目次
はじめに
Twitterなどで「お年玉企画」と称して100万円を配って以降、定期的にお金を配っている前ZOZO社長の前澤友作氏。
現在は前澤氏を真似てTwitterなどでRT(リツイート)やフォローを条件にお金を配る人が相次いでいます。
前澤氏については、配った額は2年間で24億円に上るのだとか。
ニュース媒体などでも話題になるお金配り。
なぜ前澤氏をはじめとした「お金を配る人たち」は私財を投げ打ってお金配りをしているのでしょう。
お金配りの意図は何でしょうか。
この記事では、前澤氏をはじめとしたお金配りの人たちはなぜお金配りをするのかの意図をご紹介します。
なぜSNSでお金を配るのか?
そもそもなぜ前澤氏などのお金配りの人たちはSNSでお金を配るのでしょうか。
お金配りには税金問題やリスクなども指摘されていますが、前澤氏をはじめとしたお金を配る人たちのお金配りは、終わる気配がありません。
SNSでお金を配ってどのようなメリットがあるのでしょう。
SNSでのお金配りには3つのメリットがあるといわれています。
実際に前澤氏もインタビューや動画で答えているポイントです。
自分や自分のビジネスの宣伝になる
お金配りをすることでメディアや個人が自分にどんどん注目してくれるわけですから、宣伝効果のメリットがあります。
たとえば特定のビジネスを展開している場合、そのビジネスに興味のある人が基本的なターゲットになるはずです。
しかしお金配りをすれば「お金が欲しい」という人や、賑やかなことに興味がある人など、多くの関心を集めることができます。
SNSのフォロワーを増やせる
SNSでビジネスなどの宣伝活動をおこなう場合に問題になるのがフォロワー数です。
フォロワー数が多ければツイートなどが拡散されやすくなり、純粋に呟きを見てくれる人も多くなります。
フォロワー数を増やすことは企業や個人事業主がSNSで宣伝活動をおこなう上で重要なことではないでしょうか。
お金配りの条件をフォローやRTにすれば、自然とフォロワーが増える仕組みです。
人の「困っている」が見つかる
なぜお金が欲しいのか、お金配りを通して再発見があります。
この意図については次の見出しでより具体的に説明します。
お金配りを通した「困っている」がビジネスのきっかけになる
前澤氏がお金を配るときは多数の人のツイートが寄せられます。
ツイートには「なぜその人が困っているのか」「なぜお金が欲しいのか」が集約されているため、新しいビジネスのヒントになると前澤氏は語っているのです。
たとえば、前澤氏が例として挙げているのは「養育費をもらえない」「養育費で困っている」という声が非常に多かったという点です。
前澤氏はお金配りを通して知った養育費に対する声を新たなビジネスとして取り上げ、すでに会社を設立しています。
SNSでのお金配りを通して新しいビジネスのヒントを得て、宣伝効果や知名度を上げる。
実際に前澤氏のTwitterフォロワー数は日本1位になっているわけですから、宣伝効果や知名度の面では成功しているといえるかもしれません。
小さな一歩の「養育費あんしん受け取りサービス」
前澤氏がお金配りを通して実際に設立した会社が「株式会社 小さな一歩」です。
同社は養育費あんしん受け取りサービスを提供しており、サービス内容は養育費を保証するというものになっています。
養育費のうち一定の割合を手数料(保証料)として受け取る仕組みになっています。
SNSのお金配りで聞いたリアルな声から生まれた会社とサービスです。
まとめ
SNSのお金配りにはリスクや税金の問題点なども指摘されていますが、宣伝や知名度、ビジネスヒントという点では有用です。
知名度アップや宣伝効果、注目度アップ、ビジネスヒントの収集などのいろいろな目的のためにお金を配るという意図があります。
前澤氏などはお金配りを通してすでに会社を設立しており、フォロワー数も日本1位になっていることから、お金配りの効果はある程度あったといえるのではないでしょうか。
お金配りはニュース媒体でもよく取り上げられます。
ビジネス面を考える上でも注目したいニュースではないでしょうか。