医師が億の資産を築くための資産形成法とは?

はじめに

医師と聞くと、収入が沢山あり、老後も悠々自適に生活できそうなイメージがあるかもしれません。

しかし、医師は独自の資産に関する悩みを持っています。

収入が高い理由から社会保険料などの税金コストがかかり、お子様の教育費が高くなってしまう、転職を繰り返すことで退職金が少ないなど、このような課題があることで資産形成が全く進んでいないとご相談をいただくことが多いです。

今回は医師に限定し実例を取り入れながらお話をしていきます。

医師の資産形成の実態

医師の資産形成の実態についてみていきたいと思います。

将来持ちたい資産「1億円以上」が約7割

1つ目は医師が将来的に持ちたい総資産額として1億円以上という回答が約7割でした。

今回、記事のタイトルでもある「億の資産を築く」はこちらの結果からいただいております。

希望資産額の半分も保有してない医師が約7割

一方で、2つ目は将来的に持ちたい総資産額の半分も保有していない医師が7割という結果も出ております。そのため1億円の半分、資産5000万円未満しか資産形成ができていない医師が多いということがわかります。

資産に占める現預金の割合が6割後半

3つ目は、全体の資産に占める現預金の割合が6割後半と、資産の大半が現預金になっていることがわかります。
また、日本人の金融資産に占める現預金の割合は5割後半に対して、医師はそれよりも数10%くらい高いという結果もわかりました。

将来の収入に不安を感じている医師が約6割

最後4つ目は、将来の収入に不安を感じている医師が非常に多いということです。
日本の医療制度、お勤め先の医療法人の状況が起因しているのではないかと思われます。

総じて言えることは、資産を有効活用できていないことによって資産も増やすことができず、希望の資産額に達していない医師が多いことがわかります。

資産形成するための4つのポイント

記事のタイトルの通り、「億の資産を築く」には4つのポイントを押さえていくことが大切です。

たくさんある収入から株式に積立投資がおすすめ

医師は平均年収が高いということには変わりありませんが、お忙しい方も多いので自分で銘柄を探して、四季報を読んで、投資をするということは難しいことです。そんな方におすすめなのが積立投資です。

毎月入ってくる収入から支出を引いて、残りの余剰資金に対して7〜8割を投資に回すことがいいと思います。

医師の1ヶ月の平均貯蓄額は15万〜数十万円程度なので、そのぐらい貯蓄と投資をしていくのはいいと思います。

信用力を最大限活かして不動産投資がおすすめ

2つ目は医師という信用力です。

収入の高さやリスク許容度を考慮するとある程度借入をして投資をすることは有効なのではないかなと思います。

ただ、陥りがちなのが新築不動産に沢山借入をして投資をし、途中キャッシュフローが悪くなってしまい、自分の給料から持ち出しになってしまうパターンがありますので良い物件をきちんと見つけて投資をしましょう。

もちろん、借入をするのが嫌という方は無理してする必要はありません。

まとまった資産が増えてきたら債券投資がおすすめ

上記2つのことをしていくと、資産は増えていくと予想されます。
積立投資は、経済が順調に成長していけば株価の価値は上がり、不動産投資は借金を減らしてくれるので純資産が増えていくと考えられます。

まとまった資産が増えてきたら、安定的な金融資産の債券に投資をするのが良いかと思います。

債券投資は1000〜2000万円で投資をして、そこから5〜6%の利金を得るという仕組みです。これを将来1億円で投資をした場合、毎年5%であれば500万円が自動的に利金として得られます。安定した老後の生活が送れるのではないかと思います。

プライベートカンパニー(資産管理会社)を活用

最後に、税金対策としてプライベートカンパニー(資産管理会社)の活用です。

医療行為というものは基本的に個人にしか帰属しないため、個人としての収入が高く税率も上がります。

そのため、プライベートカンパニー(資産管理会社)の活用は有効なケースかなと思います。

医療行為ではなく、セミナーの講演や本の出版、不動産投資など収入の利益をプライベートカンパニー(資産管理会社)に帰属させることで、経費との相殺や奥様に給料を出すことなど税金対策をしていく必要があります。

まとめ

医師が億の資産を築くための方法についておさらいしたいと思います。

たくさんある収入から株式に積立投資がおすすめ
信用力を最大限活かして不動産投資がおすすめ
まとまった資産が増えてきたら債券投資がおすすめ
プライベートカンパニー(資産管理会社)を活用

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