緑と光を楽しむ!セレブが癒される人気の庭園レストラン10選

富裕層の方々が非日常空間に癒される世界の絶景レストランは既にご紹介しましたが、今回は都会の一角に自然を取り入れ、緑と光を存分に楽しめる都会の中のカンパーニュ&オアシスなレストランをご紹介してまいります。庭園の中にあって自然と戯れることのできるレストランに焦点を当てています。

1.オーベルジュ・レストラン/アメリカ

アメリカで伝説のルート66の中間地点にあるフラッグスタッフから38kmの、セドナにある高級リゾートホテル内にあるレストランです。パワースポットのセドナの山々に囲まれ、オーククリーク沿いにある野外レストランにはリスや鴨も集まり、川のせせらぎに耳を傾けながら贅沢なピクニック気分で食事を楽しめます。

カリスマシェフ、デビッド・シュミット氏は地元のオーガニックな食材を使って、自然の素材を引き立たせるヘルシーな料理を提供しています。

2.プラザ・アテネ/フランス

オートクチュールの店が軒を連ねるパリ屈指の高級ブティック街モンテーニュ通りに、1913年開業したホテル「プラザ・アテネ」は、ホテルの最高格付けパラスに認定されており、王族を初めとする数々の著名人を顧客に持ち、マレーネ・ディートリッヒが晩年の30年間住んだホテルとしても知られています。

赤のサンルーフと緑のハーモニーが美しい中庭は、夏にはテラスレストラン「クール・ジャルダン」がお目見えし、コンチネンタルでコンテンポラリーな季節限定の料理を楽しめます。

3.ショーカフェ&ワインバー/カナダ

カナダのナイアガラの滝にほど近い観光地、ナイアガラ・オン・ザ・レイクの賑やかなクィーンストリートの中心にある、ヨーロピアンスタイルのカフェレストランです。円形の店を色とりどりの花々で包み込む、花好きには垂涎のレストランです。

創業は1996年で、地元ワインの専門家でソムリエでもあるジル・ハーパー女史が創始しただけあって、店には豊富なナイアガラワインを所蔵しています。フェミニンで優雅な屋外パティオで、お薦めワインを片手にカナダのチーズや自家製ハムなど、ナイアガラの地元料理を堪能できます。

4.ピーターシャム・ナーサリーズ/イギリス

ロンドン西郊外の高級住宅地リッチモンドにあるテムズ川沿いで1970年代から続く園芸店内に、2004年にイタリア人とオーストラリア人のカップルがオープンしたカフェレストランです。自然光が降り注ぐ温室のようなティーハウスで、庭で採れる野菜を使ったスローフードを楽しめるスローライフを実感するロハスな食事スポットです。

メルボルンの高級レストランでシェフをしていたグレッグ・マルフ氏は、高品質でトレンディな料理を提供し、ミシュランの1つ星を獲得しています。

5.ミモザガーデン~マンダリン・オリエンタル・ホテル/スペイン

バルセロナの観光地にも近いお洒落な高級ストリート、グラシア通りに位置する5つ星ホテル「マンダリン・オリエンタル」内にあるガーデンレストランです。文字通りミモザとラベンダーに囲まれた庭園レストランで、都会の中のオアシスを思わせる癒しのスポットとして人気があります。

イベント会場やガーデンパーティ用に貸切もしており、カタルーニャの香を感じる料理とドリンクでバルセロナの夏を体感できるスペースです。

6.カフェ・アントニア~ル・ブリストル/フランス

パリの高級ブティック街フォーブール・サントノレ通りにあるパレスホテル「ル・ブリストル」内の、本格的なフランス式中庭にあるテラスレストランです。庭の広さは1200㎡とパリのホテルでは最大面積を誇り、大晦日の年越しパーティでは庭で花火も打ち上げられます。

中庭レストランではカジュアルランチ&ディナーの他、アフタヌーンティーにも利用されていますが、フランスホテル界で最優秀賞に選ばれた「朝食」もこちらでいただけます。

7.モザイク・レストラン/インドネシア

バリ島のリゾート観光地ウブドの郊外にあるバリ島で最も有名な高級レストランです。豪華な美術館のような外観で、贅沢なインテリアの室内エリアも魅力ですが、お薦めは緑に囲まれたロマンチックなガーデンエリアです。

オーナーシェフ、クリス・サラン氏はパリで修業後、パリの一流店を経てウブドに自身の店を構えました。以来数々の賞を受賞し、ワインストックの質と量にも定評があり、ワイン部門での受賞歴も豊富です。バリとフレンチをフュージョンしたガストロミー料理に舌鼓みし、大人の時間を過ごすのに最適なレストランと言えるでしょう。

8.ジャルダン・デ・ルシー~ホテル・デ・ルシー/イタリア

ローマの中心ポポロ広場から50mという街中でありながら、緑豊かな静けさの中に佇む高級ホテル内にあるレストランです。1818年に建築家、ジュゼッペ・ヴァラディエール氏がボルゲーゼ公園を借景とした、9100㎡の見事な庭園ホテルを実現しました。

ロシアの名の通り、ホテルには作曲家ストラヴィンスキーやバレエダンサー、ロマノフ一族といったロシアの著名人もやってきましたが、この庭でパブロ・ピカソとジャン・コクトーがオレンジを拾って食べ、バレエ「パラード」の構想を練り上げたと言われています。そんな由緒ある庭園レストラン「ジャルダン・デ・ルシー」で、伝統的なローマ料理と各国のフュージョン料理を楽しんではいかがでしょう。

9.アナベルズ/イギリス


ロンドンの最高級住宅地メイフェアに佇む会員専用のプライベートクラブの中にある庭園レストランです。ジョン・アスピノールを中心とした貴族グループが、1963年に上流社会のためだけに門戸を開いてオープンしたクラブ、総床面積8000㎡弱という広大なスペースには、屋内のほか中庭の華麗な庭園レストランで食事を楽しめます。

シガーソムリエを配した有名なシガークラブもあるので、世界から集めたヴィンテージなシガーを片手に、庭園レストランでの食事後に一服するのも紳士の嗜みかもしれません。会員の紹介があれば誰でも入れるので、人脈の広い富裕層にはスノッブ心をくすぐるプレミアムな場所と言えるでしょう。

10.カメリア~マンダリン・オリエンタル・パリ/フランス

パリのシャンゼリゼ通りの裏にある1930年代の歴史的な建物を改装して、2011年に誕生したパレスホテル「マンダリン・オリエンタル・パリ」は、西洋と東洋の伝統が見事にフュージョンし、その一角にあるレストランは夏に庭園ダイニング「ラ・ターブル・デュ・ジャルダン」を開催しています。

庭園レストランでは、ミシュランの2つ星シェフ、ティエリー・マルクスを抱えるホテルの厨房で用意される、洗練されたフランス料理を朝・昼・晩と一日中楽しめます。

11.まとめ

自然の恵みを目・耳・鼻・肌だけでなく、舌をも含めた5感で楽しめるのが庭園レストランの魅力ではないでしょうか。目を楽しませてくれる風にゆらぐ花や、耳に心地よい川の流れや鳥の鳴き声をBGMにいただく食事は、身近な自然の恩恵を再発見し、明日のドラスティックな活力を与えてくれることでしょう。

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