2020
08/14
最終更新日:2020/08/07
経済・マーケット

はじめに

「グローバル化が進んでいる」このような言葉を見聞きする機会が増えたように感じます。

グローバル化という言葉を聞いたことがある方も、グローバル化の意味をご存知でしょうか?
また、グローバル化が進むことで与える日本経済への影響や、メリットデメリットを考えたことがあるでしょうか。

今回は、グローバル化について詳しくお伝えしていこうと思います。

グローバル化とは

グローバル化を文部科学省では、下記のように定義しています。

【「グローバル化」とは、情報通信技術の進展、交通手段の発達による移動の容易化、市場の国際的な開放等により、人、物材、情報の国際的移動が活性化して、様々な分野で「国境」の意義があいまいになるとともに、各国が相互に依存し、他国や国際社会の動向を無視できなくなっている現象ととらえることができる。】
引用元:文部科学省

つまり、さまざまな分野で国や地域といった隔たりがなくなることを一般的に、グローバル化と言います。

グローバル化と言っても、企業のグローバル化や、人材のグローバル化、文化のグローバル化などさまざまな意味で使用されています。

最近よく耳にする機会が多い「グローバル化が進んでいる」という言葉は、簡単に言えば国境を越えた取り組みが活発になっていると捉えられるでしょう。

例えば、建設業界など多くの業界では、外国人労働者の受け入れを行っていますが、これを“人材のグローバル化”と呼べます。

企業が他国に進出したり、他国の企業から協力を受けたりすることを“企業のグローバル化”といえますよね。こういった現象をグローバル化と呼びます。

グローバル化が日本経済に与える影響

グローバル化が進むことで、日本経済へは多大な影響を与えます。

グローバル化が進むということは、国境を越えた国際取引が容易になること。貿易を通じたサービスや商品、海外への投資が増すことを意味するとも捉えられます。

つまり、グローバル化が進めば、日本のサービスや商品の質が向上し、海外の良いところを取り入れていくことでしょう。結果として、購買意欲が増し経済が活発になります。

グローバル化のメリット・デメリット

グローバル化が進むことで日本へ与える影響は、メリットばかりではありません。
雇用問題や文化的な問題などデメリットもあります。グローバル化が進むことで発生するメリットデメリットについて見ていきましょう。

3-1 メリット

グローバル化によって得られるメリットは、主に2つ、生産性の向上と経済問題の解決です。

例えば、企業がグローバル化を目指し、国際的な取り組みを積極的に行えば、技術や知識、人材などさまざまな分野での活躍が見込めます。

また、他国企業との国際的なつながりを持つことで、生産性向上につながることでしょう。

そして、国際的な経済問題は、一国で解決できる問題ではありません。国際的に協力し合い、取り組みを行うことで解決へ向かいます。

経済の活性化や経済問題の解決は、グローバル化の1番のメリットであると言えます。

3-2 デメリット

グローバル化によって生じるデメリットは、雇用の損失、文化の違いの2点です。

企業の海外進出が進めば、日本での雇用機会が減ってしまいます。他国で現地の人を雇えば、賃金を抑えられることも要因のひとつです。結果として、失業率の増加を招きかねません。

そして、文化の違いも問題視しなければいけません。
文化と一言で言っても、食文化や建築・美術・学問などさまざまな“文化”が存在します。

文化はその国々に根強く浸透しているため、受け入れざるを得ません。
他国の文化に驚くこともあるでしょう。もちろん日本の文化を受け入れられない方もいるかもしれません。

グローバル化が進むということは、さまざまな国と地域の人達がつながりを持つことでもあります。お互いに理解し合うことも大切ではないでしょうか。

まとめ

今回は、グローバル化とは?についてお伝えしてきました。

グローバル化とは、広義で国境や地域といった隔たりがなく、国や国際社会の動向を無視できなくなっている現象ということでした。

グローバル化が進む現在、日本のみならず他国の動向についても着目しておいたほうが良いでしょう。

本記事の著者

世古口俊介
世古口俊介 代表取締役
プロフィール
2005年4月に日興コーディアル証券(現・SMBC日興証券)に新卒で入社し、プライベート・バンキング本部にて富裕層向けの証券営業に従事。その後、三菱UFJメリルリンチPB証券(現・三菱UFJモルガンスタンレーPB証券)を経て2009年8月、クレディ・スイスのプライベートバンキング本部の立ち上げに参画し、同社の成長に貢献。同社同部門のプライベートバンカーとして、最年少でヴァイス・プレジデントに昇格、2016年5月に退職。2016年10月に株式会社ウェルス・パートナーを設立し、代表に就任。超富裕層のコンサルティングを行い1人での最高預かり残高は400億円。書籍出版や各種メディアへの寄稿、登録者3万人超のYouTubeチャンネル「世古口俊介の資産運用アカデミー」での情報発信を通じて日本人の資産形成に貢献。医師向けサイトm3.comのDoctors LIFESTYLEマネー部門の連載ランキング人気1位。
当社での役割
超富裕層顧客の資産配分と税務の最適化提案。
特に上場会社創業者の複雑な相続対策や優良未上場企業の組織再編に注力。
同社の代表として書籍の出版や日本経済新聞、週刊東洋経済、ZUUonlineなど各種メディアへの寄稿、投資教育普及のために子供向けの投資ワークショップなどを開催。

<ご注意事項>

  • 当社の所属金融商品取引業者等は株式会社SBI証券、東海東京証券株式会社、エアーズシー証券株式会社です。
  • 当社は所属金融商品取引業者等の代理権は有しません。
  • 当社はいかなる名目によるかを問わず、その行う金融商品仲介業に関して、お客様から金銭および有価証券のお預かりを行いません。
  • 各商品等へのご投資には、商品毎に所定の手数料や必要経費等をご負担いただく場合があります。また、各商品等は価格の変動等により損失が生じるおそれがあります。各商品等への投資に際してご負担いただく手数料等及びリスクは商品毎に異なりますので、詳細につきましては、WEBサイトの当該商品等のページ、金融商品取引法等に係る表示又は契約締結前交付書面等をご確認ください。

[金融商品仲介業者]

商号等:株式会社ウェルス・パートナー

登録番号:関東財務局長(金仲)第810号

[所属金融商品取引業者]

商号等:株式会社SBI証券

金融商品取引業者 登録番号:関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者

加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本STO協会、日本商品先物取引協会

商号等:東海東京証券株式会社

金融商品取引業者 登録番号:東海財務局長(金商)第140号

加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人日本STO協会

商号等:エアーズシー証券株式会社

金融商品取引業者 登録番号:関東財務局長(金商)第33号

加入協会:日本証券業協会

ご相談はこちらから
お名前*
お名前カナ*
メールアドレス*
電話番号*
第一希望日*
ご希望のお時間*
第二希望日*
ご希望のお時間*
面談場所*
ご相談を希望するアドバイザー
当日は代表の世古口が同席する場合がございます。
大まかな保有資産額を教えてください。*
ご年収を教えてください
当社を知ったきっかけ*
ご相談内容
利用規約*
上記でご入力いただいた内容は、当社からの連絡や情報提供などに利用するためのもので、それ以外の目的では使用いたしません。
また、その情報は、当社以外の第三者が利用することはございません。(法令などにより開示を求められた場合を除きます)
詳しくは、個人情報規約をご覧ください。
https://wealth-partner-re.com/policy/