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はじめに
今まで病気や入院、がんになった経験がない方は、毎月支払う保険料がもったいないなと感じているのではないでしょうか。
医療・がん保険の中には、貯蓄型の商品も複数あります。
販売されている商品数は、そう多くないですが、健康に自信がある方は、貯蓄型についても知り、加入を検討してみても良いのではないでしょうか。
そこで今回は「貯蓄型医療・がん保険」のメリット・デメリットについて紹介します。
貯蓄型の医療保険も販売されている
保険商品は、第1分野の生命保険、第2分野の損害保険、そしてどちらに属すとも属さないとも言える第3分野の医療・がん・介護保険の3種類があります。
このうち、第1分野の生命保険では、支払った保険料以上の解約返戻金や満期返戻金が受け取れる所謂「貯蓄型」がもっとも定番です。
もちろん、生命保険の中には掛け捨て型の商品もありますが、貯蓄型保険=生命保険という認識を持っている方が多いのではないでしょうか。
一方で、第3分野の医療・がん保険は、ほとんどの商品が掛け捨て型です。
安い保険料で分厚い保障を受けられる掛け捨て型ですが、生命保険同様に貯蓄できれば良いなと思ったことがある方もいるのではないでしょうか。
現在では、貯蓄型の第3分野保険も販売されています。健康に自信があるが、もしもの備えをしておきたいと考える方にはとてもおすすめです。
貯蓄型のメリット
貯蓄型第3分野保険のメリットについて見ていきましょう。
・貯蓄と保障を兼ね備えている
貯蓄型医療・がん保険の最大のメリットは、貯蓄と保障を兼ね備えている点です。
これは、生命保険も同様ですが、もしもの備えをしつつ、将来の蓄えをできるのは、とても良いですね。
今まで生きてきて、がんはもちろんのこと入院をしたこともない。という健康自慢の方も、突然の事故で入院してしまう可能性もあります。
がんが発症してしまう可能性も否めません。いくら自分で防ごうと努力をしていても防げない病気や怪我はたくさんあります。
・保障は一生涯
医療・がん保険のほとんどは、保障が一生涯続きます。
今は健康でも、年を重ねるごとに体の衰えを感じる方もいるのではないでしょうか。
健康なうちから加入しておけば、安い保険料で一生涯保障は続きます。
・保険料は変わらない
先程、保障は一生涯続くと紹介しましたが、保険料も一生涯変わりません。
つまり、健康なうちから保険へ加入しておけば、老後も安い保険料で手厚い保障が受けられます。
ただし、積み立てた保険料は、一定年齢になれば健康還付給付金として払い戻されます。
健康還付給付金を受け取ったあとは、自動的に掛け捨てになってしまう点だけ注意しておきましょう。
貯蓄型のデメリット
貯蓄型第3分野保険のデメリットについて見ていきましょう。
・保険料が高い
掛け捨て型の保険に比べて、貯蓄型は保険料が高めに設定されています。
貯蓄型は、魅力が多い商品ですが、保険貧乏にならないように、保険料や自分の収入に見合った保険へ加入しましょう。
・使用した分は相殺される
貯蓄型は、一定年齢に到達した時点で健康還付給付金が支給されると紹介しました。
しかし、健康還付給付金を受け取る前に、保険金支払い事由が発生した場合には、健康還付給付金から相殺されてしまいます。
健康還付給付金を満額受け取るためには、いつまでも健康でいなければいけません。
もしも健康に自信がないのであれば、掛け捨て型に加入しておいたほうが良いかもしれません。
まとめ
今回、貯蓄型の第3分野保険について紹介しました。
貯蓄型と掛け捨て型とどちらが良いかは一概に言えません。
貯蓄型に加入し、高い保険料を支払い続けて健康還付給付金以上の保険金をもらってしまえば、貯蓄額は0になります。
つまり、高額な保険金支払い事由が発生するようであれば、掛け捨て型に加入しておいたほうが良いかもしれません。
反対に、安い保険料であっても、とくに病気や入院をすることなく一生を終えられれば、貯蓄型にしておけば良かったと思うことでしょう。
未来のことは誰にもわかりませんが、自分の健康状態を考えつつ、どちらに加入するか考えてみれば良いかと思います。