しかったですし、こういった一棟貸しのホテルのようなところで、部屋でシェフが作ってくれるところはなかなかありません。これも良かったところかなと思います。
個人的にはAOSHIMAよりNASUの方が評価はちょっと上です。
NOT A HOTEL「KITAKARUIZAWA」
次にご紹介するのはKITAKARUIZAWAです。
こちらは群馬県我妻郡嬬恋村(つまごいむら)にあります。
軽井沢駅から車で40分くらいです。東京から軽井沢駅まで1時間くらいなので、東京から直で行くと2時間~3時間くらいでしょうか。都心から行きやすい立地です。
私が宿泊したのはIRORI-2というタイプで、2ベッドルームサウナ付になっています。ここにはプールは付いていません。
写真の左上は外観です。ほぼガラス張りのようになっています。凄く開放感があって好きでした。外の雪景色が丸見えという感じになっています。
ガラス張りだと気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、ここの場合は近くに同じような施設はなかったので、特に気になりませんでした。なお、近くにドッグランがあるようでしたので、犬を飼っている方は見に行っても楽しいかもしれません。
部屋のイメージは左下の写真です。名前通り大きな囲炉裏があったり、大きなテーブルがあったりします。冬場だと大きな囲炉裏で暖がとれるようです。部屋は天井高めで、これまた開放感があります。
ベッドルームは真ん中の上の写真です。このようなベッドルームが2部屋あります。
ベッドルームもガラス張りで、外の雪や森の景観がよく見えます。とても綺麗です。
下の写真はお風呂です。左側はお風呂で、中心になっているのがサウナ。右側手前はサウナの水風呂です。サウナや水風呂のあたりは外と繋がっていますので、雪を見ながら楽しめます。冬場だったので水風呂はちょっと冷たすぎて入れなかったのですが、雪の降る外でクールダウンしてまたサウナに入るという繰り返しが凄く良かったです。
お風呂は部屋風呂もありますが、サウナの側にも温泉が付いています。温泉も開放的な造りになっており(ほぼ外)、雪景色がよく見えます。寒かったら閉めて入ることもできます。
右側の写真は食事です。
食事はレストランで食べるのですが、これがとても良かったです。写真のような串を焼いて出してくれたり、茄子とか周辺で収穫できる食材をたくさん使ってくれたりと、凄く美味しい食事でした。3つのNOT A HOTELの中で食事が一番良かったのはここではないかと感じました。
KITAKARUIZAWAの料金と評価
NOT A HOTEL「KITAKARUIZAWA」の料金は大人2名で朝夕食事付、2025年2月の週末で税込64万円でした。
総合評価は星5中4.6で、今回宿泊した中で一番高くなっています。
良かったポイントは雪景色です。ガラス張りでこんなにずっと雪景色を眺められる機会はあまりありません。子供も凄く興奮していました。
サウナも良く、サウナに入って雪でクールダウンというのが個人的にとても良かったです。こういった体験はあまりできませんので、そこも好きでした。
あとは食事です。
食事は和食で炭を積極的に使った食事で、凄く美味しく感じました。3つのNOT A HOTELの中で一番食事が好きだったのが、このKITAKARUIZAWAです。
食事やサウナなど凄く良いと感じたポイントから、総合評価4.6と一番高くしました。
富裕層が泊まるNOT A HOTEL3施設比較|まとめ
今回は富裕層が泊まるNOT A HOTEL3施設を比較しました。
全体的に良かったなと思いましたので、ご興味のある方は宿泊してみてはいかがでしょう。
今(2025年7月13日)見たら『一休』で予約できなくなっていました。もしかしたら現在は小口で所有しないと宿泊できないのかもしれません。
私の知り合いでもNOT A HOTELを所有している人は多いので、富裕層の方でも全体的に満足できる施設の可能性が高いと思います。ご興味がありましたら、ぜひ調べていただければと思います。
▼今回の内容はYouTubeでもご覧いただけます

株式会社ウェルス・パートナー
代表取締役 世古口 俊介
2005年4月に日興コーディアル証券(現・SMBC日興証券)に新卒で入社し、プライベート・バンキング本部にて富裕層向けの証券営業に従事。その後、三菱UFJメリルリンチPB証券(現・三菱UFJモルガンスタンレーPB証券)を経て2009年8月、クレディ・スイスのプライベートバンキング本部の立ち上げに参画し、同社の成長に貢献。同社同部門のプライベートバンカーとして、最年少でヴァイス・プレジデントに昇格、2016年5月に退職。
2016年10月に株式会社ウェルス・パートナーを設立し、代表に就任。超富裕層のコンサルティングを行い1人での最高預かり残高は400億円。書籍出版や各種メディアへの寄稿、登録者1万人超のYouTubeチャンネル「世古口俊介の資産運用アカデミー」での情報発信を通じて日本人の資産形成に貢献。医師向けサイトm3.comのDoctors LIFESTYLEマネー部門の連載ランキング人気1位。
メディア掲載情報:「m3.com」「ZUU online」「MONEY zine」「マネー現代」でコラムを連載中