コロナ禍で注目されるファクタリングと銀行融資の違いを5つのポイントで解説

はじめに

新型コロナに関連し飲食店などの倒産が相次いでいます。
現段階ですぐに倒産までいかなくても、資金繰りや経営のための資金調達が会社や個人事業主の課題になっています。

会社や個人事業主の資金調達にはいくつか方法がありますが、中でも最も知られている代表的な方法が銀行融資ではないでしょうか。
銀行融資の他に、資金調達の方法としてファクタリングも注目されています。

この記事では、銀行融資とファクタリングというふたつの資金調達方法を5つのポイントで比較します。

ファクタリングと銀行融資の5つの違い

ファクタリングと銀行融資は会社などの資金調達方法という点では同じですが、中身は異なっています。
注目されているファクタリングの理解を深めるため、そしてコロナ禍の資金調達について考えるため、ふたつの資金調達方法を5つのポイントで比較してみましょう。

違い①融資は返済が必要だがファクタリングは不要である

銀行融資はあくまで借金です。
融資してもらったからには、返済計画に沿って銀行にお金を返さなければいけません。
対してファクタリングは債権の資金化ですから、融資、要は借金のような返済は不要です。

2社間ファクタリングについては、取引先からの入金分をファクタリング会社に差し入れするのが基本的な手法になります。
しかし、あくまで入金分を渡せばいいので、融資のような継続的な返済はありません。

違い②融資は金利(利息)だがファクタリングは手数料である

融資を受けると、融資で借りた分だけ返済すればいいわけではありません。
金利(利息)分を足して返済しなければいけないのです。対してファクタリングでは、金利(利息)はありません。
ファクタリングを利用するときに、債権やファクタリングの種別、そのファクタリング会社の規定に応じた手数料を取られることになります。

違い③銀行融資とファクタリングでは審査で見られるポイントが違う

ファクタリングと銀行融資では、審査のときに見られるポイントが異なります。
銀行融資では、融資の申し入れをした会社などの返済能力がチェックポイントになるのです。
対してファクタリングでは、ファクタリングで資金化する債権が審査対象になります。
つまり、その債権の債務者(取引先)です。
ファクタリング会社は資金化した分を回収できなければ大変なので、申し込み者ではなく債権の信用度を確認します。

違い④ファクタリングと銀行融資では資金調達の速度が違う

銀行融資は決裁が下りて融資実行されるまで面談を重ね、月単位の時間がかかることも珍しくありません。
対してファクタリングの場合は、非常にスピーディです。
実際の資金調達までの時間はファクタリング会社やファクタリングの種類によっても異なりますが、早い会社の場合は即日ファクタリングにも対応しています。
資金調達までの時間では、ファクタリングに軍配が上がるという結果です。

違い⑤銀行融資とファクタリングでは債権の回収が異なる

銀行融資では融資を受けた側が売掛金などを回収して銀行に融資分を返済しなければいけません。
取引先が売掛金を払わず融資の返済が滞っても、銀行が代わりに回収してくれることはないのです。
ファクタリングの場合は、基本的に債権の回収義務はありません。
すでに債権を売却しているわけですから、ファクタリング会社が回収するなり損失をこうむるなり、マイナスになるだけです。
なお、ケースによっては償還請求権がついており、義務が生じることがあります。
契約書をよく確認する必要があります。

まとめ

コロナ禍により資金調達の重要性が高まり、迅速に資金調達できるファクタリングが注目されています。
ファクタリングと銀行融資は会社などにとって同じ資金調達方法ではありますが、比較すると各所が異なっていることがわかるはずです。
税理士などにアドバイスを受け、事情に合わせて使い分けることが重要ではないでしょうか。

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